朝の支度の時間、こんなことはありませんか。
・「靴下を履いてね」と声をかけたのに、おもちゃで遊び続けたまま。2回、3回と繰り返すうちに、つい声が大きくなってしまう。
・「着替えて、トイレに行って、歯みがきしてね」とまとめて伝えると、最初の1つだけやって手が止まってしまう。
・名前を呼んでも振り向かないのに、好きな動画の音にはすぐ反応する。「聞こえているのかな」と心配になる。
時間に追われる朝は、一日の中で最も余裕のない時間帯です。「どうして伝わらないのだろう」と悩むのは、決して珍しいことではありません。
実は、声かけへの反応には、「言うことを聞かない」「気づいていない」だけでは説明できない背景がある場合があります。
なぜ伝わりにくいのか ― 4つの方向から見てみます
声かけが届きにくい背景は、お子さんによって異なります。すべてが当てはまるわけではありません。
私たちは、体の動き、課題への取り組み方、ことばの理解、人との関わりという4つの方向から、その背景を探ります。
① 遊びから、別のことへ注意を切り替える難しさ
夢中になっている遊びから別のことに注意を移すのは、実は力のいることです。声は耳に入っていても、遊びに注意が強く向いているため、「自分に向けられた、今やるべきこと」として届きにくいことがあります。
② 一度に聞いて、覚えておける量
「着替えて、トイレに行って、歯みがき」と指示が3つ続くと、順番を頭の中に保っておくのが難しく、最初の1つで止まってしまうことがあります。ことばの意味は分かっていても、量や順序が負担になる場合があります。
③ 声が「自分への呼びかけ」として届きにくい
好きな動画の音には反応するのに、名前を呼んでも振り向かないとき、聞こえていないのではなく、興味のある音や映像に注意が引きつけられていることがあります。人の声かけに注意を向けることや、その意味を捉えることが、まだ難しい段階の場合もあります。
④ 体の動かし方の難しさ
「靴下を履く」は、バランスをとり、指先を使い、手順を考える複雑な動作です。やり方が難しいために取りかかれず、それが「聞いていない」ように見えることもあります。
これらは1つだけでなく、組み合わさっていることも多くあります。だからこそ、「何が一番の壁になっているのか」を見極めることが、関わり方を決める第一歩になります。
個別療育では、こんな関わりをしています
個別療育は1回40分です。お子さんの様子を見ながら、遊びや日用品を使った活動の中で「何が壁になっているか」を探り、関わり方を組み立てていきます。たとえば、朝の声かけが届きにくいお子さんには、次のような場面を用意することがあります。
① 遊びの途中で、次の活動へ移る
ブランコやトランポリンなどの遊具で遊ぶ時間の中に、「おしまい、次は○○」と切り替える場面をつくります。声だけ、絵カード、タイマーなど、どんな合図だと切り替えやすいかを見ています。
② 日用品で、指示の数を変えてみる
タオルやコップ、靴下など、ふだんの生活で使う物を使い、指示を「1つ」「2つ」「3つ」と変えていきます。何個までなら動けるか、声だけの場合と見本を見せた場合でどう違うかを確認します。
③ 遊びの中で、呼びかけへの反応を探る
近づく距離、声の大きさ、呼ぶタイミングを変えながら、どんな状況だと振り向きやすいかを見ています。
④ 体の動きの、つまずきを見つける
バランスが必要な遊具や、指先を使う小さな物品で遊びながら、靴下を履く動作に必要な力のうち、どこが難しいのかを見ています。
こうして見えてきた「このお子さんには、こう伝えると届きやすい」という情報を、ご家庭でも使えるように、療育後のフィードバックやお電話等でお伝えしています。
まずは体験で、お子さんの様子を見せてください
朝の声かけが届きにくい背景は、お子さんによって異なります。この記事だけでは、お子さんの場合はどうなのかまでは分かりません。
体験では、机上での活動と運動の様子を確認します。
・所要時間:30分
・費用:かかりません
・必要なもの:特にありません
・お申し込み:事業所へ直接お電話ください([06-6392-0399])
「診断はついていない」「相談するほどなのか分からない」という段階の方も、お気軽にご相談ください。
お子さんに合った伝え方を、一緒に見つけていきましょう。
・「靴下を履いてね」と声をかけたのに、おもちゃで遊び続けたまま。2回、3回と繰り返すうちに、つい声が大きくなってしまう。
・「着替えて、トイレに行って、歯みがきしてね」とまとめて伝えると、最初の1つだけやって手が止まってしまう。
・名前を呼んでも振り向かないのに、好きな動画の音にはすぐ反応する。「聞こえているのかな」と心配になる。
時間に追われる朝は、一日の中で最も余裕のない時間帯です。「どうして伝わらないのだろう」と悩むのは、決して珍しいことではありません。
実は、声かけへの反応には、「言うことを聞かない」「気づいていない」だけでは説明できない背景がある場合があります。
なぜ伝わりにくいのか ― 4つの方向から見てみます
声かけが届きにくい背景は、お子さんによって異なります。すべてが当てはまるわけではありません。
私たちは、体の動き、課題への取り組み方、ことばの理解、人との関わりという4つの方向から、その背景を探ります。
① 遊びから、別のことへ注意を切り替える難しさ
夢中になっている遊びから別のことに注意を移すのは、実は力のいることです。声は耳に入っていても、遊びに注意が強く向いているため、「自分に向けられた、今やるべきこと」として届きにくいことがあります。
② 一度に聞いて、覚えておける量
「着替えて、トイレに行って、歯みがき」と指示が3つ続くと、順番を頭の中に保っておくのが難しく、最初の1つで止まってしまうことがあります。ことばの意味は分かっていても、量や順序が負担になる場合があります。
③ 声が「自分への呼びかけ」として届きにくい
好きな動画の音には反応するのに、名前を呼んでも振り向かないとき、聞こえていないのではなく、興味のある音や映像に注意が引きつけられていることがあります。人の声かけに注意を向けることや、その意味を捉えることが、まだ難しい段階の場合もあります。
④ 体の動かし方の難しさ
「靴下を履く」は、バランスをとり、指先を使い、手順を考える複雑な動作です。やり方が難しいために取りかかれず、それが「聞いていない」ように見えることもあります。
これらは1つだけでなく、組み合わさっていることも多くあります。だからこそ、「何が一番の壁になっているのか」を見極めることが、関わり方を決める第一歩になります。
個別療育では、こんな関わりをしています
個別療育は1回40分です。お子さんの様子を見ながら、遊びや日用品を使った活動の中で「何が壁になっているか」を探り、関わり方を組み立てていきます。たとえば、朝の声かけが届きにくいお子さんには、次のような場面を用意することがあります。
① 遊びの途中で、次の活動へ移る
ブランコやトランポリンなどの遊具で遊ぶ時間の中に、「おしまい、次は○○」と切り替える場面をつくります。声だけ、絵カード、タイマーなど、どんな合図だと切り替えやすいかを見ています。
② 日用品で、指示の数を変えてみる
タオルやコップ、靴下など、ふだんの生活で使う物を使い、指示を「1つ」「2つ」「3つ」と変えていきます。何個までなら動けるか、声だけの場合と見本を見せた場合でどう違うかを確認します。
③ 遊びの中で、呼びかけへの反応を探る
近づく距離、声の大きさ、呼ぶタイミングを変えながら、どんな状況だと振り向きやすいかを見ています。
④ 体の動きの、つまずきを見つける
バランスが必要な遊具や、指先を使う小さな物品で遊びながら、靴下を履く動作に必要な力のうち、どこが難しいのかを見ています。
こうして見えてきた「このお子さんには、こう伝えると届きやすい」という情報を、ご家庭でも使えるように、療育後のフィードバックやお電話等でお伝えしています。
まずは体験で、お子さんの様子を見せてください
朝の声かけが届きにくい背景は、お子さんによって異なります。この記事だけでは、お子さんの場合はどうなのかまでは分かりません。
体験では、机上での活動と運動の様子を確認します。
・所要時間:30分
・費用:かかりません
・必要なもの:特にありません
・お申し込み:事業所へ直接お電話ください([06-6392-0399])
「診断はついていない」「相談するほどなのか分からない」という段階の方も、お気軽にご相談ください。
お子さんに合った伝え方を、一緒に見つけていきましょう。