本日の療育のお話第25回は「コンプリメントでよい行動が増える?」について書いていきます。
「コンプリメント」とは、一般的に言う「褒める」「称賛する」といった意味になります。
ただ意味としては「肯定的に支持する」といった表現の方が正しいかもしれません。
「~できるなんてすごいね」
「~してくれてうれしいよ」
「そんなことまでできるなんて」
「お父さんやお母さんの小さい時でもできなかったよ」
「コツはなんなの?」
「どうやったらできるの?教えて」
など関わりの中の言葉で増やしていくことによってより良い行動、適切な行動が増えていきます。
褒められて嫌な人は少ないですし、ほめられ方によりますが、多くの子どもにとってそれはとても嬉しいものです。
私たちも療育の中でたくさん使いますし、たくさんの成功事例を作れています。
純粋にほめて行動を強化していくだけでなく、やりたくないけどできるものは「どうやってやるんだったっけ?」と下手に出ると得意になって教えるように見本を見せてくれる子どもさんもいます。
このコンプリメントはタイミングも大切です。
すぐにほめるといい場合もあれば、ほめるタイミングも本人にとって影響を与えられるものであるかも大事ですね。
直接本人を褒めることが有効な場合もあれば、間接的に聞こえるように他者に話すことも効果的である場合もあります。
しかし一番大切なのが「ほめ方」になります。
お子さんによって言葉でどのように褒めるのが一番喜び、行動を促すのか?しっかり調査や分析してもよいでしょう。
アセスメントのようにしっかりと分析したい場合、データをとっても良いかもしれません。
また褒めることは言葉だけでなく、こそぐったり、抱っこしたり、高い高いをしてあげるような行動でも非常に効果がある場合があります。
お子さんに一番響く褒め方や肯定の仕方を知っているでしょうか?
それはよい行動を増やすために「無料」でできる非常に強力な方法になるかもしれません。
療育に通われていたら指導員に是非聞いてみて下さい。
参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
療育のお話第25回「コンプリメントでよい行動が増える?」
教室の毎日
25/03/14 17:34
