beeに通っているお子様の成長事例をご紹介させていただきます。
「個別のお部屋に入るのが嫌で、それまで集団で製作をしていた作品の粘土を小さくちぎっては飛ばして拒否していた年中のお子様」
【支援内容】
当事業所では、そこまで難しい課題をしたことはなかったのですが、「課題=難しい=やりたくない」というバイアスが出来上がっているように見受けました。失敗体験による傷つきが原因と思われました。
そこで、課題っぽくないものを題材に、集団の部屋と個別の部屋の垣根がなくなるように努めました。
また、個別の後には大好きな支援員と思う存分遊べる環境を用意しました。
課題は、確実にできるところから。もう少し頑張れそうに見えても、目先の課題をクリアするより、自尊心を取り戻すことから。
自尊心を取り戻せたら、きっともう少し難しいことにチャレンジしたくなるはず…
そんな思いで、今は少し遠回りだけど長い目で見ればきっと彼女の「幸せ」に近い道を歩んできました。
【支援経過】
写真は、ヒント一切なしで、動物パズルが完成した瞬間です。
動物パズルに取り組み出したきっかけは、「鏡写しで左右が逆になることが理解できない」というご相談でした。
プリントなどの「課題」をゴリゴリするよりも、カラフルでかつピースを動かしてみることのできるパズルなら…
ヒットしました。実はこのパズル、裏面にも絵があって裏返すと左右が逆になるんです。
それによって、今まではまらなかったピースがはまる(左右が逆になることが彼女にとって意味を持つ)瞬間が訪れたわけです。
興味を持ってしまえば、あとは自ら取り組んでくれます。ついにはヒントなしで、何通りものパズル完成を見せてくれました。
もしこの先再び自信がなくなっても、今日の成功体験をヒントに、これからもひとつずつ乗り越えていこうね♪
この記事を書いた人:つかもと
【児童発達支援】成長事例
教室の毎日
25/01/30 16:02
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