個別療育では、「一定時間椅子に座ること」や「最後まで相手の話を聞くこと」また、「会話の途中で話だしてしまう」など、集中する場面が難しいお子様に、今は何をする時なのかを知らせたり、理解することができる様に文字やイラストを使って視覚提示をし、先の見通しをもって課題に取り組んでいます。
【支援内容】
・お子様の気持ちや意思を尊重し、支援員と一緒に楽しい時間を過ごす中で信頼関係を築いていく
・音声や文字などの視覚で捉えられるよう「今日することリスト」を提示し、理解する力を伸ばし「できた!」という達成感や自信に繋げるられるようにする
・見通しをもって課題に集中して取り組めるように環境整理をする
【支援経過】
初めて個別療育を体験する小学生の男の子。最初の頃は緊張もあったと思いますが、落ち着かず椅子から離れたり、お喋りが止まらなかったりと課題に向き合う事が難しい様子でした。個別療育の回数を重ねていくうちに、集中できないのは何故か?に着目することで「何をどのくらい取り組むのか」がわからないからだという事に気づきました。そこで、「見通しリスト」と「今日の約束ごと」を視覚提示して見通しをもって課題に取り組めるよう促しました。途中で違う話を始めてしまう時もありますが、そんな時は「今日の約束何だったかな?」と再度提示する事で意識し、今している課題に向き合っていけるようになってきました。「あとどのくらい取り組むことがあるのか」を明確にすることで自身で集中力を高め、コントロールしていけることを目指していきます。
できた時には思いっきり褒め、課題終了後は、本人の話をじっくり聞いたりしながらコミュニケーションをとり、信頼関係を深めながら次への意欲に繋げていけるようにしています!引き続き、集中して取り組めるように課題を短時間で区切ったり、環境を整えながら支援を行っていきたいと思っています。
この記事を書いた人:そん
【放課後等デイサービス】成長事例
教室の毎日
24/08/06 11:47