こんにちは!エコルド盛岡茶畑教室、作業療法士の菊地です。
新年度がスタートして約3週間が経ちました!
新しい環境の中で頑張っている子どもたち!
楽しさと共に、まだまだ不安や緊張な思いもあると思いますが、エコルド盛岡茶畑教室は毎日子どもたち元気な声で溢れています!!
新たな教材を目の前に、「お箸や鉛筆、ハサミをうまく使えない、使い方がぎこちない」といった悩みがチラチラ聞こえてきました。
私自身、当時の話を母に聞いてみたところ、「子どもの頃はお箸で苦労した」という返答が、、。
道具を上手に使うには手指の感覚や固有受容覚を細かく感じ分け、その違いに応じて手の使い方を柔軟に変えることができるかがカギとなります。
発達途中のお子さんたちはこの感覚情報をうまく使えていないことがよくあります。
では、どうすればこれらの感覚は育つのでしょうか…?
これには感覚遊びが有効です!
様々な感触のものに手指をしっかりと使って触れることで脳が刺激され、感覚が発達していきます。
感覚遊びと聞くと、粘土やスライム、絵の具といくつか頭に浮かぶと思いますが、お家でやるとなると片付けが大変ですよね、、。さらに、感覚が過敏なお子さんは手が汚れる遊びは苦手だったりと、なかなか沢山の感覚を味わってもらうのは難しいものです。
そこで今回は、教室で使用している療育玩具の一つ、『センサリーバッグ』をご紹介します!
袋の中に液体とビーズや小さなおもちゃなどが入っていて、遊びを通して、触る・押す・掴む動作が盛り込まれる玩具です!ムニムニとした感触、触れることで中に入っているものが動く様子は子どもだけでなく大人も夢中になること間違いなしです!
(安全に配慮し、袋を2重にしたりテープで補強してスタッフ付き添いのもと使用しております。)
この玩具の大きな特徴は、袋の上から触れるため“汚れずに感覚遊びができる”こと!視覚と触覚で楽しめて、感覚遊びにもってこいなんです。
教室ではお子さんの興味に合わせて様々な種類のセンサリーバッグを用意しています。
特に動物のセンサリーバッグが大人気!動物のパーツが入っていて背景には動物の檻がかいてあるので、「動物を檻に返すぞ!あー!ライオンと熊が同じ檻に入っちゃったー!!」なんて言いながら動物を指で移動させて楽しんでいます(笑)
女の子にはスポンジボールをアイスに見立てたセンサリーバッグも人気ですよ。
実際に感覚に特性のあるお子さんも楽しんで触れることができ、「感覚の苦手さが軽減された」「手指の使い方が上手になった」などの効果を感じております!
ご興味のある方はぜひお気軽にお問合わせください。
今後も、様々な感覚遊びについて、載せていきますのでお楽しみに!!
『センサリーバッグで感覚遊び』
子どもの発達
22/04/26 10:02