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エコルド盛岡茶畑教室のブログ一覧

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3対2の法則ってなに?

子どもの発達
こんにちは!エコルド盛岡茶畑教室、作業療法士の菊地です。
6月になり、気温の高い日が多くなりましたね。
そんな暑さにも負けず、子どもたち・スタッフ共々元気に活動しております!

今回のブログは手指を上手に使うために重要となる『3対2の法則』についてです。

この法則は手指の役割を表すもので、その役割分担は、
・親指・小指・中指・・・つまむ、動かす、操作するなどの「運動性」
・薬指・小指・・・握る・固定する・支えるなどの「安定性」
の2つに分けられ、親指側の3指と小指側の2指で役割が分かれているから『3対2の法則』と呼ばれています。
字を書く時の手指の動きを想像してみてください。
親指・人差し指・中指で鉛筆を持って動かし、残りの2指は机上に固定し手を安定させていますよね。
まさに、「3対2」です!

これらの役割分担は安定性が育ち運動性が発達すると言われていて、それぞれがしっかり機能することで手先を器用に動かすことが出来るようになり、箸や鉛筆などの道具の使用も上達していきます。

この機能は生活や遊びの中で鍛えることが出来るんです!
いくつかご紹介していきます☆

〇小指側の安定性を引き出すには手で体重を支えたり、手全体で物をしっかりと握ったりすることが重要です。
例えば、手押し車や四つ這い歩き、雑巾絞り・雑巾がけ、粘土遊びなどが挙げられます。
学校の掃除の時間にする雑巾がけ、教室が綺麗になるだけでなく手指の発達にも一役買ってくれていたんですね!
エコルド盛岡茶畑教室でも毎日活動の最後にはみんなで雑巾がけを行っています。
ICT療育にも力を注いでおり、Pepperと活動する「動物WALK」では動物の真似をする中で四つ這い歩きなど手で上肢を支える動きがたくさん取り入れられています!

〇親指側の運動性を引き出すには、物をつまむ活動が効果的です。
コインやカードを使用したプットイン、ちぎり絵やビーズ通し、洗濯物をはさんだり外したり、ミカンの皮むきなどもおすすめです!
ちぎり絵は、ちぎったチラシや画用紙を組み合わせて絵を作ります。
絵として完成させるのがまだ難しいお子さんの場合は紙をちぎるだけでも指先への効果は抜群で楽しい活動になりますよ。
ビリビリと破る感覚と音で癖になるお子さんが多いです!
いろいろな素材や大きさの紙を使うとより楽しめますね。


いつの間にか作業スピードがアップ!
そんな子どもたちの成長を日々感じています。
エコルド盛岡茶畑教室では療法士が一人ひとりの機能について評価を行い、発達段階に合わせたプログラムを実施しております。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

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