こんにちは!エコルド盛岡茶畑教室、理学療法士の伊勢です。
早くも梅雨が明け、猛暑の日々が続いておりますね…。
子どもたちには常に“水分補給”を促す毎日です((;’∀’)
前回は、療育遊具を用いたバランス遊びについてお話しました。
今回は感覚遊びの紹介、第2弾!!テーマは『身体イメージ』です♪
突然ですが、皆さんは柱や棚の角に小指をぶつけて「ギャーー!(泣)」となった経験ありませんか??
あれ、地味に痛いですよね(笑)
私たちは普段、自然と障がい物を避けたり段差に合わせて足を上げたりなど、様々な環境に対応しています。
これは、これまでの発達の段階で自分の手足の長さや身体の大きさを理解し、身体イメージを作り上げてきた証拠!
(まれに疲れていると、上のような痛い目にもあいますが…)
一方で、発達に障がいを持つお子さんはどうでしょうか。
「人やモノによくぶつかる」「何かにつまずいて転ぶ」「動きが常にぎこちない」などの保護者様の声が多く寄せられています。
このようなお子さんたちは、感覚を受けとる機能や神経系の発達の遅れにより、自身の身体イメージをまだ理解しきれていないことが多いんです…。
では、どうやってこの力を育んでいくのか??
身体イメージは「触覚」「前庭覚」「固有受容覚」といった感覚をもとに形成されます。
子どもたちはこれらの感覚を受け取り、体を動かすことで学んで行くことが沢山!
重要なのは、「成功」と「失敗」を繰り返し経験すること!
感覚と運動の機能を徐々にすり合わせることで、ようやく身体イメージを理解します。
そこでおすすめなのが『感覚遊び』
今回は、教室で実施している一部をご紹介いたします☆
写真にあるのは、「新聞紙くぐり」「ブロックくぐり」「マット挟み」「真似っこ遊び」です!
特にくぐる動きは、様々な大きさ・素材・形を通して、硬さや圧などのあらゆる触覚刺激を促せます。
写真ではあえて破れやすい新聞紙や、柔らかいクッション素材を使っています!
経験する中で、「どうすれば、ぶつからないか?」を、子どもたち自身が考えながら繰り返すことがポイントです。
実際に、頭や肩をぶつけていたお子さんも、徐々にスムーズな通り抜けが可能になりました!!
このように教室では、お子さん方一人ひとりの機能や個性に応じて、療法士がレベルや内容を調整し、運動が苦手なお子さんでも“チャレンジしやすい環境“ を準備しています!
子どもたちの「できた!」経験は、今後の自信につながっていくはずです。
ご興味のある方はぜひ、お気軽にご連絡ください!!!
感覚遊び②~身体イメージ編~
子どもの発達
22/07/08 14:42