先日専門家の指導のもと、プログラミング療育の研修を行いました。
その研修についてスタッフが書いたレポートの中で、上手にまとめられていたものがありましたので、ここで紹介させていただきます。
プログラミングと聞くと、難しいイメージがあり、ちょっぴり拒否反応が出てしまうのは私だけでしょうか。
2020年から、小学校でも必修化されたことは知っていますが、実際どのようなことをしているのかよくわからない…というのが正直なところで、これから勉強が必要だと思っています。
発達障害を持つ子ども達のためのプログラミング療育に、どのような意味があるのか。今日の講習で一番印象に残っているのは、
「まずは、プログラミング的思考を育むことが目的」
というお話です。
つまり、プログラミングが上手くできるかできないかではなく、プログラミングをすることにより、
○順序立てて行う。
○最短でゴールに到達する。
というような、考え方の基礎(プログラミング的思考)を身につけられるようになる、ということなのです。
この思考は、日々の生活習慣を身につけたり、学校の課題に取り組む時にも、役立ちそうですね。
低年齢の子ども達は、最初からタブレットを使うのではなく、ブロックを使い、組み立て、作った物を実際に使ってみるという活動から始めます。
もちろん年齢が上がるにつれ、プログラミングの基礎知識は身につくため、就労につながるというメリットもあります。
ある一定の規則性にこだわりを持つことが多い、アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムの子ども達にとって、曖昧さや例外のないプログラミングはとても心地良いそうで、強い集中力を発揮できると考えられます。
発達障害の子ども達が持つ特徴や能力を上手く引き出せる環境を整えることにより、子ども達の自己肯定感を高めることが出来ると感じました。
子ども達や保護者の方々には、体験会などで、ぜひ直接教材に触れていただきたいと思います。
プログラミング療育研修について
研修会・講演会
21/06/17 15:44