発達に障害のあるお子様の中には、学校の勉強についていけない子がいます。計算が不得意な子は繰り上がりが分からずに、何年生になっても指を使ってしか計算できません。国語の音読で何度も間違える子は、他の子の視線がすごく気になってしまうでしょう。
そういう子は学校の宿題も他の子供に比べて負担は大です。全くやらなかったり最後までできなかったりして、先生に注意されてしまうことも多くなります。
学校の勉強についていけないと、多くの子は自己肯定感が持てません。「自分はダメな人間なんだ」と考えてしまうことになります。
どうして勉強についていけないの?
学校の勉強についていけない理由として、まず挙げられるのは「学習障害(LD)」でしょう。「学習障害」は総合的な知能に問題がない子供に表れる障害です。学習に必要な「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった能力のうち、どれか特定のものに問題があります。
「書く」ことに問題があれば、黒板を写すことにかなり時間が必要です。ですから書いているうちに、いつの間にか授業がドンドン進んでしまいます。そうなると聞き逃しが増えて、授業の内容を理解するのが難しいでしょう。
また学校の授業では「先生が話した内容を書く」など、複数の能力を使うことが多々あります。ですから一つの能力だけに問題があっても、多くの学習でよい成果をあげにくいのです。
「注意欠陥多動性障害(ADHD)」を持つ子にも、勉強についていけない子が多くいます。勉強の内容を理解する力があっても、「落ち着きがない」「集中力が続かない」「切り替えが悪い」「聞き取りが悪い」などの特性があるので、授業をしっかりと理解することができません。
またLDとADHDの特性をどちらも持っている子供もいます。
学校の勉強についていくにはどうすればいいの?
学習障害を持つ子供が勉強についていくためには、学校の協力が不可欠です。2016年に、「国公立学校では障害を持つ子供に対して合理的配慮をする必要がある」という法律が制定されました。「合理的配慮」とは、障害のある人が他の人と平等に暮らすために行う支援、ルール変更、環境整備のことです。
例えば、読み書きに障害がある子供の拡大教科書やタブレット、音声読み上げソフトの利用や、音に敏感過ぎる子供のイヤーマフ使用などが当てはまります。目が悪い子はよく見えるように、当たり前のこととして眼鏡をかけます。同じように学校の勉強が困難ならば、学校側は困難をできるだけ減らす配慮が必要なのです。
ですが学校では一人の先生が多くの子供を見ているために、それぞれの子供が抱えている困難に気づかない場合が多くあります。保護者から積極的に相談して、子供が勉強しやすい配慮を学校側と話し合うことが必要です。
「さくだいらキッズらぼ」は個別学習で支援します!
「さくだいらキッズらぼ」では個別学習を取り入れて、子供たちの勉強を支援します。勉強についていけない子供たちのほとんどが、勉強に対してよいイメージを持てません。子供が勉強に前向きに取り組むには、「できた!」という成功体験が必要不可欠です。子供たちに「できた!」を体験してもらうために、まずはその子がどの段階でつまずいているのかを明確にします。そして、つまずいた段階からていねいに学び直すことで、「できた!」を実感してもらうのです。
分からないままドンドン進んでいく学校の勉強は、土台がないのにビルを建てるようなもの。いくら作業してもすぐ崩れてしまい、習得というビルが建つことがありません。つまずきに戻って勉強し、理解していくことで、スピードはゆっくりでも1階、2階、3階と習得の階数を重ねていけます。
うちの子は学校の勉強についていけない・・・
支援プログラム
21/06/27 00:18