A君は今日、さくらぼに着くなり不機嫌でした。
朝の挨拶も返ってこず、計画もすべて「遊び」だけにしていました。
遊びが始まると気持ちも変わるかな?と思っていたのですが、
ゲームで遊んでいても言動が荒く、やや粗い行動が多く、ゲームになりません。
それでも粘り強くいくつか遊びを続けるうちに少しづつ気持ちも落ち着いてきたのか、
こちらの言うことも聞き入れ、素直な対応がでてきました。
ゲームも進み、言動も柔らかくなってきました。
そうしているうちに「公園にお散歩」に行くことになりました。
手をつなぎ公園に行って、いろいろしましたが、ボール蹴りが一番気に入ったようです。
ボール蹴りにとことん付き合いました。
うっすら汗をかくぐらいやりました。A君もうれしそうな顔が多くなってきました。
そのうちに最初に見られた不機嫌な様子は見られなくなりむしろ楽しそうな表情になりました。
そして帰り道、A君が「〇〇さん、今日僕んち来て一緒にモンハンやろうよ。」と言ってくれました。
私はとっても嬉しくなりました。朝のトゲトゲした雰囲気から気持ちが通じてさよならできるところまできた。なにかA 君ともう一歩仲良しになれた気がしました。
人っていつも機嫌のいい状態ばかりではありません。
大人なら我慢して他の人とのコミュニケーションを保っていくことにも慣れています。
でも子どもにはきついことだと思います。
こんなときどうすればいいか?
今日のことはそれを教えてくれたと思います。
それは、
ひとつは、短絡的に対応するのではなく粘り強く対応してあげる事。
二つ目には、環境を変えてみる事。
今日のことで私もさくらぼでやっていくコツをまた一つ得ることが出来た気がします。
こどもたちから学ぶこと
教室の毎日
21/11/06 23:49