食事の大切さ
教室の毎日
23/06/22 13:39
子ども達が校舎内でバイクを乗り回したり、学校がタバコの吸い殻だらけだったり、ガラスが次々に割られたりしていた真田町(現上田市)のある中学校は、平成4年当時、給食週6日のうち5日を米食(玄米含)に変え、無・低農薬の野菜や産地のはっきりした肉や魚に変えたら、非行がなくなったという話を知っていますか?
当時、その学校に赴任した大塚貢校長先生は、荒れている学校の改革として、授業を見直し、子ども達が受けたい!と思えるよう様々な工夫をされます。それだけでも、子ども達の様子は変わってきますが、遅刻や無気力な生徒、貧血で倒れる生徒が多く、まだまたイジメや非行も多いということで、食を見直すことに。
アンケートを取ると、合成着色料や甘味料、化学調味料がたくさん入ったコンビニのお弁当やファーストフード、砂糖たっぷりの菓子パンやソーセージなどを食べている子が多かったそう。
しかし給食を変えたことで、徐々に非行はなくなり、50人以上いた不登校も2人まで減りました。一日のうち一食を変えるだけでも効果があったのです。
「人の話を聞かない」「落ち着きがない」「素行が悪い」ことを子どものせいにするのではなく、「楽しめるものを提供できているか」「どんな食べ物を与えているか」など、大人がまず自分を振り返り、見直す必要があると教えてくれる話だと思います。
さくらぼキッチンは、ただ美味しい楽しい時間を提供するだけでなく、ひとつの食材やテーマについて深く掘り下げたり、学んだりする時間にできたらよいと考えています (#^.^#)
※写真は、さくらぼキッチン「実験!どちらの粉が小麦粉でしょう?」の様子です。