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11.しつけの前にする大切な関わり

マイスペ×スパークBlog
前回の投稿で、
マイスペ×スパークでは、しつけの前の段階の「寄り道療育」を大切にしています…
とお話ししました。


↓↓まだ読んでいない方は是非こちらからご覧ください↓↓
https://ameblo.jp/myspespark/entry-12634949266.html


今日は寄り道療育について詳しくお話しします。


マイスペ×スパークでは、お子さんと療育士との良好な人間関係をもとに、
運動という課題を達成する道のりの中でたくさん寄り道をしていきます。


たとえば分かりやすい例を挙げると、

①療育士が「今日はボールを使った運動をしよう」とプログラムを作って、
面白い動きや表情でお子さんを誘ってみる

②お子さんは乗り気ではない様子…もやもや
初めはボールで遊んでいたけれど、だんだん別のことに興味を持って遊び始めた

これが、もともとの予定から外れて(脱線)
興味の寄り道をしている状態です。


そうなった時、マイスペ×スパークでは

「今日はボール遊びをするから〇〇しないよ」
などとお子さんの行動の否定やこちらの指示に従わせるのではなく、

「あれ?ねえねえボールで遊びたいよ〜一緒に遊ぼうよ〜キラキラ」
というように一度誘ってみます。

そのうえで、それでも戻る様子が見られない時に、
お子さん寄り道を咎めたり無理やり戻そうとしたりせず共感し、
肯定して関わること。

またそうした場面に限らず、
お子さん自身の興味や遊び心から自分で進んで動いてみること自体も寄り道と呼び、
その寄り道を大切にしながら行う療育が寄り道療育です。


寄り道は、大人からすると無駄に見えるかも知れませんが、
お子さんの脳をたくさん刺激し、感覚や感情の幅を広げます。

また、お子さんに先導してもらうことで運動量が増え、
療育の効果はさらに高まり、コミュニケーションや感情発達の向上が期待されます。


寄り道療育で私たちが大切にしていることが、大きく分けて4つあります。

1.出来る限り寄り道を大切に

命の危険や誰かに攻撃をするなどのことがない限りは、
認め共感してたくさん褒めて、それを体験させてあげること、そして一緒に楽しむことです。

2.擬音語

びゅー!どかーん!などの擬音語を使って、感覚や感情をたくさん伝えます。

3.体全体で関わる!

言葉だけでなく体を大きく動かしたり、抱き締めたり、
体全体でやりとりをたくさんすることで、絆を深め感情の発達を促します。

4.遊びや運動につなげる

お子さんが持った興味の対象をきっかけに「やりたい」という意欲を引き出し、
興味の幅を広げてうまく遊びや運動につなげていくことが大切です。


寄り道にただ一緒についていくだけではなく、
お子さんの興味に向かって探検させ、
感性豊かな療育士がお子さんの気持ちをぐんぐん引っ張りながら
一緒に楽しく体を動かしていく。

しつけ、よりも前に、興味の寄り道を受け入れてもらえたと感じることで、
自己を肯定する感情が高まり、自信を持って行動できるようになります。

そしてその積み重ねで、お子さんの豊かな感覚や感情は育まれていくのです。


ぜひ普段の生活でもお子さんの寄り道に目を向けて、
出来る範囲で取り入れてみてください!

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