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15.発達障害児は「大人を困らせる子」ではない

マイスペ×スパークBlog
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます!

本日は改めてマイスペ×スパーク運動療育の考え方について書いていこうと思います。


発達障害を持ったお子さんは、
その特性によって、いわゆる問題行動を起こすことがあります。

大人はそれが理解できなかったり、
行動を改善するためにそれを無理に抑えようとしたりするかもしれません。


実は昔からある国のガイドラインにも
「日常生活での動作や知識を"指導"して、集団生活に適応するために"訓練"する」
というような文言があり、
指導や訓練を通して行動を改善させるという療育観は
この内容が書かれた1947年から変わっていないのです。


指導・訓練型の療育はお子さんのストレスが増し、
感情のコントロールができずにパニックして、問題行動が悪化してしまう…
というケースに陥ることがあります。

この状況を改善するためにマイスペ×スパークでは、
これまでの療育観を大きく転換させた療育を行なっています。


ぜひこれをご覧になっている皆さんも、
日常の中で時折この考え方を思い出していただければと思います。


転換させたのは、発達障害児への
①見方
②考え方
③関わり方
の3つです。


①見方を変える
*問題行動を起こす"困った子"
→理解してもらえず"困っている子"

発達障害のお子さんは、
他のお子さんと感覚や表現方法が違います。

思うように相手に自分の考えや感情を伝えることができないために、
ストレスが溜まって"問題行動"を起こしたり、
伝えようとした行為が問題行動だと思われたり…

そんなお子さんたちを、
「問題ばかり起こす、大人を困らせる子」と見るのではなく、
「自分の想いや感情が相手に理解してもらえなくて困っているんだ」
というように、まず見方を変える必要があるのです。


②考え方を変える
*訓練によって理性を鍛え、感情を抑えこむ
→ストレスを和らげて自分で行動を切り替えられるように感情を発達させる

指導・訓練を続ければ、勿論行動は変わります。

ですがそこにお子さんの感情への配慮がなければ、
感情を抑え込まれたお子さんはこれまで以上にストレスフルになります。

そうすると、最初にお話ししたように"問題行動"が悪化してしまうこともあるのです。

まずは常に抱えているストレスを減らし楽にして、感情を抑えるのではなく発達させる。

その点を意識して、マイスペ×スパークでは
感情の自己制御ではなく自己調整が出来るように療育を行っています。


③関わり方を変える
*大人による訓練や指導で行動を"変える"
→共動・共感で行動が"変わる"

強制や上から目線の指導ではなく、
寄り添い、共感し、たくさん褒めて関わり遊ぶ。

ストレスが下がり自己肯定感が上がった状態で豊かな人との関わりを経験していくことで、
感情表現が豊かになり、結果として行動が改善されていきます。


見方、考え方、関わり方を変えることで、
お子さんのストレスは和らぎ、感情が発達していきます。


マイスペ×スパークは、この新しい療育観へと考え方を変えて、お子さんの感情を育てる療育を行っています!


ご家庭でも時折思い出して、意識していただければと思います!

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