親御様からのご相談で多いのが
「お友達と上手に関われない」ということ。
周りのお友達に興味を示さず関わろうとしない。
一緒に遊びたがるけれど、
思い通りにならないと癇癪を起こしたり、手が出たり。
感情の発達が未発達だったり、
情動の自己調整がまだ難しい発達年齢だったりと、
理由は様々ですが、
そうした難しさを抱えるお子さんにはどのような関わりが必要なのでしょうか?
何より重要なのは、
そのお子さんの発達年齢に合わせた関わりを大切にすること。
実年齢と発達年齢に差があるお子さんもいるため、
実年齢に合わせた関わりをしてもハードルが高すぎたりストレスになったりして、
人との関わりに対して不安感を抱くこともあるかもしれません。
子どもの発達には段階があります。
一段飛ばしや二段飛ばしではなく、
ひとつクリアすると次の段階、そこを乗り越えると更に次の段階…と、
ひとつずつ発達段階を満たしながら進んでいきます。
1番最初の段階は、いわゆる一人遊び。
見よう見まねで遊んだり、大人と1対1で遊んだり。
まだこの頃は周りの同年代の子への関心は薄く、
安心できる自分の世界の中で遊びを広げています。
一人遊びが満たされてくると、
だんだん外側に興味が向いて、徐々にお友達と関わろうとするようになります。
これがごっこ遊びの始まりです。
ただこの段階ではまだ人との関わり方が未熟なため、
同じ遊びをしていると思いきやそれぞれの世界の中で遊んでいる…
ということもよくあります。
並行遊びと言って、
"同じ場所"で"同じ遊び"を"別々にしている"
という状態です。
この段階もある程度まで進むと、
いよいよお友達と本格的に関わろうとするようになります。
大人を介してなら簡単なルールのある遊び(鬼ごっこやかくれんぼ、お店屋さんごっこなど)も楽しめるように。
そしてその先にあるのが、
子ども同士だけで遊ぶことや、
子ども同士でルールを考え、守りながら遊ぶという段階です。
お友達となかなか上手く関われていないな…と感じた時は、
今お子さんがどの段階にいるのかを考えてみるのも一つの方法かもしれません。
お友達への興味がまだ生まれていないのであれば、並行遊びから徐々に取り入れてみたり、
ルールのある遊びで癇癪を起こすことが多いなと感じたら、
大人が少し仲介しながら一緒に遊んだり。
マイスペ×スパークではこのように、
お子さんに合った段階の遊びをたくさん提案し、
その子がその段階に充足感を持てるまで全力で遊んでいきます。
そうして一歩一歩、
お子さんのペースに寄り添いながら次のステップへと進んでいきます。
ご家庭でもお子さんと一緒に遊ぶ中で、
お子さんの遊び方や人との関わり方は今どの段階にあるのかを考えてみると、
悩みが少しばかり解消されるかもしれません。
16.お友達と上手に関われないのはなぜ?
マイスペ×スパークBlog
22/02/03 12:13