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18.子どもの感情が発達する関わり

マイスペ×スパークBlog
マイスペ×スパークでは療育の中で、
お子さんのひとつひとつの行動に対して大きなリアクションを取ったり、積極的にお子様を褒める声かけを行ったりしています。


一体なんのためなのか?

その理由は大きく分けて3つです。

・人間関係構築
・自己肯定感の向上
・感情の発達

今回はこの3つについて、詳しく書いていきたいと思います。


①人間関係を築くため
人は誰でも、自分に興味のない人や敵意をむき出しにしている人より、
自分に関心を持つ人や自分の良さに気づいて褒めてくれる人に心を開きやすいです。

これは大人や子ども、発達段階の違いに関わらず、
人間が本能的に感じる感覚です。

お子さんのストレスが下がった良い状態で、リアルなやりとりなどアプローチをしていくために、
まずはたくさん褒めて(共動・共感)、関係を築いているのです。


②自己肯定感を高めるため
発達に特性のあるお子さんの多くは、
自己肯定感が低い傾向にあります。

周りから、
「ありのままのあなたが素敵なんだよ」
と褒める言葉のシャワーをかけていくことで、
それが自身の潜在的な考えとなり、自己肯定感が向上すると考えています。


③感情を豊かにするため
これがマイスペ×スパークで特に大切にしている点です。

発達に特性のあるお子さんは、
脳神経回路のどこかの繋がりが弱かったり強かったりと、
先天的に脳機能に特徴があると言われています。

人が何かの感覚情報を受け取って行動をする時は、
脳の中であるサイクルが作用しています。

感覚として脳に届く

→感情が生まれる(ワクワク!ドキドキ!)
→判断をする(やってみよう!やめておこう)
→身体行動としてアウトプット

というサイクルです。

発達に特性のあるお子さんは、
このサイクルのどこかに個性があると考えています。

マイスペ×スパークで行っている
褒めたり、大きなリアクションを取ることは、
実はこの感情面に強く働きかけているのです。

周りの大きなリアクションも、お子さんにとっては感覚情報の一つです。

入ってくる感覚情報が豊かになると、お子さんへの刺激も高まります。

面白い!楽しい!ワクワクする!といった感情が生まれやすくなり、
その繰り返しの中でお子さんの感情はだんだん豊かになっていきます。

褒められる、認められる、共感される、という経験も、
お子さんの「やってみたい!」という感情を引き出し、感情の発達へと繋がっていくのです。


ご家庭でも、時間に余裕があるときやふと思い出した時などに、
何気ないお子さんの姿をいつも以上に褒めてみたり、大きなリアクションを取ったりして、
お子さんの受け取る感覚情報を、より豊かなものにしてみてください。

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