Aくん 8歳
診断名:自閉症、注意欠陥多動症
ポイントは
①お子さんの遊びに全力で参加
②一緒に遊んでると楽しいと思い始め、もっと一緒に遊びたくなる
です。
前回お話ししたAくん。
気持ちに共感して代弁することで、僕たちに対して安心感を持ち、自ら玩具を貸してくれることも増えてきました。
ですが、
依然として遊んでいる最中は自分の世界に入ってしまい、僕たちの声に反応することはありません。
ここで無理に注意を向けさせようとしたり、Aくんの遊びの邪魔をしてしまうと、せっかく築いた関係性が崩れてしまいます。
①お子さんの遊びに全力で参加
そこで我々がやることは、Aくんの遊びに全力で参加する、です。
「Aくんの考えた遊び超楽しいじゃん!」
「よくこんな遊び思いついたね!天才!」
と、なんならAくん以上にAくんの遊びを全力で楽しみます。
何度もAくんが考えた遊びに参加し、楽しくて仕方ないことを表情や動きで表現します。
これが僕たちが大切にしている「共動・共感」です。
②一緒に遊んでると楽しいと思い始め、もっと一緒に遊びたくなる
するとAくんとしては
「そんなに褒めてくれるんだ!」
「ならこんな遊びはどう!?」
と積極的に発信してくれるようになります。
Aくんの遊びの中でAくんと同じ気持ちになって遊ぶことで、信頼関係を築いていきます。
これが1人の世界から抜けて他者と遊ぶこと。つまりは集団遊びへの第一歩となっていくのです。
ですが、忙しい日々の中では、ついつい行動を強制するような言葉をかけてしまいがちです。
その為に僕らプロがいます!どうぞお任せください!
同じような悩みを抱えている親御様、一度お越しください。
28.1人の世界で遊んしまう(集団遊びが苦手)
療育士日記
22/12/13 21:12