Sくん
7歳 男の子
特性:勝ちに対するこだわりが強く、負けを認めない
ポイントは
①まずはストレス緩和(有酸素運動、思い切り遊ぶ)
②勝ち負けではなく、過程を楽しむ
③引き分けでも成功体験
です!
対決する遊びがとても大好きなSくん。
でも一方で勝つことにこだわりが強く、
なかなか負けを認めることができません。
学校やお友達との関わりで、
大人は気づかないところで色んな勝ち負けを経験しているから
ストレスもパンパンです。
①まずはストレス緩和
Sくんは戦いごっこが大好きなので、勝ち負けなんて気にせず、
力の加減も気にせず、思いっきり遊びます。
最初はストレスでパンパンになっていましたが、
汗をかいて遊んでいるうちに表情も明るくなってきます。
この段階ではSくんが最強ルールなので、療育士は勝てません。
②勝ち負けではなく、過程を楽しむ
ストレス値が下がって気分も上がってきたら、
遊びにユーモアを加えます。
Sくんも予想外のことをして、
勝ち負けよりも遊びの中身を楽しんでもらいます。
この段階ではSくんが勝ち続けていますが、
それよりも遊び自体が楽しいので、
早く次の勝負をしたくなっています。
まだSくん最強ですが、
多少負けそうになっても楽しそうなままです。
③引き分けでも成功体験
遊ぶこと自体が楽しくなって
勝ち負けなんてどうでもよくなってきたSくんから
「今の(勝負)は引き分けです!」
と言ってくれました。
これだけでも大きな成功体験です。
最強の座を少しだけ譲ってくれました。
ずっと勝ちだったSくんが勝ちじゃなくてもいいと
自ら思ってくれました。
こんな経験を何日も何か月も繰り返すことで、
ようやく負けてもいいと思えるようになります。
ですが、集団活動の場や兄弟関係では、
なかなか難しいのが現実です。。
その為に僕らプロがいます!どうぞお任せください!
同じような悩みを抱えている親御様、一度お越しください。
31.勝ちに対するこだわりが強く、負けを認めない
療育士日記
23/02/23 16:57