今日、AちゃんとBちゃんが一緒に遊んでいました。
Bちゃんが使っていたおもちゃを、Aちゃんが急に取ってしまいました。
「かえして!」とBちゃん。
その声に、Aちゃんも「やだ!」と怒った顔をしていました。
きっと、ただ一緒に遊びたかっただけなのだと思います。
でも、うまく言葉にできず、怒る形で気持ちが出てしまった。
僕はまず、Aちゃんの気持ちに共感しました。
「一緒に遊びたかったんだよね。楽しそうだったもんね。」と伝えました。
Aちゃんにとって、自分の気持ちを分かってくれる味方がいることが、少し安心につながったように見えました。
そのうえで、Bちゃんの気持ちにも目を向けました。
「でもBちゃんも、遊んでいたから、急に取られたらびっくりしちゃったよね。」と続けました。
僕がBちゃんの意見にも納得した姿を見て、
Aちゃんも自然とBちゃんの気持ちを受け止めることができました。
そして、少し時間をおいて、
Aちゃんの方から「あとで貸して」と伝えることができました。
子どもたちが自分の気持ちを守りながら、相手の気持ちにも寄り添う。
そんなきっかけを一緒に作れたことが、とても嬉しかったです。
自分の気持ち。相手の気持ち。
療育士日記
25/05/06 18:33