夏か!?と思うような気温が続いた今週も、ようやく今日で終わりですね。
寄る年波には勝てず、体調をキープするのが困難になっているYELLOWです。
σ( ̄∇ ̄; )
さて、今日はまたまた、私がオススメする本のご紹介になります。
今日ご紹介するのは、『特別支援教育が専門の学校心理士だから知っている 特別支援が必要な子どもの進路の話』。
この本の著者は、20年間教員を務めた後、教育委員会で働いた経歴をお持ちの方なので、(理想論ではない)現実に基づいた情報やアドバイスをたくさん紹介して下さっています。
たとえば、
・小学校に入って以降に存在している「落とし穴」
・特別支援学校の高等部には原則として高校卒業資格がないこと
・進路選びのポイント
・学校の担任と相談する際に同席してもらった方が良い人は誰か
などなど、過去の事例を挙げながら、大変具体的にわかりやすく説明して下さっています。
この本を通して著者が主張されているのは、「最も大切なのは、その子に合った進学や就労、生活を考えること」。
目先のことで手一杯になってしまうのは仕方がないと理解を示しつつも、(ずっと先だと思っている)社会に出るタイミングから逆算して、今何をすべきかを考える必要があると強く訴えておられます。
働けるか働けないかの分岐点は、18歳の時に、(標準的な)7歳の社会性が身についているかどうか…だと。
(学習するうえで問題がない)発達障害グレーゾーンで、療育手帳を取得する予定がない(普通に進学する予定)という方には、あまり必要ではない本かもしれません。
しかし、将来的に「支援学級」や「支援学校」を想定している保護者の方には、大変ためになる1冊だと思います。
2021年10月に発行された本ですので、情報は古くありません。
正直、私のような“単なる療育スタッフ”にはあまり必要のない知識だと思いますが、児童発達支援管理責任者の方たちには、是非ともご一読頂いた方が良い1冊だと感じました。
また、折を見て色んな本をご紹介したいと思います!
では〜(*´∇`)ノシ
オススメ本~その2
コラム
23/04/22 17:49