5月も半ばに入りました。
私YELLOWが今月登場するのは3回となっておりますので、日常の様子は他のレンジャーにお任せして、今回もおススメ本をご紹介したいと思います。
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今日ご紹介するのは、2か月前に発売された『「発達障害」と間違われる子どもたち』という書籍になります。
私がこの世界に飛び込んで、今年で8年目。
発達障害、特にグレーゾーンの子どもたちと関わる中でずっと抱いていた思いを、きちんと言葉にして表現して下さったのが、医師であり科学者でもある著者。
私が長年抱いてきたのは「発達障害という定義(生来の脳の器質障害)には合致しないものの、他の原因により発達障害様症状を呈している子どもが、発達障害だと誤診される確率が高くなっているのではないか」という思いです。
著者は本書において、このような子どもに対して「発達障害もどき」という用語を使って、医学的見地からわかりやすく現状について語って下さっています。
脳が発達する一番大事なときに、親の夜型生活に子どもの生活を合わせさせること、早期教育を施すこと、電子機器の多用などが如何に危険なことか。「発達障害の傾向がある」「発達障害の疑いがある」などと医師から言われたことがある保護者の方は、是非この本を読んでみてください。
お子さんが生まれつきの脳の器質障害であれば、書かれていることを実践したところで、改善するのが難しかったり、時間がかかったりするかもしれません。
しかし、もし「発達障害もどき」であれば、早ければ1週間程度で大きな変化がみられることもあるようです。
・ 脳の成長バランスが崩れると「発達障害もどき」に
・ 脳を作り直すたった1つの方法
・ 発達障害もどきは、親子のやり取りからも生まれる
・ まずは子どもを原始人に育てよう
など、興味深いことがたくさん語られています。
最終章では、子育てにとって本当に大切なことについて語られます。
保護者自身が自分の生き方を見直し、生活を変えることによって、子どもの症状がよくなっていくというのが本書のポイントです。
子どもの症状を軽減しようと努力するうちに、保護者自身が抱えている様々な症状(ストレスによる体調不良、イライラ、うつ症状など...)も改善され、親子間のコミュニケーションもうまくいき、結果、親も子どももよりよい人生を歩み直すことができるようになります。
これって、素敵なことだと思われませんか?
一昨日は、母の日でした。
毎日、家のこと、子育てのこと、ご自身の仕事などで息つく暇もないほどお忙しいことと思います。
中には、ご自身を犠牲にして必死に生きておられる方もいらっしゃるでしょう。
子どもは親を見て育ちます。そして、幸か不幸か、親と同じような人生を歩みます。
忙しい親を見て育てば忙しい人生を、犠牲になるのが当たり前の親を見て育てば、犠牲になる人生を何故かしら選択してしまいます。
だから、愛するお子さんに歩んでほしいと思える人生をご自身が生きて、見せて、学ばせることがとても大切なんです。
どうかご自身を労わり、大切にしてあげてくださいね。
完璧な親なんて目指さず、なるべく笑顔で過ごして下さい。
お母さんの笑顔が、お子さんにとっては一番の幸せなんですから。
私YELLOWはお子さんだけでなく、ご家族の幸せも心から願っています。
(*˘︶˘人)
オススメ本~その4
コラム
23/05/16 17:50