7月も半ば。
ということは、もうすぐ子どもたちがめっちゃ楽しみにしているけれど、お母さんの負担が激増してしまう「夏休み」まであと少し!!
暑さや湿度に大変さが重なって、イライラすることも増えるかもしれませんね。
そこで今日は、こんな本をご紹介したいと思います。
『「こんなママでごめんね」から卒業する本 』というタイトルなのですが、著者は、元精神科・小児科看護師で子育て専門カウンセラーの福田 とも花さん。
色々と参考になることが書かれているのですが、今日はその中からこんな個所をご紹介します。
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(略)
ママたちが「アリエナイ!」「なんでそんなことするの!?」と思うような、理解不能な言動を子どもがとったときに効く方法。
(略)
例えば一朗君は、夕食後に宿題をしなければならないのに、ソファに横になってのんびりテレビを見ています。
その姿を見てママは、
「宿題もしないで、何やってるのよ! やるべきことをやってからでしょ!」
と爆発しそうになる……。
そんなときに、この言葉の登場です!
一朗君に直接言ってもいいのですが、まずは自分だけで、
「一朗師匠、さすがっす! 宿題が残っているのに、よくそんなふうに平気でいられますね~」
とつぶやいてみる。すると、実際にそう声に出しただけで、ママ自身も「ぷぷぷ」と笑えてくるのですね。
そうやって視点をちょっとずらした感じで状況を眺めてみると、自分がどうして一朗君を怒りたくなったのかが見えてくる。
ママも一朗君のように、本当は家事をするよりも実は、好きなことがしたかったのかもしれませんね。
けれどママ自身が、「好きなことは、やるべきことをやってからするべき!」というルールで自分を縛っているから、子どもも同じように自分のルールで縛りたくなるのです。
できたらママは、「○○師匠、さすがっす!」とつぶやいてから、師匠である子どもを真似して行動してみましょう。「こうするべき」ではなく「私はこうしたい!」という気持ちをかなえながら動いてみるのです。
(略)
「子どもと一緒にゴロゴロしながら、テレビを見ること?」
(略)
……と、なんでもいいのです。思いついたら行動に移してみましょう。
すると、ママ自身がご機嫌になれるので、自分が本当にやりたいタイミングで家事ができるようになって、子どもにイライラしなくなりますよ。
(略)
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え? そんなの、ありえないでしょ。……と思われる方が大半だと思います。
でも、「自分に厳しい人は他人にも厳しい」んです。
ということは、他人に厳しい人は、他人に寛容な人よりもイライラすることが必然的に多くなるってことなんです。
ガ━(ŎдŎ;)━ン
この夏休み、毎日イライラしていたいですか?
それとも、お子さんとたくさん笑って楽しく過ごしたいですか?
「~べき」という考えをご自身の頭から外す練習だと思って、この夏休み期間にチャレンジしてみては如何でしょうか?
最後に、著者がこの本の中で書かれていた、私が「素敵♡」と思った個所をご紹介しますね。
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愛情は自分が満たされなければ、人には決して分け与えられません。
子育てで悩むママたちは、自分を犠牲にして愛情がカラカラの状態なのに、子どもを満たそうとするから、
「私がこれだけ頑張っているのに、なんでそれに応えてくれないの?」
と、イライラや怒りを感じてしまうのです。
子どもに愛情をいっぱい注ぎたかったら、まずは自分自身を満たしましょう。
子どものためにも、先に自分を満たしましょう。
そのために守ってもらいたい基本は二つ。
・やりたくないことはやめる♡
・やりたいことをやる♡
毎日のほんの小さな積み重ねでいいのです。
子どもに対しても、ママが気が進まなかったら「イヤ」と言う。
助けてほしかったら、「助けて!」と言う。
やりたくなかったらやらない。
そうやって“自分を一番大切にする”ことで、あなた自身を信じられるようになっていくのです。
ママが自分の「好き♡」や「楽しい♡」を一番にしていると、子どももそれを見て、自分に一番愛情を注げる子になれます。家事をさぼって何をしても、あなたが笑顔でいる状態が、子どもには一番なのです。
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お母さんもお子さんも、なるべくイライラせず、たくさんの笑顔があふれる夏休みを過ごされますように。
今日ご紹介した個所以外にも、とっても役に立つことがたくさん書かれています。
気になった方は、是非ご一読くださいね♡
今日の担当は、YELLOWでした。
(。˃ ᵕ ˂ )ノ)) フリフリ
オススメ本〜その6〜
コラム
23/07/12 21:03