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児童発達支援・放課後等デイサービス いきるちから1のブログ一覧

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障害か障がいか

コラム
みなさんこんにちは、いきちかレンジャー藍です。
最近、というには結構たちますが、
資料やテレビなどのテロップでは
『障がい』や『障碍』という表記をよく見るようになりましたね。
障害者は害のあるものなのか!というツッコミや
海外ではchallenged(チャレンジド)という言い方が
あるようですが、この書き方にも賛否両論があるようで……
今日はそんな話をしたいなと思います。
といっても、藍は大学生時代専門ではない物の
障害学を少しだけ受講した内容の受け売りてきなものとなってしまいますが。



そもそも『障がい』表記を始めてみたとき、私はスゴイ違和感を覚えました。
『障』の方はいいのかい! というツッコミです(笑)
これは障る(さわる)とも読め、さしつかえる、害があるという意味合い。
そもそも障にマイナスなイメージの言葉があるのに
見過ごされているのに違和感を覚えました。
まぁ最近では『しょうがい』表記も増えてきていますが。
それでも、ご本人たちは気になる部分が減るのであるならばいいのかな
とも考えていたのですが、ここで勉強をしていくうちに
色々な考えを知っていくうちに
さらにこの表記問題は考え物だと思いました。
その代表例が『障害の医学モデル』と『障害の社会モデル』です。
簡単に言うとその特性によって生活に差しさわりがでるのは
個人による問題なのか、社会全体による問題なのか、というもの。
もっと簡単に言えば当たり前にバリアフリーばかりとなれば
足に多少の課題を抱えていても問題なく生活できるよねというものです。
この考えを元に考えると『障害』表記の方がいいのではと私は思えました。



例えば、私は普段眼鏡やコンタクトを使用していますが
そういったものがなかった場合、恐らく生活は著しく困難だったと思います。
視界がぼやけ、車の運転はおろか、日常の動きも制限がかかってしまう。
しかし、実際は補助のための器具が当たり前にありふれ簡単に入手できる。
そしてそれによって生活の困難さがなくなる、
これって、例えば補聴器だったり白杖だったりと違いはあるのでしょうか?
大きな違いと言えば、それらを使用してもまだ生活に困難さがあるということ
つまり、科学や社会が発展していけば障害は障害と言われなくなるのでは
と考えられます。
事実視力の低下も昔の基準で見れば障害枠だったようで……。
このことから考えると『障害者』とは社会の障害により問題が抱えている者
とも見えてきます。つまり下手にひらがな表記をすると
社会の問題ではなく医学の問題ではとも見られる、とは当時の先生談。
難しい問題ですね。


少し長くなりましたが、個人的には『障害』表記でもいいのかなと思っています。
しかし、不特定多数が見られる場合や
この考えが浸透しきっていない以上、『障がい』と書くことで
『障がい者』の方々が不快に思われないのならこうするべきかとも思います。
ただ、私たちはよりよい社会を作っていくためには困難さが少なくなる
社会を目指していきたいものです。
そして当施設を利用している方々が
自身の特性を理解して『障害』ではなく『特徴』と思え
それを発揮できるような社会になれればと思っています!

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