今月も残すところ、今日と明日の2日となりました。
ようやく木々も秋の装いになりつつありますね。
皆さんは、どの木の紅葉がお好きですか?
日本人としてはやはり、繊細なイロハモミジの紅葉が最も美しいと感じるのではないでしょうか。
特に京都の名刹などの紅葉は、庭の風情と相まって感動すら覚えます。
ところで、「ナンキンハゼ」という木をご存じでしょうか?
よく街路樹などで植えられているので、きっとご覧になったことがおありだと思います。
私はこの木の紅葉も大好きで、毎年楽しみにしています。
ハートに似た形の葉を、たくさんの色を使って染め変えていくのです。
1枚も同じ色の葉がない「ナンキンハゼ」。
それでも、木全体として本当に美しく調和し、私の目を悦ばせてくれます。
その姿までまだもう少しかかりそうですが、今からワクワクしています。
さて、今月ご紹介してきた『お母さんにしかできない子供の隠れた才能の伸ばし方』からのご紹介は、今日で最後となります。
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子どもには伸びの早い子と遅い子がいます。
小さい頃はそんな差など些細なものです。
そんなわずかな違いを気にして、お母さんがストレスフルな状態でいることのほうが、よほど子どもの成長に悪影響を与えます。
どうか、他の子と比べないようにしてお子さんを育ててください。
他の子と違うからと叱らないでください。
人と違ったことをしたときは、そんなお子さんの個性を面白がって、いっぱいほめてあげてください。
他の子と違うことはお子さんの才能です。
貴重な個性です。
大事にしてあげてください。
焦らず、のんびりと、わが子はわが子らしく育てたいものです。
賢く自立した子に育てる秘訣は極めてシンプルです。
あるがままのわが子を認め、受け入れ、愛情を持って見守ること。
これに尽きるのではないかと思います。
「自分は自分のままでいいんだ」ーーー 子どもにそういう自己肯定感を持たせてあげることが大切なのです。
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私たち「いきるちから」は、通ってきて下さるお子様に「生きる力」を身につけていただくため、全力で関わらせて頂いています。
そのうえで大切にしていることは、著者もおっしゃっていたように、「あるがままのわが子を認め、受け入れ、愛情を持って見守ること」。
私たちにとっては「わが子」ではありませんが、「わが子のように」愛情を注いで関わらせて頂いていますので、語弊はないかと思います。
“その子らしさ”を変えようとせず、そのまま受け止め、受け入れ、愛情を持って見守らせて頂いています。
他の子よりも遅れているところがあっても、なかなか落ち着くことができなくっても、お友だちとうまくやれなくても、歌が下手でも、運動が苦手でも、癇癪をよく起こしても、それでも、「いま私のそばで生きていてくれてありがとう」、「私の子どもに生まれて来てくれてありがとう」と保護者の皆さんが常に思ってくださっていれば、きっと子どもたちの自己肯定感はきちんと育つと思います。
健康は、失って初めてその有り難味に気が付くものの代表かもしれません。
「見えて当たり前」「聞こえて当たり前」「動いて当たり前」だったものが、突然そうではなくなることがあります。
「元気でいるのが当たり前」と思っていたお子さんが、突如、命にかかわる大病を患ってしまったら…。
私たちは毎日、奇跡が織り成す日常を生きています。
つまり、「当たり前」と思っていることは、決して「当たり前」なんかではなく、有難い「奇跡の連続」なのです。
「ありがたい」とは、「あるのが難しい」ということ。要は「奇跡」なのです。
私はいつも、いきるちからに来てくれる子どもたちに対しては、「私と出会ってくれてありがとう」「今日も元気に来てくれてありがとう」という気持ちで接していますし、保護者さんたちに対しては、「こんなに可愛らしく、才能に溢れた素敵なお子さんたちを生み、育ててくださってありがとうございます」という気持ちを抱いています。
いきるちからに来てくれている子どもたち、そして、ご家族の皆さんに、今日も素敵な奇跡があふれますように。
今日の担当は、YELLOWでした。(*´∀人)
個性は才能
コラム
23/10/30 17:26