今朝、この夏初めてセミの鳴き声を聞いたYELLOWです!
皆様、体調は如何ですか?
さて、今日は『公教育で社会を作る』という本の中から、少しご紹介したいと思います♪
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「自由」とは何かからの解放を意味するフワフワしたものではなく、自分らしく生きるために、さまざまな困難に出会っても自分なりの方法で乗り越えていける状態のことだと考えています。
(略)
「よくできた」とか「あなたはここが優れている」とかいった言葉は、要するに「能力承認」の言葉ですよね。でも子どもたちは、まず、「存在承認」の経験こそたっぷり積む必要があるはずなんです。「あなたはOK、そのままでOKだよ」という全面的な存在承認ですね。
これが不十分なまま「能力承認」の世界に放り出されると、私たちは不安で仕方なくなってしまいます。何かができなければ認められない。それはとても不安なことですよね。しかも学校では、「先生の言うことをちゃんと聞いて、できる」ことが多くの場合承認されるので、ますます厄介です。「自己承認」が十分育まれないまま、人の目や評価ばかり気にするようになってしまう。
逆に言うと、十分に自己承認が育ったなら、上司や偉い人がどうかは関係なく、自分の言葉を発することができるし、言動にも責任をもつだろうし、また他者に対しても寛容になれるんだろうと思います。
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こちらの本は、そもそも「教育とは何のためにあるのか」「何を学ぶ必要があるのか」について根本的に考えさせられる、大変素晴らしい1冊です。文章もとても読みやすいので、ぜひ皆さんにもご一読いただきたいと思います。
さて、私たちが「幸せ」を感じるベースに必須なのは、やはり「自由」なのではないかと思います。自由とは、好き勝手することではなく、必ず責任を伴うものです。先ほど書かれていたように、「自分らしく生きること」ができなければ、それは不幸以外の何物でもないわけです。
私が日々感じるのは、子どもたちにもっともっと「存在承認」を経験してほしいな~ということ。出来ないこと、苦手なこと、嫌いなものがあっても、「あなたはそのままでOKだよ」「生まれてきてくれてありがとう」と思われているのだと実感できること。そんな経験を、小さい頃にたくさんしていてほしいなと。
私はここ数年で、確固たる「自己承認」を確立できたので、今は周りからどう評価されようが、自分の幸せを最優先に生きられるようになりました。
この自己承認を持てない人は、大人になっても本当に苦労の連続になってしまいます。能力承認をいくら与えてもらっても、自己承認ができている人の方が幸せになれるのです。
子育て中の保護者の方は、ついつい「能力承認」ばかりしてしまわれる方が多いのではないかな?と思います。親御さんだからこそできる最大の愛情の伝え方は、「存在承認」ではないでしょうか。どうぞ遠慮せず、出し惜しみせず、お子さんに「そのままでいいんだよ」と伝えてあげてください!!と、切に願うYELLOWでした~。
バイバイ(*´︶`*)ノ"またね
能力承認・存在承認・自己承認
コラム
24/07/05 11:31