連日の酷暑、皆さま体調は如何でしょうか?
YELLOWはどうにかこうにか、毎日生き延びることが出来ています。
気を付けているのは、冷たいものを食べたり飲んだりし過ぎないこと。(胃腸を守る)
朝ご飯をしっかり食べること。(栄養を摂る/体内時計を合わせる)
早めに寝ること。(睡眠の確保)
……くらいでしょうか。
さて、今年の1月にも1度ご紹介した『小児科一筋60年の医師が説く 子育て5つのカギ』という本の中から、少しご紹介したいと思います。
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●「助けて」と言えることが、自立への第一歩
(略) 助けを求めることは生きていくうえで とても重要なことです。
私はよく、発達障害の子を持つ親に、この子にとっていちばん大事なことはなにか、と尋ねます。するとたいていは、一人立ちできることといったような答えが返ってきます。 大人になったときに周囲に迷惑を掛けず、自立していって欲しいと願うのは親心として理解できます。
しかし、それは違います。 いちばん大事なことは困ったときに、助けて、と言えるようになることです。 この人になら SOS を出せると見極めることができるようになったら、自ずと独り立ち もできるのです。
(略) 助けを求めてもいい人を見つけられるようになるには、まず、助けを求めていいんだと思えるようにならなければ いけません。 教えるのは親であり、 周囲の大人です。 だから親は、一人でできるようになりなさいではなく、困ったら助けてと声を上げられるようになりなさい、と言ってあげなくてはいけないのです。 困ったときは 困ったと言っていいんだよ、 言わなければ誰も分からないよと教えてあげるのです。
(略)
コミュニケーション上手な子は甘え上手です。 そして、 周囲には甘えを許してくれる人がいっぱいいるはずだよということを、親が、言葉であれ 態度であれ、日常生活のなかで子どもに教えることができたら、その子は安心して自立への一歩を踏み出せるはずです。
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どのような感想を持たれたでしょうか?
親自身が、自分一人だけで何とかしようと、誰にも頼らずに必死で頑張る姿ではなく、困った時には無理をせず、誰かを頼る姿を見せてあげることも大切なように思います。
日本の文化としては「人に迷惑をかけてはいけない」というのが当たり前のようになっていますが、そもそも人は、迷惑を掛け合って、支え合ってしか生きていけない生き物です。
さらに、誰かを助けたり、役に立ったりすることによって、喜びを感じたり、自己肯定感がアップしたりする生き物でもあります。
私も以前、どうしても「誰か助けてー!」と言わなければならない状況になったことがあります。その時、声を枯らしてしまっていて、大きな声を出せないタイミングでしたが、全力を振り絞って「助けてー!」と叫びました。
すると、あちこちからたくさんの人が集まってきてくれて、私は事なきを得ました。
このとき、「助けてもらった!」ということで、私自身が喜びを感じたことはもちろん、私から「ありがとうございました!助かりました!!」と声を掛けられた方たちも、「感謝された」「いいことした!」と嬉しい気持ちになられたはずです。
助けを求めることは、決して恥ずべきことではありません。
何でもかんでも、自分一人で出来るようになれるのなら、それはそれで素晴らしいと思いますが、出来ないことは「手伝って!」「助けて!」と躊躇せずに言えるようになることも、とても大切なことだと思います。
大人も子供も、無理せず助けを求めたり、遠慮せずに人を助けることが出来る世の中になってほしいな~と願うYELLOWでした~!!
バイバイ(*´︶`*)ノ"またね
自立への第一歩
コラム
24/08/02 10:12