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療育の選び方 ~自発性の育ち

療育の選び方 自発性の育ち

 ことばの発達を担当しています言語聴覚士のTです。
今回は療育の選び方です。
現在、療育は、幼児期の無償化もあり、内容が多岐にわたっています。
言葉の他にも、学習、やりとり、音楽や絵画等の表現、運動など様々です。療育の選び方について、発達の視点から考えてみます。

 療育の選び方について、発達の視点では、
お子さんに必要な内容を考慮した上で、
笑顔で楽しく過ごせる施設に絞ることがよいと考えます。

 発達では、幼児期後半の課題として、自発性があります。
エリクソンは、自発性について、好奇心や探求心が開発され、
勤勉さにつながるものと説明しています。
このように、友達と一緒に小学校での集団活動を送るには、
自発性の向上が不可欠と言えます。

 自発性の向上には、特定の人との関係性が必要と考えられます。
こども家庭庁は、生まれてから、就学に至る期間の子育ての方針として
「はじめの100か月の育ちビジョン」を定めています。
その中で「安心と挑戦の循環」を挙げています。
自発性に通じる挑戦は、特定人との関係性で形成される
安全・安心感である愛着とのつながりが深いことが説明されています。
このことから、自発性の向上には、特定人との関係性が必要と考えます。

 療育を一つの施設に絞る場合、
自発性の育ちに寄与する可能性を考えます。
一つの施設に絞ることにより、
人や場所での特定の関係性が強まると推察されるためです。
このことから、療育を一つに絞る場合、様々な効果は期待できないものの、
小学校での教育に対応できる資質である自発性の向上に寄与する可能性を考えます。

 以上から、療育の選び方について、発達における自発性の視点から、
お子さんに、必要な内容を考慮した上で、
笑顔で楽しく過ごせる施設に絞ることがよいと考えます。

【参考文献】
・佐々木 正美「子どもの心はどう育つのか」ポプラ新書
・こども家庭庁 はじめの100か月の育ちピジョン
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