こんにちは、児童発達支援ikikataです。
前回、「癇癪(かんしゃく)」について、お子さんによって泣いている理由は様々です、とお伝えしました。
今回もそのうちの一つをお話したいと思います。
以前は「頭がぼーっとしている状態」や「生理的に不快な状態」について話しました。
今回は「認知面が育った場合」です。
認知面が育ち、「自分」と「外の環境」の境界が少しずつ明確になることで、違いが分かり好き嫌いも明確になります。
そのため、拒否することが増える段階になっていきます。
お子さんが受け入れられる出来事と、そうではない出来事の差が大きくなります。
相手に応じられる場面もありますが、他者の介入を拒む場面も増えてきます。
お子さんの拒否に対してどこまで受け入れるか、悩む場面はありますが、お子さんなりに適応した姿と理解していくことが大切です。
一度、安定した枠組みを保障しながら、お子さんと折り合いを目指す関わりが必要です。
この時期のお子さんは、今起きていること、指示がわかりにくい、見通せない不安から、拒否していることがあります。
そのため「わかる」「できること」の提供とお子さんの体験世界への「共感」が必要になります。
また、好き・嫌いの増加に関係して、活動の終わりや場面の切り替えのときに情緒が混乱しやすいお子さんもいます。
「活動の終わり」に対してどうやって向き合えるかが、コミュニケーションの課題の一つになります。
そのため、お子さんが「おしまい」がわかりやすい環境設定や、遊びの工夫を行なっていきます。
児童発達支援ikikataでは、繰り返し練習する、頑張って療育をするのではなく、お子さんが楽しいと感じる遊びの中で療育を行います。
1度見学へ来て、お子さんのことについて一緒にお話しませんか。
作業療法士、幼稚園・特別支援学校教諭、保育士等、さまざまな経験をしてきたスタッフがお待ちしております。
「癇癪(かんしゃく)が多くて困っています…」②
教室の毎日
23/06/04 11:55