こんにちは、児童発達支援ikikataです。
私たちが日常的に行っていることには「はじまりとおわり」があります。
前回はさまざまな活動に参加するために必要な「はじまりとおわり」の力について話しました。
私たち大人は日常で行っている会話の中では、「今から相手の人の話が始まるぞ!」「もうすぐ終わるぞ!」と意識をしなくても、会話の中で情報をうまく受け取り、その中で必要なことを取りだすことができます。
しかし「はじまりとおわり」を自分で情報キャッチすることが難しいこどもたちは、自分以外の“外の世界のわかりにくさ”につながっています。「はじまりとおわり」がわかるようになると、意欲的に活動へ参加しようとしたり、目的をもって動くことができるようになってきます。
今日は「はじまりとおわり」のポイント2つ目について、お話します。
◎聴覚で受容する「はじまりとおわり」
まずは音への関心が高まり、好きな音や苦手な音がわかるようになってきます。歌は、基本的に必ず始まりと終わりがあるので、わかりやすい活動です。歌の終わりで身体を止めることができるようになったり、動かすなど、身体のコントロールが少しずつできるようになってきます。また、当事業所では歌いかける際、歌の終わりは必ず静かになる、などお子さんが「歌のおわり」が分かりやすくなるように、意識して活動を提供しています。
また、当事業所はさまざまな珍しい楽器もあります!!太鼓やカスタネットなど音の余韻が少ない楽器から、ツリーチャイムなど音の余韻が長い楽器など、楽器の種類によって活動の難しさに段階を付けて提供しています。
児童発達支援ikikataでは、繰り返し練習する、頑張って療育をするのではなく、目標にしている姿に向けて、1人1人のお子さんが必要な要素を考えて、活動を提供しています。また、その活動内容はお子さんが楽しいと感じる遊びの中で療育を行います。
1度見学へ来て、お子さんのことについて一緒に話しませんか。
作業療法士、幼稚園・特別支援学校教諭、保育士等、さまざまな経験をしてきたスタッフがお待ちしております。
はじまりとおわりについて②
教室の毎日
23/10/19 12:40