こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。
サウナ事件の最終回です。
おじいさんを救急隊に任せ、サウナ前で見送った後「救急隊が間に合って良かったな」と知人と二人でホッとしていたのですが、そのとき二人ともスッポンポンであることにはじめて気がつきました。
当然、風呂場なので全裸は仕方ないのですが、ロッカーで全裸のまま立っているのが少し恥ずかしくなり、二人で大笑いをしました。
そのおじいさんは救急隊によってロッカールームの涼しい場所に移動させられ、救急隊の質問にも答えながら自分で立とうとするまで回復していました。その様子を遠くで見ながら「マジ、ヤバかったなあ。でも復活してるし、本当に良かったわ」と2人で身体を拭きながら話しをしていたのですが、そこには、今まで助けようとも、手伝おうともしなかったおじさん連中が、救急隊に「この人、私と同じマンションの○○さんです」「私、仲良しなんです」など野次馬だった人たちがベラベラ、ベラベラと嬉しそうにしゃべっているのをみて、「だったら、助けるの手伝えよ」と思ってしまいました。人とは本当に恐ろしいと思いました。
「何かあった場合、責任問題になるから」「あなたは責任取れるのですか?」「余計なことに首を突っ込んで面倒くさくなるのがいやだから、首は突っ込みません」
このような理屈はわかります。でも目の前で人が苦しんで困っているのです。目の前で人が苦しんでいるのを見過ごしたほうが後々気持ちが悪いと思ったので、私はできる限りのことをしようと思いました。
本当に世知辛い世の中になりました。
実は以前にも東武東上線で同じようなことがありました。その話は、機会があればお話しします。
ロッカーで服を着替えていたときに、ジムのスタッフと救急隊の方が来て、「どういったお仕事をされているんですか」と聞かれ「普通の仕事ですが」と答えたのですが、「本当ですか?あまりに迅速で適切な処置をされていたので驚いています。もう少し遅かったら最悪の事態になっていた可能性が非常に高かったので、大変感謝しております。本当にありがとうございました」と言われました。
スタッフは笑顔で救急隊と話しています。でもそこでも違和感を抱きました。
「いやいや、本当はあなたたちの仕事だよ」「ありがとうございました」の一言はないのかい!と思ったので、
スタッフに救命急措置について聞くことにしました。
「CPRって知ってる?」 「僕バイトなので知りません」
「救護措置の研修は?」 「バイトなので受けていないし、何も言われていません」
「今日。正社員は?」 「休みで、今日はバイトだけで回しています」
「へっ?本当に?」「ここの施設、大丈夫?」と大変驚きました。真面目な話、ここの施設はとんでもなくいい加減な運営方法です。ただ地域には大きい風呂設備を備えたジムがないので会員をキープしていて、その多くが銭湯好きな高齢者の方であると推察されました。
しかし、高齢者が多く、それも風呂やサウナの利用がメインとなると事故のリスクは当然上がります。だからこそリスクマネージメントとしてスタッフに救護措置の研修などは頻繁にやるべきなのです。
以前から、ここのスポーツクラブの前によく救急車が止まっていたのを思い出し、腑に落ちました。
FORTUNAの職員たちも年に1回はCPRやAEDの講習を受けています。また校長先生は救命救急の資格も持っています。
そのため普段、救命救急に関して、仕事中、ミーティング中などに普通に校長先生から難しい質問をされることもあります。
また、子どもたち自身に関しては、地震に備えて、年に5,6回は避難訓練を実施しています。
バイトであろうが、職員であろうが、スポーツクラブのスタッフです。人の健康に携わる仕事です。当然、危険な場面も想定されます。私がスポーツクラブのマネジャーをやっていたときは、近所の消防署の救急隊にお願いして出向いてもらい、年に4、5回はスタッフ全員に強制的に研修を受講させていました。そのため、2年間でしたが、利用者さんの中に病人や怪我人などは出ることはありませんでした。
このようないい加減な施設運営に腹が立ち、「次、何かあっても助けないぞ!」と思いました。
私たち2人は褒められ慣れていない人間なので、モジモジしながら苦笑するしかありませんでした。でも、命が助かって本当に良かったです。スッポンポンで頑張った甲斐がありました(笑)
このおじいさんは、救急車で病院に運ばれ、数日入院されたのち、無事退院。医師からも「もう少しで最悪の結果になるところだった」といわれたようです。
さて、そんなことがあってもすぐに忘れる私は、一日の嫌なことを忘れるためにいつものように風呂とサウナに入り、マッサージチェアーを使ってから帰るというルーティーンを繰り返していました。
そうしたなか、助けた方が退院し、どうしても私にお礼が言いたくて、毎日ジムに来られていたようなのですが、時間が合わず会うことはありませんでした。そして、1,2週間経った頃、ようやく会う機会がありました。
おじいさんは涙目で「ずっと探しておりました。その節は大変お世話になりました。私はもとより家族全員が先生のことを命の恩人であるとおもっております。ありがとうございました。大変感謝しております」
「先生たちだけが私の救護活動に取り組んでいただいたとスタッフから聞きました。この世知辛い世の中で、先生みたいな人がいてくれて本当によかったです」というありがたい言葉をちょうだい致しました。
また、「花畑のような非常に綺麗なところが向こうにあったため動こうとしたとき、どこかからか呼びかける声が聞こえて立ち止まったんです」とも言われました。いわゆる三途の川ではないかと思い、ゾッとしました。
「つきましては、何かお礼をさせていただきたいと思っております。よろしければ今度、食事をご一緒させていただきたいのですが」と言われました。
私としては、自分の心がおもうまま、当たり前のことをしただけと思っていたので、「そのお気持ちだけで十分です」と食事は固辞させていただきました。
そのあと一ヶ月経っても、LINEやメールで「貴方は私の命の恩人です」などいろいろな感謝の言葉のあと、食事のお誘いが続き、あまり断り続けるのも失礼かなと思い、そうであればと食事の招待を受けることにしました。
おじいさんもお忙しいようなので、都合の良い日を相手に選んでもらうことにしました。おじいさんは大変喜んで、1週間後の○○時に□□を指定をされました。
ただ、実はその日に私には用事があったのですが、年上で上場の大企業の社長さんということもあり、あちらの顔を立ててこちらの用事をキャンセルし、1週間後の○○時に□□で待ち合わせることにしました。
そして約束の日がきました。
私はフォーマルな食事や待ち合わせにおいては、前日に確認の連絡します。しかし連絡ををしても繋がらなかったので、少々、不安な気持ちになりながらも、大企業の社長さんという立場の人で「命の恩人」「家族みんなで感謝している」と涙目で言われていたおじいさんの言葉を信じ、大丈夫と判断しました。
そして、当日。おじいさんは約束の時間、待ち合わせ場所に現れませんでした。(笑)
<待ち合わせ場所からのこちらからの連絡も通じず、その日の夜遅くに彼から電話があり、いろいろな言い訳のあと、普通に「明日、いきましょう」と言われましたが、丁重にお断りさせていただいたのは言うまでもありません。そのおじいさんは今でもジムに元気よく通っていますが、会えば、お互いバツ悪そうに「こんばんは」と挨拶はしています>
「命の恩人」とか「感謝」とかみんな簡単に言いますが、一流企業の社長さんですらこんな調子です。人間の本質とは本当によくわからないものです。
人間とはどういう生き物かを再度考える良いきっかけになりました。
皆さんも、熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。酒を飲んでのサウナは大変危険です。
おしまい。
放課後等デイサービス FORTUNA
サウナ事件の最終回です。
おじいさんを救急隊に任せ、サウナ前で見送った後「救急隊が間に合って良かったな」と知人と二人でホッとしていたのですが、そのとき二人ともスッポンポンであることにはじめて気がつきました。
当然、風呂場なので全裸は仕方ないのですが、ロッカーで全裸のまま立っているのが少し恥ずかしくなり、二人で大笑いをしました。
そのおじいさんは救急隊によってロッカールームの涼しい場所に移動させられ、救急隊の質問にも答えながら自分で立とうとするまで回復していました。その様子を遠くで見ながら「マジ、ヤバかったなあ。でも復活してるし、本当に良かったわ」と2人で身体を拭きながら話しをしていたのですが、そこには、今まで助けようとも、手伝おうともしなかったおじさん連中が、救急隊に「この人、私と同じマンションの○○さんです」「私、仲良しなんです」など野次馬だった人たちがベラベラ、ベラベラと嬉しそうにしゃべっているのをみて、「だったら、助けるの手伝えよ」と思ってしまいました。人とは本当に恐ろしいと思いました。
「何かあった場合、責任問題になるから」「あなたは責任取れるのですか?」「余計なことに首を突っ込んで面倒くさくなるのがいやだから、首は突っ込みません」
このような理屈はわかります。でも目の前で人が苦しんで困っているのです。目の前で人が苦しんでいるのを見過ごしたほうが後々気持ちが悪いと思ったので、私はできる限りのことをしようと思いました。
本当に世知辛い世の中になりました。
実は以前にも東武東上線で同じようなことがありました。その話は、機会があればお話しします。
ロッカーで服を着替えていたときに、ジムのスタッフと救急隊の方が来て、「どういったお仕事をされているんですか」と聞かれ「普通の仕事ですが」と答えたのですが、「本当ですか?あまりに迅速で適切な処置をされていたので驚いています。もう少し遅かったら最悪の事態になっていた可能性が非常に高かったので、大変感謝しております。本当にありがとうございました」と言われました。
スタッフは笑顔で救急隊と話しています。でもそこでも違和感を抱きました。
「いやいや、本当はあなたたちの仕事だよ」「ありがとうございました」の一言はないのかい!と思ったので、
スタッフに救命急措置について聞くことにしました。
「CPRって知ってる?」 「僕バイトなので知りません」
「救護措置の研修は?」 「バイトなので受けていないし、何も言われていません」
「今日。正社員は?」 「休みで、今日はバイトだけで回しています」
「へっ?本当に?」「ここの施設、大丈夫?」と大変驚きました。真面目な話、ここの施設はとんでもなくいい加減な運営方法です。ただ地域には大きい風呂設備を備えたジムがないので会員をキープしていて、その多くが銭湯好きな高齢者の方であると推察されました。
しかし、高齢者が多く、それも風呂やサウナの利用がメインとなると事故のリスクは当然上がります。だからこそリスクマネージメントとしてスタッフに救護措置の研修などは頻繁にやるべきなのです。
以前から、ここのスポーツクラブの前によく救急車が止まっていたのを思い出し、腑に落ちました。
FORTUNAの職員たちも年に1回はCPRやAEDの講習を受けています。また校長先生は救命救急の資格も持っています。
そのため普段、救命救急に関して、仕事中、ミーティング中などに普通に校長先生から難しい質問をされることもあります。
また、子どもたち自身に関しては、地震に備えて、年に5,6回は避難訓練を実施しています。
バイトであろうが、職員であろうが、スポーツクラブのスタッフです。人の健康に携わる仕事です。当然、危険な場面も想定されます。私がスポーツクラブのマネジャーをやっていたときは、近所の消防署の救急隊にお願いして出向いてもらい、年に4、5回はスタッフ全員に強制的に研修を受講させていました。そのため、2年間でしたが、利用者さんの中に病人や怪我人などは出ることはありませんでした。
このようないい加減な施設運営に腹が立ち、「次、何かあっても助けないぞ!」と思いました。
私たち2人は褒められ慣れていない人間なので、モジモジしながら苦笑するしかありませんでした。でも、命が助かって本当に良かったです。スッポンポンで頑張った甲斐がありました(笑)
このおじいさんは、救急車で病院に運ばれ、数日入院されたのち、無事退院。医師からも「もう少しで最悪の結果になるところだった」といわれたようです。
さて、そんなことがあってもすぐに忘れる私は、一日の嫌なことを忘れるためにいつものように風呂とサウナに入り、マッサージチェアーを使ってから帰るというルーティーンを繰り返していました。
そうしたなか、助けた方が退院し、どうしても私にお礼が言いたくて、毎日ジムに来られていたようなのですが、時間が合わず会うことはありませんでした。そして、1,2週間経った頃、ようやく会う機会がありました。
おじいさんは涙目で「ずっと探しておりました。その節は大変お世話になりました。私はもとより家族全員が先生のことを命の恩人であるとおもっております。ありがとうございました。大変感謝しております」
「先生たちだけが私の救護活動に取り組んでいただいたとスタッフから聞きました。この世知辛い世の中で、先生みたいな人がいてくれて本当によかったです」というありがたい言葉をちょうだい致しました。
また、「花畑のような非常に綺麗なところが向こうにあったため動こうとしたとき、どこかからか呼びかける声が聞こえて立ち止まったんです」とも言われました。いわゆる三途の川ではないかと思い、ゾッとしました。
「つきましては、何かお礼をさせていただきたいと思っております。よろしければ今度、食事をご一緒させていただきたいのですが」と言われました。
私としては、自分の心がおもうまま、当たり前のことをしただけと思っていたので、「そのお気持ちだけで十分です」と食事は固辞させていただきました。
そのあと一ヶ月経っても、LINEやメールで「貴方は私の命の恩人です」などいろいろな感謝の言葉のあと、食事のお誘いが続き、あまり断り続けるのも失礼かなと思い、そうであればと食事の招待を受けることにしました。
おじいさんもお忙しいようなので、都合の良い日を相手に選んでもらうことにしました。おじいさんは大変喜んで、1週間後の○○時に□□を指定をされました。
ただ、実はその日に私には用事があったのですが、年上で上場の大企業の社長さんということもあり、あちらの顔を立ててこちらの用事をキャンセルし、1週間後の○○時に□□で待ち合わせることにしました。
そして約束の日がきました。
私はフォーマルな食事や待ち合わせにおいては、前日に確認の連絡します。しかし連絡ををしても繋がらなかったので、少々、不安な気持ちになりながらも、大企業の社長さんという立場の人で「命の恩人」「家族みんなで感謝している」と涙目で言われていたおじいさんの言葉を信じ、大丈夫と判断しました。
そして、当日。おじいさんは約束の時間、待ち合わせ場所に現れませんでした。(笑)
<待ち合わせ場所からのこちらからの連絡も通じず、その日の夜遅くに彼から電話があり、いろいろな言い訳のあと、普通に「明日、いきましょう」と言われましたが、丁重にお断りさせていただいたのは言うまでもありません。そのおじいさんは今でもジムに元気よく通っていますが、会えば、お互いバツ悪そうに「こんばんは」と挨拶はしています>
「命の恩人」とか「感謝」とかみんな簡単に言いますが、一流企業の社長さんですらこんな調子です。人間の本質とは本当によくわからないものです。
人間とはどういう生き物かを再度考える良いきっかけになりました。
皆さんも、熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。酒を飲んでのサウナは大変危険です。
おしまい。
放課後等デイサービス FORTUNA