こんばんは!
都筑区放課後等デイサービスFORTUNAです!
最近外国語挨拶の先生が出てきませんね・・・
外国語のネタ切れなのでしょうか・・・(早すぎます笑)
それは置いておいて、今回は「心の理論」についてお話したいと思います。
簡単に説明すると「自分以外の他者の心を理解する能力」です。
人は小さい頃は自分を中心とした考え方、見方をしますが、次第に他の人の立場に立って考えたりすることができるようになります。
これを確かめる実験として有名なのが「サリー・アン課題」です。
サリーとアンは同じ部屋にいます。部屋にはサリーのバスケットとアンの箱が置かれています。サリーはビー玉をバスケットに入れ部屋の外に出ます。その間にアンがビー玉を自分の箱に移します。最後にサリーが部屋に戻ってきてビー玉を取り出そうとします。
ここでこの状況を見ていた子どもに「サリーがどこを探すか」という質問をします。
そうすると3歳児の多くは「アンの箱の中」と答えます。
これはアンがビー玉を箱に移したのを見たからです。
→自分が見たものとサリーの状況(サリーはビー玉が移ったのを見ていません)が異なるというのを理解することが難しいため起こると言われています。
(5歳前後で「サリーはバスケットを探す」という答えを出すことができるとされています)
この課題ですが、自閉スペクトラム症の子どもたちのなかで、知的な遅れはなくても正答できない場合があります。
→自閉スペクトラム症の特徴の一つである「相手の気持ちの想像が難しい=対人関係の難しさ」に当てはまるところがあります。
そのためこの課題は自閉スペクトラム症の子どもたちが抱えるコミュニケーション面などの難しさを把握するための指標になるとも言われています。
こういった課題を用いてお子さんの苦手な部分を探すことも、支援のアプローチの仕方をより具体的にできる場合があるので、知っておいて損はないと思い共有させていただきました!
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22/01/19 00:32