こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
自閉症スペクトラム障害(ASD)では、手先の器用さが求められる場面や全身を使う場面など、幅広い身体活動場面で身体的不器用さがよく見られます。
この身体的不器用さは、「日常的な運動技能が暦年齢や知能から期待されるレベルよりも著しく劣っていて、それらが生活に支障をきたしている状態」と定義されています。
ASD児の身体的不器用さの特徴をまとめてみた場合、歩き方や走り方がぎこちない。姿勢やバランスが悪い、手先が不器用、複雑な運動が苦手等があげられ、微細運動から粗大運動まで広範囲にわたり、日常生活で必要な基本的な運動課題からスポーツなどで求められる高次な運動課題までと多義にわたっています。
ASD児の身体的不器用さの状態を総合的に評価したものをMovement ABCと呼ばれ、手先の器用さ、ボール投補、バランスの3つの項目によって構成されています。またこれは個人内の得意不得意を判断することが可能であり、わりとピンポイントに効果的な支援を行うことが出来るとされています。
ASD児で身体的不器用さのある子どもの運動へのアプローチの一つとして課題志向型アプローチというのがあります。
まずはどのような視点からみていけばよいのでしょうか。簡単に言えば5つの視点から見ていけば良いといわれています。
1)その子に見通しが立っているか。
2)その子にわかりやすく伝わっているか。
3)その子に今できることは何か。
4)その子はどう感じているか。
5)その子は何を見ているか。です。
詳しい内容は、私どものプログラム上の問題で割愛させて頂きますが、これらの点をおさえた運動指導を通して、ASD児がどのように運動発達を遂げたのか、どのように発達的変化が生じたのかを考えることが重要になってきます。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA
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放デイ FORTUNA 自閉症スペクトラム障害と運動
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22/02/12 14:03