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放デイFORTUNA コミュニケーションの4つのステップ

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こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。



今日は「コミュニケーションにおける4つのステップ」における定義です。



大人もこどもも大なり小なり、当たり前で一般的に行っている動作や考えからお話しします。
人は日々のコミュニケーションで、無意識のうちに次の4つのステップを取っています。ちょっと堅苦しく、難しい表現になってしまいますが、

① コミュニケーションをしたい、あるいはする必要の相手のことを考える。

② コミュニケーションする意図を示すため身体の動き方や動かし方を確立する。(身振り手振り)

③ 一定の方向に向けてアイコンタクトをし、単独の相手または集団とコミュニケーションを取る意図を定める。

④ 言語を用いて相手とコミュニケーションをしながら、はじめの3つのステップを継続・発展させる。

となります。



以上のステップのどれかが省かれたり間違って解釈されたりすると、行おうとしたコミュニケーションが誤解されたり、失敗という結果になったりという経験はどなたもお持ちだと思います。

困り事のある子どもたちの中には、例えIQや学力が高くてもこれらのステップがよくわからない子どももいます。このような子どもがよくわからないまま、成長していくと大人になってコミュニケーションが上手く取れないということが起こってくる可能性があるのです。



それでは、コミュニケーションの4つのステップについて1つずつ、詳しく見ていきましょう。

① 人のこと(相手のこと)を考える・・・コミュニケーション相手を思考の基準にする。

他者のことと、その人や集団とコミュニケーションする目的を考えることで、コミュニケーションの意図を明確にしていきます。

A)相手について何を知っているか。何を話したか、どんな人か覚えているか。

B)相手は何を考え、どう感じているか。

C)相手が話したいことは何か。

D)こちらが言いたいことについて相手はどう感じるか。

のような考え方をもたなければなりません。(ただし、一般的には、皆さん自然にそのような考え方になっていると思います)



② 自分の身体の在り方だけでなく、コミュニケーションを取っている相手の身体の在り方についても意識する。

身体の在り方とは、相手の近くにいるという物理的な場合のみの話ではない。会話のやりとりをしたい相手に対しての身体の向け方、伝えたいメッセージを補完するためのボディランゲージや顔の表情の使い方、声の大きさ、さらにコミュニケーションを取り始めるときと終わるときの会話のスピードなどよっても変わってきます。

A)身体の動きは、その人が次に何をするつもりか(そこにいて話し続けるのか、はたまた話を打ち切るのかなど)このような動きは、意図的ではなくても非言語的なメッセージとして他者に伝わる。

B)身体の向きは、その人がその場にとどまって話を続けるのか、あるいは一言だけ伝えて立ち去るのかを伝える。

C)ボディランゲージや顔の表情からは、その人が周囲の物や人に対してどう感じているか、どれだけ相手に物事を伝えようとしているかが読み取れる。

D)自分自身、全身がリラックスしていれば、落ち着きと安心感があり、コミュニケーションの相手をさせることが出来る。

E)私たちは皆、コミュニケーションするつもりがなくても、周りの人の身体の在り方の手がかりを読み取って、その人の意図を判断しようとしていることに気づくことが重要である。例えば、車を運転していて、歩道にいる人が車道の方に向いた場合、その人は道を横断しようとしているのではないかと考えることなどがそうである。この合図を自分が処理し、その行動が自分に影響を与えるかどうかを判断する材料になる。(轢いてしまって事故を起こすかもしれないから、スピードを落とす)



このように相手の身体の在り方から読み取れることがたくさんあるのです。

ただ、困り事のある子どもたちの中には、残念ながら読み取れない子どももいます。そうしたことを理解しながらソーシャルスキルのなかのコミュニケーション能力について教育・療育していかなくてはならないのです。



次回は、4つのステップの残り2つの説明をしていきます。



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