こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
天気予報によれば、連休明けまでこの寒さが続くようなのでもう少しの辛抱が必要なようです。
さて、現在学校においては、教科教育に比重がかかっています。そのため、苦手な科目を克服したり、新たな知識を蓄えるために塾に通っている子どもも多くなりました。
勉強をして知識を蓄えることは子どもたちの未来において必須です。しかし、勉強だけできても他の友だちとの対人関係を上手く築いていく社会面の力に問題があると、当然、生きにくくなります。またそのために悪い道に走ってしまうかもしれません。
困り事がある子どもの中には、勉強がある程度できていても、”これをやればどうなるのか”など「予測する」ということが出来にくいこどもがいます。またそういった子どもは、計画を立てそれを実行し、間違いがあった場合、途中で修正するなどの実行機能が上手く働かない場合もあり、間違った選択をしてしまうことも多いのです。
またその中には感情のコントロールが不十分な子どもがいることもあり、正常な判断が出来ずにトラブルをおこしてしまう場合も見られます。
私たち大人でも感情的になってしまうとあまり良い結果は得られないことが多いことは、経験上知っています。感情のコントロールが出来ないと色々と問題が起こるために「社会面の力」がとても必要なことは言うまでもありません。
学年が上がるにつれて、段々と他の子どものことを意識しはじめます。その中には学習面に関することもでてきます。テストの結果が悪ければ、「恥ずかしい」「格好が悪い」など他人の目を意識しだすこともあります。この学習面で嫌な思いや挫折感を味わうことで、それが感情のコントロールができないことと結びつき問題行動などに繫がっていくことは、よくあることなのです。
しかし、困り事がある子どもの中には「文字が読めない」、「先生の話を聞けない」子どもも多くいます。
FORTUNAではそういった子どもに対しては、「読めないから」、「聞けないから」出来なくても仕方がないという考え方をもち、関わらないのではなく、どうしたら少しでも「読めるようになるのか」、「聞くことが出来るようになるのか」にフォーカスして、元教師である職員達が療育・教育を通して積極的に関わっているのが特徴で、学習の土台となる見る力、聞く力、想像する力を少しでも多く身につけてもらえるようなプログラムを作成しています。
学習面の他にも、「身体面」「社会面」といった3方向から子どもたちにアプローチをするために、認知機能トレーニング(コグトレ)を取り入れるようにしているのです。
具体的には社会面については「認知ソーシャルトレーニング」、学習面については「認知機能強化トレーニング」、身体面では「認知作業トレーニング」を行うようにしています。
このようにFORTUNAで行っているコグトレは、将来、社会に出ていっても困らないために3方向から子どもを支えていくための包括的なプログラムとなっています。
なぜそこにこだわるかというと、私たちが他者との関わりがある「集団=社会」の中で生きており、生き続けなくてはならないからです。困り事のある子どもの中には、対人関係におけるトラブルがストレスになっている場合もあります。
私たちの自己イメージは、他者との関わりを通して形成される側面が多大にあります。ですから、「社会面」でのトレーニングが非常に大切になってくると、FORTUNAでは考えております。
次回は認知ソーシャルトレーニングとは?です。
<ご注意>
FORTUNAでは、FORTUNAの療育方針に則り、コグトレを用いて子どもの「出来た」を増やしていくという方向性をもっており、この3年で手応えを感じております。
しかし、FORTUNAの療育が全ての子どもたちに効果があるとは考えておりません。
お子さまのFORTUNAとの相性、ご家庭の方針やご家庭での子どもの過ごさせ方、また保護者の方のFORTUNAの活動へのご理解とご協力の方法、その子の学校での問題(学校での生活態度、学習面等)など、場合によっては私たちが介入できない問題もございます。その場合はご家庭内(ご夫婦間等)もしくは学校と適切な連携をとって頂きたいと思います。
また時々ではありますが、利用者様の都合や方針に合わせて欲しいというリクエストもございますが、そのようなリクエストには原則応じることはできません。またそのような考え方をお持ちの場合、FORTUNAの療育方針との齟齬が見られる可能性があり、私たちが目指している方向と違ってしまうことがございます。利用されている限りは、FORTUNAの方針に従って頂き、ご協力とご理解が必要であることをご承知おきください。
放課後等デイサービス FORTUNA
都筑区放デイ FORTUNA 子どもたちの支援
教室の毎日
25/02/22 18:13