こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
私は今朝、少し肌寒く感じました。皆さんはどうでしたでしょうか。しかし、この寒暖差はかなり身体に応えます。
さて、今回はADHDの2回目です。
皆さんもご存じだと思いますが、ADHDの児童の特性として”じっとしていることができない”ということは、よく言われていることです。
それだけではなく、衝動的に行動してしまうこともあります。
このことは、子どもが自分自身でよくわかっていることがあります。すなわち本人に自覚があることが多いのです。なので、「本当は止めたいのに・・・」となり、「失敗したなあ」と自分自身にマイナスな感情をもつこともあります。
ただ、自分で意識していても自分でコントロールすることが難しいので、強い叱責や注意は、より自分を責めて自己肯定感を下げてしまうことにもつながりかねません。
ADHDもしくはADHDの疑いという診断のもと、FORTUNAに来てくれている子どもも多くいます。開設当初の頃は、本当に落ち着きがなく、学校やご家庭にお迎えにいった時から寄り道をして送迎の車になかなか乗らない子やキッズから出てこない子、FORTUNAに着いてからも教室から出て行きそうになる、席に座らず床に寝転んで動かないなどの光景が1、2ヶ月みられ、正直、どうしたものかと悩みました。
ただ、FORTUNAは「預かり型」ではなくプログラムに沿った療育を行うことを基本理念としているので、子どもたちがしっかりと着席した状態で行える療育プログラムを考えていくことに注力しました。
その結果、大体4~5ヶ月後には最初の頃とは打って変わって、ほぼ100%の児童がプログラム中に離席することはなくなり、静かに座って聞くことができるようになりました。また自由時間においても、周りの友だちの様子を見ながら自分自身で考え、ルールを守った行動を取れる子どもが増えてくれたことで、療育プログラムが間違っていなかったことを確信しました。
保護者の方々からは、「学校でも家庭でもなかなかじっとすることが難しいのに、少しの間でもルールを守ってじっとすることができていることが信じられない」というお言葉をよくいただきます。私たちが嘘をつくことはありません。要は、しっかりとした環境を整えてあげれば、かなりの子どもがやれる可能性があるということなのです。あとは、その態度を習慣化することができたら、学校生活はずっと楽になるでしょう。
またADHDの子どもの特性の一つに短期記憶が弱いことや同時処理が難しいことが挙げられます。ADHDの子どもたちの中には、認知処理の特異性から、一度に多くのことを説明すると混乱してしまう傾向があります。その傾向に周りの大人が気づかない場合、自分でわかったつもりでいても、いざ始めてみると途中から訳がわからなくなり目標を見失う体験がどんどんと積み重なって、結局、何をやっても達成感を得ることが出来なくなってしまう可能性が出てきます。
また、記憶が弱いことから無力感に苛まれたり、学年が上がるにつれて他の児童と自分を比較し始め、自分が上手くできないことで自信を失ったり、自分は出来ないんだと自己肯定感が下がってしまうこともあるので、注意しながら観察することが大切です。
FORTUNAでは、毎日のミィーティングにおいて、子どもたちの活動の様子を共有し、教室のルールを守って他のお友だちと仲良く過ごすことが出来ているかを第一に考えてきました。また、それとともに出来ていない自分を責めて自信を喪失していないかにも常に注意をはらうようにしてきました。
そうした行動が子どもたちにも伝わり、言われなくても静かに座って話を聞く態度が取れることにつながってきたのだと思います。
家庭においても子どもの気持ちを理解しながら、甘やかすのではなく適切なタイミングでの注意や指導を行えば、徐々に出来るようになっていくと思います。タイミングを探すのは少し大変ですが、やってみられては如何でしょうか。
放課後等デイサービスFORTUNA
私は今朝、少し肌寒く感じました。皆さんはどうでしたでしょうか。しかし、この寒暖差はかなり身体に応えます。
さて、今回はADHDの2回目です。
皆さんもご存じだと思いますが、ADHDの児童の特性として”じっとしていることができない”ということは、よく言われていることです。
それだけではなく、衝動的に行動してしまうこともあります。
このことは、子どもが自分自身でよくわかっていることがあります。すなわち本人に自覚があることが多いのです。なので、「本当は止めたいのに・・・」となり、「失敗したなあ」と自分自身にマイナスな感情をもつこともあります。
ただ、自分で意識していても自分でコントロールすることが難しいので、強い叱責や注意は、より自分を責めて自己肯定感を下げてしまうことにもつながりかねません。
ADHDもしくはADHDの疑いという診断のもと、FORTUNAに来てくれている子どもも多くいます。開設当初の頃は、本当に落ち着きがなく、学校やご家庭にお迎えにいった時から寄り道をして送迎の車になかなか乗らない子やキッズから出てこない子、FORTUNAに着いてからも教室から出て行きそうになる、席に座らず床に寝転んで動かないなどの光景が1、2ヶ月みられ、正直、どうしたものかと悩みました。
ただ、FORTUNAは「預かり型」ではなくプログラムに沿った療育を行うことを基本理念としているので、子どもたちがしっかりと着席した状態で行える療育プログラムを考えていくことに注力しました。
その結果、大体4~5ヶ月後には最初の頃とは打って変わって、ほぼ100%の児童がプログラム中に離席することはなくなり、静かに座って聞くことができるようになりました。また自由時間においても、周りの友だちの様子を見ながら自分自身で考え、ルールを守った行動を取れる子どもが増えてくれたことで、療育プログラムが間違っていなかったことを確信しました。
保護者の方々からは、「学校でも家庭でもなかなかじっとすることが難しいのに、少しの間でもルールを守ってじっとすることができていることが信じられない」というお言葉をよくいただきます。私たちが嘘をつくことはありません。要は、しっかりとした環境を整えてあげれば、かなりの子どもがやれる可能性があるということなのです。あとは、その態度を習慣化することができたら、学校生活はずっと楽になるでしょう。
またADHDの子どもの特性の一つに短期記憶が弱いことや同時処理が難しいことが挙げられます。ADHDの子どもたちの中には、認知処理の特異性から、一度に多くのことを説明すると混乱してしまう傾向があります。その傾向に周りの大人が気づかない場合、自分でわかったつもりでいても、いざ始めてみると途中から訳がわからなくなり目標を見失う体験がどんどんと積み重なって、結局、何をやっても達成感を得ることが出来なくなってしまう可能性が出てきます。
また、記憶が弱いことから無力感に苛まれたり、学年が上がるにつれて他の児童と自分を比較し始め、自分が上手くできないことで自信を失ったり、自分は出来ないんだと自己肯定感が下がってしまうこともあるので、注意しながら観察することが大切です。
FORTUNAでは、毎日のミィーティングにおいて、子どもたちの活動の様子を共有し、教室のルールを守って他のお友だちと仲良く過ごすことが出来ているかを第一に考えてきました。また、それとともに出来ていない自分を責めて自信を喪失していないかにも常に注意をはらうようにしてきました。
そうした行動が子どもたちにも伝わり、言われなくても静かに座って話を聞く態度が取れることにつながってきたのだと思います。
家庭においても子どもの気持ちを理解しながら、甘やかすのではなく適切なタイミングでの注意や指導を行えば、徐々に出来るようになっていくと思います。タイミングを探すのは少し大変ですが、やってみられては如何でしょうか。
放課後等デイサービスFORTUNA