こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
今回は、運動上達のポイントとして、最近、注目を集めている「小脳」の働きについてです。
鳥類においては、「小脳」がヒトと比べて発達しているのが特徴で、バランスを取るのに重要な役割を果たしています。電線に鳥が止まっても落ちないことからもよくわかります。
この「小脳」における調整能力が運動が上達するためのポイントであるということがわかってきました。「小脳」を上手く働かせるように練習すれば、運動能力は上がるということです。
そもそもヒトの運動能力(神経)は、脳による高度な制御機能の仕組みによって成り立っています。いろいろな動き(運動)をおこなう場合、大脳からいろいろな運動に対する情報が出されます。
しかし、失敗をした場合(運動が巧くいかなかった場合)は、情報が小脳に入力されます。失敗した情報(誤差信号)が入力されると、小脳が改善策を瞬時に出すのです。つまり最適化された運動プログラムを小脳が自動的に作り出す仕組みです。
すなわち、大脳からの指令に対して上手く対応できなかったとき、小脳が調整して新たな運動プログラムを作り、その情報が大脳皮質に送られます。そしてまた大脳からコマンドがきて、小脳が修正をするという繰り返しがおこなわれます。
それが繰り返しおこなわれることで、徐々にスムーズで無駄のない動きをおこなうことができるのです。
運動の場面ごとに大脳と小脳がやりとりをすることで、反射のブレを調整することが出来るのです。「小脳」が失敗から学ぶことが運動能力の向上に繫がることになります。
例えば、ボールを投げることが苦手な子どもの場合、投げ方は変でも、何回も投げていると何となく前にボールが飛び始めたり、目標物に当たったりするようになってきます。それはこの「失敗から小脳が学ぶ」ということが起っているからです。
練習して小脳の「失敗を検知する」能力をどんどん使えば、動きは洗練されていくのです。
ただ同じ条件で同じ動きをすると、その動きは上手になっても、臨機応変に投げることはできません。即ち、シチュエーション(状況)が変わると投げることが難しくなるということです。
では臨機応変に投げるためにはどうすれば良いのでしょう。
次回はそのことについてお話しします。
<続く>
放課後等デイサービス FORTUNA
今回は、運動上達のポイントとして、最近、注目を集めている「小脳」の働きについてです。
鳥類においては、「小脳」がヒトと比べて発達しているのが特徴で、バランスを取るのに重要な役割を果たしています。電線に鳥が止まっても落ちないことからもよくわかります。
この「小脳」における調整能力が運動が上達するためのポイントであるということがわかってきました。「小脳」を上手く働かせるように練習すれば、運動能力は上がるということです。
そもそもヒトの運動能力(神経)は、脳による高度な制御機能の仕組みによって成り立っています。いろいろな動き(運動)をおこなう場合、大脳からいろいろな運動に対する情報が出されます。
しかし、失敗をした場合(運動が巧くいかなかった場合)は、情報が小脳に入力されます。失敗した情報(誤差信号)が入力されると、小脳が改善策を瞬時に出すのです。つまり最適化された運動プログラムを小脳が自動的に作り出す仕組みです。
すなわち、大脳からの指令に対して上手く対応できなかったとき、小脳が調整して新たな運動プログラムを作り、その情報が大脳皮質に送られます。そしてまた大脳からコマンドがきて、小脳が修正をするという繰り返しがおこなわれます。
それが繰り返しおこなわれることで、徐々にスムーズで無駄のない動きをおこなうことができるのです。
運動の場面ごとに大脳と小脳がやりとりをすることで、反射のブレを調整することが出来るのです。「小脳」が失敗から学ぶことが運動能力の向上に繫がることになります。
例えば、ボールを投げることが苦手な子どもの場合、投げ方は変でも、何回も投げていると何となく前にボールが飛び始めたり、目標物に当たったりするようになってきます。それはこの「失敗から小脳が学ぶ」ということが起っているからです。
練習して小脳の「失敗を検知する」能力をどんどん使えば、動きは洗練されていくのです。
ただ同じ条件で同じ動きをすると、その動きは上手になっても、臨機応変に投げることはできません。即ち、シチュエーション(状況)が変わると投げることが難しくなるということです。
では臨機応変に投げるためにはどうすれば良いのでしょう。
次回はそのことについてお話しします。
<続く>
放課後等デイサービス FORTUNA