こんにちは！
LITALICOジュニア名駅教室です。

今回はお子様の遊び方について、お話したいと思います。
「うちの子なぜか同じ遊びを何回も繰り返すんです」
「本来の遊び方じゃないんだけどな～教えてもやらないし…」
といったお子様の不思議に感じる遊び方って、ありませんか？

我々大人から見たら謎めいたその遊び…。
でも、これにもちゃんと理由があるんです。
お子様の様子をよーく観察したら
見えてくるものがあったりします。

例えばお砂場のお山を発見するといつも踏んでしまう子。
「ほら、こっちのスコップで砂を掘ろうよ」と誘っても、
結局作ったお山を崩してしまいます。

ここで大事なのはお子様の様子をよく観察する事。
目線はどこを見ているのか？
どんな表情なのか？
どういう崩し方をしているのか？…等。
よーく見た結果、
この子はお砂遊びが好きなのではなく、
『足で踏んだ時にザクっと崩れる感覚』が好きなのかも。。
そういった発見が得られたりします。
お子様の謎めいた遊びを発見した場合はぜひ
大人も一緒になってやってみましょう。
（もちろん、お友達のものを壊したりするのは困るので、
他人の物じゃないか・危険な遊びじゃないか等は大人のほうで判断しましょうね）
「じゃあ今度は人の作った砂場じゃなくて、
集めた落ち葉を一緒に踏んで遊んでみようかな？」
なんて、新しい発想が生まれたりします。
そこからこどもの興味も広がるのです。



LITALICOジュニア名駅教室の周辺教室にて、
実際にあった指導内容をもとに事例をご紹介します。

▼カゴに入ったおもちゃをひっくり返して床に広げる行動を繰り返すお子さまの『なんで？』と支援▼

今回のお子様は・・・

（気になる/困った行動）
カゴに入った玩具を
ひっくり返して床にぶちまけてしまう

（その原因）
◎物が上から下に落ちる様子やカラフルな玩具が散らばっている様子を見ることが好き
（視覚的に楽しんでいる）

◎物が落ちた際に出る音が好き
（聴覚的に楽しんでいる）

【実際の指導内容】
プログラム：いろんな遊び方で遊ぼう！

視覚的/聴覚的に楽しめる遊び方が好き”をヒントに・・・
【玩具】カラーボール
【遊び方】
①お子さまの頭の上から大量のボールを落とす（ボールシャワー）
②滑り台からボールを転がす
③ボールを投げ、太鼓や楽器にあてる

・ターゲットスキル
遊びの幅を広げる（様々な遊び方で遊ぶ）

・実際の場面
最初は・・・
◎指導員の促しで要求を伝える様子があった。
（例）
指導員：「やって？」　　
お子さま：「やって」
◎ボールを渡しても落とすだけで
　遊ぼうとする様子はなかった。

最終的には・・・
◎カラーボールを見ると、指導員に「（シャワー）やって」
と自発的に要求することができるようになった！
◎落とすだけだった、ボールの遊び方が
指導員とキャッチボールのようなやり取りで楽しめるようになった！

⇒他者へ意識が向くようになり、遊びのバリエーションが増えた！

このようにお子さまは、
遊びから様々な学びをしています。
今回のお子さまは、ボールでの遊び方が
増えただけではなくコミュニケーション面においても
自発的な意思表示が増えましたね！

お子さまの好きなものは、
時間とともに変化していきます。LITALICOでは、常にお子さまの「好き」を追求し、
お子さまの好きなことをヒントに、新しい遊び方や新しい玩具の提案をしています。

お子さまの遊び方について、気づいたことや疑問があればぜひ、教室のスタッフへお尋ねください！