ビジョントレーニング②
教室の毎日
22/09/21 18:03
発達の気になるお子様の中には、
視覚機能に問題があり「見えにくさ」を抱える子どもがいます。
この「見えにくさ」は、
文章を読み飛ばす、読み間違える、
文字を覚えられない、文字や図がうまく書けない、
手先が不器用、といった苦手を引き起こす原因の一つになります。
「見えにくさ」を改善するために行うのが
ビジョントレーニングで、
「ものを眼でとらえて、正しく認識し、体を動かす」
という一連の視覚機能を高める効果があります!
視覚機能は、
①入力 ②視覚情報処理 ③出力という流れがあります。
(①については昨日の投稿を参考にしてみてくださいね😊)
②視覚情報処理は、
眼から入力された情報を脳へ送り、
情報処理を行うことです。
これによって、眼でとらえたものの色や形、
大きさ、位置などを認識します。
必要な機能は、視空間認知です。
これは、見たものを正しく認識する機能のことです!
トレーニングの方法としては、
タングラムやパズルなどがあります!
Daisykidsでも個別療育の一つとして使用することがあります
③出力は、
視覚情報をもとに、
脳が体に司令を出すことです。
ものを手に取ったり、よけたりできるのは、
出力機能が適切に働いていることによります!
必要な機能は、眼と体のチームワークです!
トレーニング方法の例の一つをご紹介いたします☺︎
まず、紐の先に結びつけたお手玉を用意します!
大人がお手玉を揺らして、子どもは指でタッチしたり、
左右の膝で交互にタッチしたりします!
紐の長さは30〜40cmが理想的です!
サッカーボール、サッカーボールネットでも代用できますね☆
他にもさまざまな方法があるので、
お子さんにあったビジョントレーニングを行うようにしています☺︎
【参考文献】
岡田俊(2022)「発達障害のある子と家族によりそう
安心サポートBOOK 幼児編」株式会社ナツメ社