子どもの新しい行動を習慣化させたいけど、どうやればいいのかわからない・・・
と親御さんから質問を受けることがよくあります。
子どもが自ら進んでやってくれれば良いですが、そう簡単にはいかないから困りますよね。
そこで今回は、子どもの新しい行動を習慣化させるための方法についてお話していきたいと思います。
方法として、”トークンエコノミー”があります。トークンエコノミーとは、目標を立てて取り組み、できたらごほうびとと交換できるという仕組みです。
「できた!!」が見える化されやすい方法なので、お子さんに取り組みやすいです。
ポイントとして、
①何を、いつ、どれだけやるのかを具体的に
⇒例えば、「ご飯を食べたら歯磨きをする」など
⇒標的行動の定義が曖昧だと、子どものさじ加減に偏ってしまう。
②開始前に子どもと契約を交わす
⇒「どのような習慣を身につけるために行うのか」「どのようにすればシールをもらえ、何枚でご褒美と交換できるのか」を約束。
⇒この約束がなければ、子どもは意図を正しく理解できず、「ご褒美がもらえる都合の良い制度」と勘違いしてしまいます。
③標的行動は評価者がチェックできること
⇒評価者がチェックできないということは、子どもの自己申告制となり、いくらでも誤魔化しの効くシステムになってしまう。
⇒例えば、「挨拶する」という標的行動は、評価者が見ていないところでも起こりうるので、子どもの自己申告に頼りやすい。
④標的行動は少しずつ難易度をあげる
⇒挫折を防ぐために、最初の標的行動はやさしめに設定。
⇒行動に少しずつ慣れていくにつれて少しずつ難易度を上げる。
理由として
⇒行動した結果、自分にとって嬉しいことがあると、その行動は強化されます。
⇒約束に基づいているので、褒め忘れを防ぐことができる。
⇒子どもにとって飽きにくいシステムなので、中長期的な支援に向いている。
では次に、ご褒美の内容ってどのようなものがいいのでしょう・・・。
ご褒美を選ぶうえでのポイントは以下の2つです。
①子ども本人が価値を感じるもの
⇒シール(トークン)は、「お金に変わるもの」。従って、シールと交換できるものは本人にとって魅力的なものでなければならない。
②いくつあっても嬉しいもの
⇒例えば、レゴやLAQのピース、漫画、プラレールのレール、など。
⇒一回で満足してしまうようなご褒美だと、モチベーションを維持するのが難しい。
このトークンエコノミーは、行動が習慣化するだけでなく、目標に向かって一定期間頑張ることで、セルフコントロールや達成感が得られやすいです。
ポイントをためてご褒美と交換するシステムなので、行動の直後にご褒美がなくても見通しを持って努力し、達成することを経験から学べます。
らいぶMOTTOクラブでは、このようにお家で出来る療育についてもアドバイスさせていただきたいと思っています。
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行動を習慣化させるには・・・😉
教室の毎日
22/06/24 10:30