国際生活機能分類は世界保健機関(WHO)が国際障害分類(ICIDH)にかわるものとして2001年5月に採択しました。医療サービス・福祉サービス・研究などの分野で利用されます。療育(発達支援)の世界でも利用されています。
療育(発達支援)の世界では障害のある子どもの生活支援を考える時に、その方の生活の全体像を示す共通の土台があれば話がしやすくなります。
家族や支援者が考える生活ってこういうものだよねということに対する理解がバラバラでは話がしずらくなるのです。
療育(発達支援)の支援者の中には例えば医療の専門家というような支援者もいます。専門家とは特定の分野の理解が深い人のことです。
専門家は自分の専門性が支援する人の生活のどこの部分にあるのかが十分明確に分かっていなければなりません。そうすることではじめて支援チームに役立つ議論に加わることができます。
中途半端な専門家とは自分のよって立つ考え方の位置づけが十分明確には理解できていない専門家のことをいうのではないでしょうか。
こどもリハかわせみ
国際生活機能分類(ICF)の利用
理学療法士ブログ更新
22/10/17 18:37