こんにちはフォレストキッズ池田教室🌳保育士です。
これまでに何百~何千人というお子さまを見てきましたが、教科書通り、全く同じ子はいませんでしたが、
発達は、どんな子どもにも見られる現象です。
その発達の基礎となっているのが、遊びです。
どんな子どもでも、遊びを通して発達します。
発達に遅れや凸凹がある子どもの場合、「上手く遊びに乗れない」「遊び方が分からない」だけで、遊びを通して発達することに変わりはありません。
なぜなら、遊びの中には、子どもがこれから成長し、活動が広がる時に必要になってくる能力を育てる要素が詰まっているからです。
例えば、ティッシュペーパーを次々と取り出す遊びを通して、指の巧緻性(器用さ)を学びます。これがボタンを止める、鉛筆で字を書くという活動につながります。
シーツブランコ遊びを通して、体性感覚(体の位置感覚や揺れなどに対応する能力)を養います。これが不安定な場所を歩くときのバランス能力につながります。
ボール投げをすることで、眼と手の協調性を養います。これが授業の板書をササッとノートに書き写す能力につながります。
このように、子どもは遊んでいるだけの感覚しかありませんが、遊びの中に発達要素が散りばめられているのです。
念密な計画を立て、子どもの発達を促す取り組みを遊びを通して行っているということ。
目標達成のために遊びを上手く活用しているということ。
上記のように、目的を持った遊びを展開しているのが療育で、
「遊ぶ=適当に遊ばせている」ではないことが分かっていただけると思います。
一つひとつの遊びに、方法・目的・効果などがあり、実践の後、療育内容の振り返り、課題、目標の修正などをスタッフ全員で行っています。
「保育士=単に遊んでくれる人」ではない、ということが分かっていただければ幸いです♡
遊びと療育
教室の毎日
22/08/18 17:40