今回も学習指導要領の変遷を書きたいと思います。
今回は2002年度の大改訂です。
今回の改訂で現在も使われている「生きる力」が
初めて使われました。
指導要領で大きく問題になったのが、理系科目です。
小学生では、
「台形の面積を求める公式」→削除
「4桁同士の足し算」→削除
「3桁×2桁以上の掛け算」→削除
もっとも衝撃的な内容だったのは、
今でも覚えています(・_・;)
「円周率3.14を近似値「3」を使う」
これですね・・・
なお文部科学省のHPでは、
「円周率については、【3.14】と教えるだけではなく、
それが本当は、3.1415…とどこまでも続く数で、
【3.14】も概数にすぎないということを
これまで通り、きちんと教えます。」
とのことでした。
中学生では、下記が削除になっています。
数学「二次方程式の解の公式」→削除
理科「水圧・仕事」→削除
この「解の公式」千葉県の公立入試では
よく出てくる公式の一つです。
そのため
中3生には、呪文のように
「解の公式」を暗記させています。
保護者様は懐かしく思い出してみてください((+_+))
「2a分のマイナスbプラスマイナスルート
bの二乗マイナス4ac」
学校は完全週休二日制
総授業数は3150時間→2940時間
に削減されました。
さらに
この2002年度からは通知表が
相対評価から絶対評価に変更になりました。
これにより、千葉県のある中学校では、
英語の通知表で「5」の割合が
生徒数の8割を超える場合がありました。
今回の学習指導要領の翌年、
教育業界では有名な「PISAショック」が
起こりました。
この「PISAショック」のお話は次回書きたいと思います。
Gripキッズ八千代緑が丘校では、
学習を中心に療育を行っていますが、
学習以外に、工作、ゲーム等を組み合わせた
集団療育も毎日実施しています!!
Part2【学習指導要領】 Gripキッズ八千代緑が丘
Gripキッズ職員日記📝
25/04/04 16:49
