皆さんこんにちは。フォレストキッズ稲毛海岸教室です。
暑い日が続いていますが、お子様の睡眠時間はしっかりとれていますでしょうか?
幼児期のお子様にとって最も大切なのが睡眠です。小児科医の成田奈緒子先生によれば、睡眠が足りていないお子様は、発達障害と間違われる事があるそうです。
先生の著書「発達障害と間違われる子どもたち」を一部抜き書きさせて頂きますと、「私のところに相談にくる事例の中には、医学的には発達障害の診断のつかない例も数多く含まれているのです。私はそのような例を『発達障害もどき』と呼んでいます。発達障害もどきとは何かを大まかにお伝えすると、『発達障害の診断がつかないのに、発達障害と見分けがつかない症候を示している状態」を指します。――このような子どもたちによく見られるのが、生活リズムの乱れと、テレビやスマホ、タブレットなどの電子機器の多用です。――脳の発達においては、生まれてから5年間は『動物として生きて行くためのスキルの獲得』が優先されます。――この原始的な脳が発達していないと言語も感情制御も社会性も獲得できないのです」
成田先生は「子育てとは脳育て」とおっしゃっていますが、たしかに、「脳だけが生まれた後に育って働く臓器」なのです。脳細胞のつながりは生まれてから死ぬまで続きます。これを「脳の可塑性」と言います。そして、「特に脳の可塑性が高い時期が生まれてから5年間の幼児期」なのです。
それでは、この子どもたちにとって大切な原始的な脳を育てるには、どうすればよいのでしょうか?実は、この時期の原始的な脳を育てるのに最も大切なのが、規則正しい生活と「睡眠」なのです。
成田先生が直接支援した子どもたちの中に、生活のリズムの改善と睡眠によって発達障害と思われていた子どもの行動が、明確に変わった事例が数多く紹介されています。
具体的にどのくらい寝れば子供にとって大切な原始的な脳が健やかに発達するのでしょうか?
それは、太陽のリズムに合わせて寝かせて、起こすことです。具体的には7.8時就寝~6.7時起床。です。起きたら朝日を浴びること。
しかし、実際にこの時間に睡眠をとらせるのは、現代社会ではなかなか大変なことだと思います。それでも、大切な大切なお子さまのために、生後5年間だけはより良い脳を育てるための子育てに力を入れてほしいなと思います。
お母さん、お父さんの頑張りどころです。
愛する我が子の健やかな成長を楽しみにしているパパ・ママのチャレンジを、微力ながら私たちも応援しています。(W)
すいみんの大切さ
教室の毎日
24/07/18 18:33