こんにちは、稲毛海岸教室です。
当事業所にはSTが常勤で配置されているため、言葉の遅れなどについてご心配な保護者さまが多く通っておられます。
たしかに、一般的には1歳6か月ごろから発語がみられると言われています。しかし、この発語に関しては個人差があります。
モノと言葉が一致しなければ言葉として発することは出来ません。それは大人でも同じです。たとえば、いきなり、スーパーでスワヒリ語でトマトの食べ方の説明を求められても、なんといってよいかわからないのと同じなのです。
小さな子どもたちは、大人の言葉を聞きながら、頭の中で一生懸命になって物と言葉の一致をさせようとしています。
私たちの事業所では、そんな、お子さまの言葉を心配する保護者様に、「子どものことばが遅いとき」というパンフをお渡ししています。
このパンフの著者はベテランの言語聴覚士さんで、保護者様が言葉の遅いお子さんとどのように関わればよいかが、わかりやすく書かれています。
例えば
「こんな場合は,ことばが遅くても心配いりません」と言うところには
◎まわりからの話しかけがよく分かっている。(言語理解)
・「ゴミポイして」と言うと捨ててくれる。
・「お出かけするよ」と言うと玄関に行って待っている。
☆「わかること」は「いえる基礎です。
◎耳が聞こえている
・玄関でピンポーンと鳴ると「アッ!」と気づく。
☆すぐに気づくのは耳が聞こえているだけでなく、脳のはたらきがしっかりしている証拠です。
等等、いろんな場面での出来事をわかりやすく書いています。
私たち支援者も、この冊子を活用しながら、STさんの指導を受けて日々の支援に取り組んでいます。(W)
子どものことばが遅いとき
教室の毎日
24/07/19 10:27