「トークンボード」トークンエコノミー法を取り入れた支援
教室の毎日
23/06/19 11:21

こんにちは、フォレストキッズ八事教室です🌲
今回は、フォレストキッズ八事教室の療育で取り入れている
「トークンボード」についてご紹介します😊
トークンボードは、臨床心理学における主要な治療技法のひとつである、
トークンエコノミー法を基盤につくった教材です‼️
なあにその技法?って感じですよね
課題や目標が達成できた際にご褒美(トークン)を与えて望ましい行動を増やしていき、トークンが一定量たまったらより具体的な報酬を与える、といった仕組みです💰
もっとも身近な例は、ポイントカードです☺️
商品を購入した際にポイントやスタンプがもらえて、それがたまると割引クーポンとして使えたりしますよね🎶
これは、お店にとって望ましい「商品の購入」や「来店」といった行動を、
スタンプというトークンと、クーポンという具体的な報酬によって行動を強化する試み、というものです🌼
このような仕組みを理解できるようになるのが、精神年齢で3歳と言われています❗️
そのため幼児や障害児を対象に、教育の場で用いられることが多いです🧒🏻👧🏻
八事教室では、トークンボードといってマグネットをご褒美として用いています🔵🟡
マグネットにお子さまに人気なキャラクターや乗り物のシールが貼ってあるので、
トークンを集めようと皆んなやる気に満ちあふれ、「もっとやる!」と意欲的になっていきます💓
シートは1から10の数字があり、課題をこなすことでマグネットが集まっていきます
課題やお子さまの様子に合わせてポイントを2倍にしたり、大きいマグネットをあげてみたりと
モチベーションを持続させながら目標達成を目指していきます💡
過去の事例で、母子分離がむずかしいお子さまにトークンボードを取り入れ
ポイントがたまったら〈お母さんに褒めてもらう〉という報酬を設定しました🐣
取り入れる前は課題がひとつ終わる度に保護者室に行っていましたが、
トークンボードをはじめてからは、「次の遊びは?」「もっとマグネット集めたい!」と
やる気に満ちあふれ、保護者室に向かうことがなくなりました☺️
母子分離だけでなく、離席などの苦手なことを克服するための方法として
とっても有効的だなぁと日々の支援で感じさせられます🙌
トークンエコノミーはご家庭でも簡単に取り入れられます❗️
実践する際のポイントをご紹介しますね😆
①具体的な行動目標を決める
目標を決める際は、具体的な行動を決めます
椅子に10分座っていられたら、課題をひとつ終えたら、のように
具体的な行動(その子にとって望ましい行動)を決めていきます🐹
⚠️良い子にしてたらあげる、と言った基準が曖昧な目標は避けましょう
また、行動目標が達成できた時にすぐにトークンを渡すことが効果的と言われていますが、すぐに渡せない時は渡すタイミングについても決めておくと良いと思います💡
②見える化する
ポイントカードを作成して、ポイントをいくつ集めればよいのか、
いくつ集まったかが視覚的にわかりやすいようにします👀
好きなキャラクターで飾られていたり、自分で色や絵を加えたりして
オリジナルのカードがあると特別感が出てよりやる気に繋がったりするかと思います😊
③取り掛かりやすい課題や目標から始める
はじめから高い目標設定にするとポイントが集まらない、集める数が多くご褒美にたどりつかないといった理由から意欲が低下してしまう可能性があります🌀
はじめは集める数を少なくして、集めきったらご褒美がもらえる喜びが感じられるようにするといいですね🎶
トークンエコノミーを取り入れる際に忘れてはいけないのが、「頑張った!」と実感できるような声掛けもあわせて行うことです🗣️
声かけだけでも意欲的に取り組めるようスモールステップの支援できたらと思います🌱
フォレストキッズ八事教室では、お子さまが安心して通えるように
専門的な技法や感覚統合を通じて個別にアプローチしています🐥
・集中が続かない
・コミュニケーションがむずかしい
・情緒の不安定さがある
などなど、お困り事がございましたら
見学、体験、無料相談を受け付けておりますので
お気軽にお問合せくださいませ💓
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