児童発達支援事業所

フォレストキッズ八事教室のブログ一覧

  • 空きあり
  • 土日祝営業
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-3627-0704
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
施設ブログのアイコン

ブログ一覧

(188件)
NEW

我が息子76「だいこん、たのしかった」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 当教室では、発達に特性をもつお子さんや、そのご家族の歩みに寄り添い、安心して成長できる場を日々大切にしています。小さな一歩の積み重ねが未来の大きな力につながるよう、スタッフ一同サポートを続けています。 先日、我が息子が昨年まで通っていた保育園で開催された「発達を考える会」に、OBとして参加してきました。 小学校に進学してからの近況報告や、就学前にどのような準備をしてきたかなど、在園中の保護者の方々と体験を共有させていただきながら、同じ思いの保護者の皆さんとの会話を通じてつながりが持てた素敵な会でした。 我が息子も一緒に連れていきましたが、その間、先生方が子ども達を見守りながら遊んでくださり、懐かしい雰囲気の中で温かな時間を過ごすことができました。 懇談会が終わったあと、息子と遊んでくれた先生方と久しぶりにお話をしているときのことです。 ふと気づくと、我が息子は保育園の本棚から大好きだった絵本をいくつも手に取り、床に並べていました。しかも、その絵本を自分でしまってあった場所から出してきたというのです。先生方も驚かれていましたが、私自身も感心しました。もうだいぶ前のことだけれど、当時の場所をしっかり覚えていたのです。 その姿を見て、「この保育園は我が息子にとって安心できる居場所だったのだ」と改めて感じました。言葉で説明できることはまだ少ない我が息子ですが、記憶と行動が彼なりにその想いを物語っているのだと思います。 さらに心に残ったのは、帰り道での一言です。保育園をあとにし、駐車場まで歩いている途中、我が息子がぽつりと 「だいこん、たのしかった」 と言いました。 「だいこん」というのは、我が息子にとって保育園全体を意味する言葉です。初めて保育園に通い出したとき、我が息子は“だいこん組”に所属していました。その経験が強く印象に残り、彼の中では保育園そのものを「だいこん」と呼ぶようになったのです。 その呼び名は、小学校に通い始めた今でも変わらず、彼にとって保育園と結びついた特別な言葉となっています。その「だいこん」という言葉を、久しぶりに息子の口から聞いたとき、私も胸がいっぱいになりました。懐かしさと同時に、温かい安心感が心に広がっていきました。 発達に特性をもつ子どもたちにとって、環境の変化はとても大きなストレスになります。新しい環境に慣れるのに時間がかかったり、不安が強く出たりすることもしばしばあります。だからこそ、「ここは安心して過ごせる場所だ」と感じられる経験は、子どもの心に大きな支えとなります。我が息子にとっての「だいこん」が、まさにそのような居場所だったのだと思います。 そして、そうした安心感の土台があるからこそ、小学校という新しい環境へ一歩踏み出す勇気につながっているのではないかと感じています。先生方や友達と過ごした日々、好きな絵本に囲まれた時間、そのひとつひとつが彼にとって「生きやすさ」につながる経験だったのだと気づかされました。 親として、子どもが言葉にした「だいこん、たのしかった」という一言には、大きな意味が込められているように思います。それは、過ごした時間が楽しかったというだけでなく、「自分はここで安心できた」「大切にされていた」という気持ちの表れだったのかもしれません。 懐かしい保育園での懇談会を通じて、私自身もまた心が温まり、子育てにおける支えをいただいた気がしました。今日のこの体験は、我が息子にとっても私たち家族にとっても、これからの道のりを歩んでいく大きな力になると信じています。 フォレストキッズ八事教室でも、子どもたちにとって「安心できる場所」でありたいと願っています。子どもが自分らしく過ごし、そして「たのしかった」と心から言えるような時間を積み重ねていけるよう、これからもご家族と共に歩んでまいります。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子76「だいこん、たのしかった」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/09/12 17:36 公開

我が息子75「偏食は心を映す鏡かな?」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 長かった夏休みも終わり、いよいよ新学期が始まりました。 みなさんはこの夏、どんな時間をご家族とともに過ごされましたでしょうか? 旅行や帰省、あるいはご自宅でゆったりとした時間を持たれた方もいらっしゃるかと思います。 日常とは少し違った環境やリズムの中で、子どもたちは新しい経験をしたり、小さな変化を見せてくれたりします。 今日は、わが家の夏休みの中で見られた我が息子の「偏食」に関する小さな変化を、みなさんと共有したいと思います。  偏食と向き合う日々 以前のブログでも書かせていただきましたが、我が息子は自閉傾向が強く、食べられるものがとても限られています。 特定のお菓子やメニューだけを好み、それ以外は強い拒否反応を示すため、食事のたびに「今日も食べられるだろうか」と家族で気を配る毎日です。 偏食は栄養面の心配もありますが、それ以上に「食事を家族と共に一緒に楽しむ」という時間が制限されてしまう寂しさもあります。  干し芋に挑戦! 夏休みのある日、我が息子にとって小さなチャレンジが訪れました。 お母さんがおやつに干し芋を美味しそうに食べていたところ、我が息子がそっと近寄ってきて「食べたい」という仕草を見せたのです。 驚きながら少しあげてみると、ゆっくり噛みながら口に入れました。二口目は拒否してしまいましたが、それでも「新しい食べ物に挑戦しようとした」ということ自体が、これまでになかった大きな一歩でした。  餃子をめぐる大事件 さらに印象的な出来事もありました。 夏休みは学校がない分、デイサービスから早く帰ってくることが多く、夕方の台所でお母さんが料理をしている様子を眺める時間が増えました。ある日、餃子を包んでいるのをじっと見ていた我が息子。 いつもなら息子用に別のメニューを用意しているのですが、その日は先ほどまでお母さんが作っていた餃子を手に取り、口へ運びました。 すると、なんと次々と食べて、私たちの分までほとんど平らげてしまったのです。 家族みんなで「まさか!」と顔を見合わせ、大笑いしながら喜びを分かち合った出来事でした。  食卓がくれた「関わり」の力 こうした変化を見て思ったのは、「周りの人が美味しそうに食べている姿」が何よりも大きなきっかけになったということです。 自閉傾向が強い息子にとって、他者に関心を持つことは簡単ではありません。しかし、“食卓”や“台所”という場で家族と関わり、そこに加わりたいという気持ちが行動に結びついたのではないかと思います。 偏食は単なる好き嫌いではなく、「自分の世界を守るためのこだわり」そして「心を映し出す鏡」だったのかもしれません。その壁が少しだけ緩んだことは、心の成長を示す大切なサインだと感じました。  夏休みがくれた学び この夏休み、我が息子が見せてくれた小さな一歩は、私たち家族にとって大きな励みとなりました。 まだまだ食べられるものは限られていますが、「新しいものに挑戦してみよう」「家族と同じものを食べてみよう」と思えるようになったことは、大きな進歩です。 みなさんのご家庭では、この夏休みにどんな発見や成長の瞬間がありましたでしょうか? 子どもたちの「小さな一歩」は時に見逃してしまいそうになりますが、振り返ってみると確かに大きな意味を持っています。 この夏のみなさんの思い出をぜひ保護者交流会などの機会を通じて共有できればと思っております。 フォレストキッズ八事教室では、保育士・言語聴覚士・作業療法士など専門のスタッフが、お子さま一人ひとりの特性や成長に寄り添いながら支援を行っています。見学やご相談は随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子75「偏食は心を映す鏡かな?」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/09/02 14:16 公開

「きょうだいじの挑戦の夏休み」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所のフォレストキッズ八事教室の代表の森です。 やっとの思いで、と表現してよいのか迷いますが夏休みも終盤に差しかかりました。 発達に特性をもつお子さまを育てるご家庭にとっては、長い休みの間に「家族での思い出づくり」ができる一方で、普段以上に子どもと向き合う時間が増えることで、新たな気づきやお困りごともあったのではなかと思います。 我が家では双子ですが、兄は発達に特性があり、弟は定型発達です。 二人がそれぞれ違う生活スタイルで、初めての夏休みを過ごしました。 兄は放課後等デイサービスを中心に、いつも通りのリズムを大切にした生活。 一方で弟は、家で過ごしたり母親と外出を楽しんだりと、普段よりも家庭での時間が多くなりました。 結果的に、私も弟の方と向き合う時間が増え、これまで気づかなかった一面をたくさん発見する夏休みとなりました。  弟にとっての「大きなイベント」 そんな弟にとって、夏休みの終盤に大きなイベントが待ち構えていました。 それは、過剰歯を抜くための手術です。 半年ほど前に、上顎の前歯の奥に鼻の方に向かって生えている過剰歯が見つかりました。 通常、この年齢の子どもには全身麻酔でこのような過剰歯の抜歯手術を行うことが多いそうですが、事前のカンファレンスで医師から「点滴を用いた部分麻酔で挑戦できる」と判断されました。全身麻酔の場合は2泊3日の入院が必要で、その間は家族がつきっきりになります。兄に特性がある我が家にとって、その負担は決して小さくありません。そこで「もし暴れてしまったらすぐ中止する」という条件付きで、部分麻酔での日帰り手術に臨むことになったのです。  手術直前の様子 手術が近づくにつれ、弟は不安定になり、理由もなく涙を流したり、遊びにも集中できなかったりしていました。 当日の朝、息子の様子を見てみると足や頭がガクガク震えていて、正直「これは途中で断念するかもしれない」と思っていました。同時に、眠っている間に終わる全身麻酔を選んだ方がよかったのではと迷いも感じていました。  新しい発見 手術開始から30分ほど経った頃、先生が手術室から現れたとき、私は「やはり無理だったのか」と覚悟しました。ところが、先生の口から出た言葉は意外なものでした。 「とても上手にできましたよ。むしろ大人よりも落ち着いて、最後までしっかり頑張れました。いっぱい褒めてあげてください。」 不安と緊張でいっぱいだったはずの息子が、先生の指示に耳を傾け、我慢して最後までやり遂げた。その成長とポテンシャルに、私は心から驚きました。手術を終えた息子は、どこか自信を手に入れたように表情が変わり、一段と頼もしく見えました。そして、息子を上手に手術へと誘導していただいた先生にも感謝しています。  夏休みを通して見えたもの この夏休み、兄とは違うかたちで弟の大きな成長を見ることができました。困難な場面を自分の力で乗り越え、精神的にも一歩たくましくなった姿を間近で感じられたのです。きょうだい児として、普段はどうしても「我慢」を強いられることが多い彼にとって、この経験は大きな自信につながったのではないかと思います。 みなさんの夏休みはいかがだったでしょうか。「あっという間だった」と感じた方もいれば、「やっと終わってほっとした」という方もいるかもしれません。我が家は、正直に言えば後者です。ただ、終盤に弟の成長を見届けられたことは、親として大きな喜びとなりました。 今回のブログでは、きょうだい児の弟の体験を中心に書かせていただきました。フォレストキッズ八事教室でも、子どもたちが「困難を乗り越えて成長する瞬間」を、日々たくさん見せてくれています。 当教室では、子ども一人ひとりが大好きな遊びを通して「できる喜び」を感じ、そこから少しずつ苦手を克服していけるよう、スモールステップでの支援を大切にしています。そのプロセスを保護者の方と二人三脚で伴走しながら、子どもの可能性を広げていくことを目指しています。 子どもたちの成長は、時に私たち大人が予想している以上の力を見せてくれます。今回の息子の経験のように、「あんなに不安がっていたのに、最後までやり遂げた」という場面は、誰にでも訪れるのだと改めて実感しました。私たちはその瞬間を逃さず支え、共に喜び合う存在でありたいと思っています。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/「きょうだいじの挑戦の夏休み」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/08/27 09:42 公開

我が息子74「5分で変わる!父子の絆」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 私は名古屋市昭和区で、発達に特性のあるお子さまや、そのご家族をサポートする児童発達支援事業所を運営しています。 そして、代表者であると同時に、発達に特性がある子を育てる保護者でもあります。 小学1年生になる双子の父親で、兄のほうが知的障害を伴う自閉症の特性を持っています。日々、家庭において子どもたちと「より良い関わり方」を模索しています。 先日、名古屋市立大学の「こころと発達寄附講座」が主催する学び直し講座を受講しました。この講座は、名古屋市立大学と名古屋市が連携して、地域を支える医療機関でも発達支援の相談や診療につなげられるように、裾野を広げる取り組みの一環です。本来は医療従事者向けですが、ご縁があり私も参加させていただきました。  CAREプログラムとの出会い 今回の講義のテーマは「エビデンスのある保護者支援」で、その中で紹介されたのが「CAREプログラム」です。 CAREは、特に発達に特性のある子どもとの関わり方を学べる、シンプルで実践しやすいプログラムです。特徴は、保護者だけでなく祖父母、親戚、保育園や学校の先生など、子どもに関わるすべての大人が対象であること。目的はとても明確で、「大人と子どもの絆を深める」ことです。 方法も難しくありません。1日5分、子ども主導で遊ぶ時間を取り、その中で特定の行動を意識して使うだけです。だからこそ、誰にでもすぐに取り入れやすいのです。  減らす行動・増やす行動 講座では、「5分間の遊び時間に意識する6つのポイント」として、次のように整理されていました。 減らす行動 1. 命令(例:「こうやってやってごらん」「それ作ってみて」) 2. 質問(例:「何作ってるの?」「どうやるの?」) 3. 批判(例:「それはだめ」「下手だね」) 増やす行動 1. 具体的に褒める(例:「手伝ってくれてありがとう」「上手に乗せられたね」) 2. 繰り返す(例:子ども「すごい!」→大人「本当にすごいね」) 3. 行動を言葉にする(例:「青いブロックを上に置いたね」「車を走らせたんだね」)  我が息子に実践してみて 講義を受けたその日のうちに、我が息子(自閉症の特性を持つ兄)と過ごす5分間にこの方法を試してみました。 すると驚いたことに、これまで遊びの中でほとんど目を合わせなかった我が息子が、その日から私としっかり目を合わせる場面が増えたのです。 正直、こんなにすぐ効果を感じられるとは思っていませんでした。もちろん一度で全てが変わるわけではありませんが、「関わり方を少し変えるだけで、こんなにも反応が変わるのか」と実感しました。 それ以来、毎日この5分間を欠かさず続けています。 今回学んだのはCAREプログラムの一部に過ぎないと思いますが、非常に実践的で効果を感じられる内容でした。今後はもっと深く学び、日々の関わりに取り入れながら、フォレストキッズ八事教室の保護者交流会などの機会に直接お伝えできればと思っています。 フォレストキッズ八事教室では、発達に特性のあるお子さま一人ひとりの個性やペースに合わせた支援を行っています。 言語聴覚士や作業療法士などの専門職が在籍し、言語・運動・感覚など、多方面からアプローチし、保護者の方と二人三脚で成長をサポートします。 また、こうした外部講座や新しい支援方法を積極的に学び、職員の皆さんと共有することで、より良い支援の環境を整えるよう心がけています。 最後に、CAREプログラムとの出会いは、私にとって大きな気づきでした。 特別な準備や長い時間がなくても、たった5分の自身の言動を意識した関わりで、我が息子との距離を縮め、笑顔を増やすことができる、そんな希望を感じた講座でした。今回、この講座に参加させていただき心から感謝申し上げます。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

研修会・講演会
25/08/15 11:45 公開

我が息子73「ことばを超えた絆・・」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所「フォレストキッズ八事教室」の代表の森です。 本日は、我が家の双子の兄弟、自閉症と知的障害をもつ我が息子と、定型発達の弟との間に生まれた、心温まるエピソードをご紹介させていただきます。 ある日の午後、ふとリビングから楽しそうな歌声が聞こえてきました。 そっとのぞいてみると、我が息子が大好きな絵本『とことこさんぽ』(杉山三四郎さんの歌付き絵本)を手に、ページをペラペラめくりながら、一人で歌っていたのです。 この絵本は、我が息子が療育園に通っていた頃、先生が歌いながら読み聞かせてくれていた思い出の絵本です。 大のお気に入りで、今でも大切にしています。母親がページごとにラミネート加工を施し、自分で紙芝居のようにめくりながら楽しめるように工夫してあります。 我が息子が一人で歌っていると、そこへ弟がやってきました。 弟はおもちゃのウクレレを手に取り、我が息子の歌を聞きながら、見よう見まねで一緒に歌い始めたのです。 私は驚きました。というのも、普段、弟は我が息子の世界にそっと寄り添いつつも、あえて深く関わることは避けるような距離感を保っていました。ところがこの日は、自ら進んで関わりに行ったのです。 さらに驚いたのは、我が息子の対応でした。 弟が歌詞を間違えると、「こうだよ」と言わんばかりに、自分の歌い方を強調してもう一度歌い直し、弟を導くような姿勢を見せたのです。 言葉で上手に伝えることが難しい我が息子ですが、その表情や声のリズム、目線の送り方にはしっかりと意図が込められていました。 そして弟もまた、それをしっかりと受け取り、我が息子と一緒に歌い直していました。 最後のページを歌い終えたとき、二人は顔を見合わせるようにして、自然と拍手をしていました。照れくさそうに笑う弟と、満足そうに笑う我が息子。その光景は、とても微笑ましく、そして心に残るものでした。 これまで、我が息子は一人遊びが中心で、弟と一緒に何かの遊びを楽しむという場面はほとんどありませんでした。だからこそ、この日の出来事は、私たち家族にとって特別な意味を持ちます。 何よりも感動したのは、我が息子がこの遊びを主導していたこと。そして弟が、我が息子のペースに合わせるようにして、共に歌い、共に楽しもうとしていたこと。お互いの存在を意識し合いながら、自然に関わりを育んでいた姿は、発達の違いを超えた「きょうだい」の絆を感じさせるものでした。 言葉だけがコミュニケーションではありません。ときに、表情や声、行動の中にこそ、相手への思いが詰まっています。今回のように「好きなこと」を介して関わることで、我が息子にとっても弟にとっても、無理のないかたちで心を通わせることができたのだと思います。 フォレストキッズ八事教室では、子どもたち一人ひとりの「好き」を大切にしながら、そこから生まれる関わりや学びを引き出していく支援を大切にしています。たとえ言葉が少なくても、自分の気持ちを表現する方法はたくさんあります。そして、その表現に寄り添い、受け止める存在がいることで、子どもたちは安心して成長していけるのだと考えています。 また、我が家のように、発達に違いを持つきょうだいがいるご家庭では、日々さまざまな葛藤や工夫があることと思います。当教室では、そうした保護者の皆さま同士が語り合える「保護者交流会」を毎月開催しています。ぜひ、お気軽にご参加いただき、お子さまのこと、ご家庭でのことを一緒に共有しあえる場になれば嬉しいです。 子どもたちの成長は、ある日突然大きく現れるものではありません。ふとした日常の中に、素敵な場面や小さな変化が現れます。私は子どもたちの、このような瞬間を感じ取り成長へと繋げていけるように日々過ごしています。今回の兄弟の姿も、そうした積み重ねの中で生まれた、かけがえのないひとときでした。 これからも、子どもたちの「今の楽しい!」を大切にしながら、一人ひとりの歩みに寄り添っていきたいと思っています。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子73「ことばを超えた絆・・」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/08/05 16:50 公開
電話で聞く場合はこちら:050-3627-0704
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
チェックアイコン

この施設を見ている人におすすめの施設です
まとめて問い合わせしましょう

24時間以内に
25人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-3627-0704

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。