児童発達支援事業所

フォレストキッズ八事教室のブログ一覧

  • 空きあり
  • 土日祝営業
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-3627-0704
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
施設ブログのアイコン

ブログ一覧

(194件)
NEW

遊びから学ぶ、防災の力

みなさんこんにちは☀️ フォレストキッズ八事教室です😊 今日は、フォレストキッズ八事教室で行った「避難訓練」の様子をお伝えします😉 今回のテーマは「地震が起きたとき、自分の身をどうやって守るか。」でした🎵 子どもたちが安心して学べるよう、遊びや体験を通して防災について考える時間を持ちました💕  ✨紙芝居で“もしも”を学ぶ✨ はじめに、紙芝居を使って「地震が起きたらどうするの?」というお話をしました。 突然の揺れの中でも、机の下に隠れたり、頭を守ったりといった行動を、絵を見ながらイメージします😉 物語の世界を通して、“怖いけれど大切なこと”を、子どもたちは自然と受け止めていました😍  ✨防災頭巾と毛布で身を守る練習✨ 次は実践です。 防災頭巾や毛布を使って、頭をしっかり守る練習をしました👍 先生と一緒に「頭をかばって!」「小さくなって!」と声をかけながら、体の動きを覚えていきます🎵 子どもたちは、頭巾をかぶると少し誇らしげな表情に😁 「自分の身を守ることができた!」という小さな自信が芽生えていました😍  ✨卵の殻を踏んで気づく「靴の大切さ」✨ 最後に行ったのは、ちょっとユニークな体験🎵 ブルーシートの上に卵の殻を敷き、靴下のままと靴を履いた状態で順番に踏んでみました😍 「パリッ!」「ザクッ!」という音とともに、子どもたちからは歓声が上がります。 靴下のままだと“痛い”こと、靴を履くと“守られている”こと。 感覚を通して、靴を履く大切さを実感できたようでした😊 実際の地震では、割れたガラスや危険なものが足元に散らばっていることもあります。 「避難するときは靴を履こうね」という学びが、楽しい体験の中でしっかりと心に残ったように思います😉  ✨遊びの中にこそ、学びがある✨ 印象的だったのは、卵の殻を踏みながら笑顔で取り組む子どもたちの姿です😍 “楽しい”という気持ちは、子どもたちの学びの力を引き出します😊 今回の避難訓練を通して、遊びながら防災を学ぶことの大切さを、あらためて感じました💕 フォレストキッズ八事教室では、こうした日々の体験を通して、 「自分で考え、行動できる力」を育むことを大切にしています。 今後も、子どもたちの安全と成長の両方を支える取り組みを続けていきます。  ✨フォレストキッズ八事教室について✨ フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。 発達に特性のあるお子さん一人ひとりに寄り添い、遊びや生活の中から“できた!”を積み重ねていけるよう支援しています。 保護者の方が安心して子育てに向き合えるよう、相談や交流の場づくりにも力を入れています。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/遊びから学ぶ、防災の力
教室の毎日
25/10/25 08:36 公開

我が息子80「几帳面な意外な一面」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。 発達に特性をもつお子さん一人ひとりのペースや興味を大切にしながら、言語聴覚士・作業療法士・保育士など、多職種のスタッフがチームで支援を行っています。 遊びや学びを通して「できた!」という成功体験を積み重ね、子どもたちの自己肯定感を育んでいくことを目指しています。 さて今日は、我が家の朝のひとこまを皆さんにお伝えしたいと思います。 重度の知的障害と自閉症の特性がある我が息子。 毎朝の学校への支度は、母親が中心に進めています。 朝の慌ただしい時間の中で、母親が準備したカバンを確認していたときのこと。我が息子はカバンの中を一つひとつ丁寧に見て、「着替え」と「水筒」が入っていることを確かめていました。 私にとっては、その姿がとても印象的でした。 我が息子にとって、カバンの中に“着替え”と“水筒”があることは、「今日も安心して学校へ行ける」ための大切な条件なのです。きっと本人の中で、これさえあれば一日の流れが整うという安心のサインなのでしょう。 一方で、弟のほうは元気に走り回りながら、確認もそこそこに学校へ出発。案の定、忘れ物をして帰ってくることも少なくありません。 兄弟でここまで違うのかと思うと、思わず笑ってしまう反面、特性がある我が子のほうが「自分の中で大事なこと」をきちんと理解し、行動している姿に驚かされました。 一般的には、発達に課題がある子どもの方が生活の段取りや準備が苦手と言われがちです。しかし、我が息子のように「見通しが立たないと不安」「自分の中のルールを守ることで安心できる」といった特性をもつお子さんにとっては、むしろ“確認すること”が大切な支えになるのだと感じました。 親として、これまで「やってあげる」ことが多かった朝の準備も、こうして息子が自分で確認する姿を見せてくれるようになったことに、静かな成長を感じます。 それは、“自立への第一歩”であり、“安心を自分でつくる力”が育ってきた証なのかもしれません。 フォレストキッズ八事教室でも、こうした「本人なりの安心」を大切にしています。 たとえば、活動の始まりには、今日の予定を写真やイラストで示す「スケジュールボード」を使い、見通しを持って過ごせるようにしています。これによって、活動の切り替えがスムーズになり、安心してチャレンジできる子が増えていきます。 また、「こだわり」や「確認行動」も、単なる困りごとではなく、“自分を守るための方法”として受け止めるようにしています。支援者がその背景を理解し、本人の安心の土台を一緒に育てていくことで、少しずつ新しいことにも挑戦できるようになるのです。 朝の忘れ物チェックという一見なんでもない場面の中にも、我が子の成長や心の動きがしっかりと見えていました。 「ちゃんと入ってるかな?」 その確認には、不安や期待、そして自分でできたという誇らしさが詰まっていたように思います。 日常の中にある小さな変化を見逃さず、子どもたちが自分のペースで安心して歩んでいけるように―― 家庭でも、教室でも、その気づきを大切にしていきたいと思います。 フォレストキッズ八事教室では、子どもたち一人ひとりの「安心のかたち」を一緒に見つけ、育んでいけるよう支援しています。 そして保護者の皆さまの声に寄り添いながら、日々の小さな成長を一緒に喜べる場所でありたいと思っています。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子80「几帳面な意外な一面」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/10/17 09:25 公開

我が息子79「遊びの中で生まれた言葉」親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。 発達に特性のあるお子さん一人ひとりの成長に合わせて、言語聴覚士・作業療法士・保育士など多職種のスタッフがチームで支援を行っています。 「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、子どもたちの可能性を広げ、自己肯定感を育むことを大切にしています。 また、保護者の方が安心して子育てに向き合えるよう、相談や交流の場づくりにも力を入れています。 今日は、最近の出来事で我が息子の成長を感じる場面があったのでお伝えしたいと思います。 我が家では、夜寝る前のちょっとした「ルーティン」があります。 それは、ハンモックに揺られる時間です。 我が息子は、重度の知的障害と自閉スペクトラム症の特性があり、睡眠のリズムが安定しにくいことがあります。寝つくまでに時間がかかったり、夜中に何度も目を覚ましたり…。 そんな様子を見て、少しでも穏やかに眠りに入れるようにと始めたのが、この“ハンモックタイム”でした。 ハンモックにゆらゆらと揺られることで前庭覚(身体のバランスや動きを感じ取る感覚)が刺激され、身体が落ち着くことで心も安らぐのではと期待しています。 ゆらぎのリズムが安心を生み、心地よい眠りへとつながる。 今では、我が家に欠かせない“おやすみ前の習慣”になりました。 そんなある日のこと。 その日もいつものようにハンモックに乗り、ニコニコしながら揺れを楽しんでいた我が息子。 けれど、その日は妻が疲れていて、「もう寝ようね」と声をかけました。 私もそろそろ終わりにしようかと、ソファから立ち上がったその瞬間、 我が息子が突然、はっきりとした声で言いました。 「座って!」 思わずびっくりしました。 普段、我が息子は言葉で要求を伝えることがあまりありません。 やりたいことがあるときは、泣いたり、身振りで伝えたりして、私たちがその気持ちをくみ取ることが多いのです。 だからこそ、「座って!」という明確な言葉が出た瞬間に、胸の奥がじんとしました。 私はすぐに気づきました。 ――まだハンモックをやりたいんだな。 そして、私が立ち上がるとハンモックを片付けてしまうと思い、 「お父さん、まだ座っていて」という意思を言葉で伝えたのだと。 この出来事には、二つの大きな成長がありました。 ひとつは、「言葉を使って自分の気持ちを伝えられたこと」。 もうひとつは、「状況を予測して、自分なりに見通しを立てられたこと」です。 “座って”という言葉は、単なる模倣ではなく、相手に向けた明確な「指示」でした。 普段は私が「座って」と声をかける立場なのに、このときは我が息子の方から私に言葉を使ってきた。 その瞬間、コミュニケーションが“指示される側から、伝える側へ”と変わったのです。 さらに、私が座っていればハンモックは片付けられない。 その“因果関係”を理解して、「こうすればまだ遊べる」という“見通し”を立てられたことにも驚かされました。 これは、単なる言葉の発達だけではなく、“状況の理解”や“自分で考える力”の芽生えだと感じました。 言葉によるコミュニケーションが難しい我が息子にとって、 自分の意思を言葉にして伝えるというのは、本当に大きな挑戦です。 そしてそれが、遊びの中で自然に生まれたということが、何よりうれしく感じました。 発達の歩みは、決して一直線ではありません。 けれど、日常の小さなやり取りの中に、確かな変化や成長のサインが隠れています。 この日の「座って!」の一言には、今までの積み重ねと、次のステップへ向かう力が込められていました。 ハンモックの揺れに包まれながら、少しずつ心と身体を整えていく我が息子。 その姿を見ながら、私たち家族もまた「焦らず、待つことの大切さ」を改めて教えられた気がします。 眠りにつく前の、たった数分の時間。 そこには、確かな成長と、親子のあたたかな時間が揺らぎの中にありました。 フォレストキッズ八事教室でも、こうした“日々の小さな気づき”を大切にしています。 お子さんの発達を支えるのは、特別なトレーニングや指導だけではありません。 ご家庭の中の何気ない瞬間にも、成長のきっかけはたくさんあります。 その一つひとつを一緒に見つけ、喜び合える支援を、これからも続けていきたいと思います。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子79「遊びの中で生まれた言葉」親の気持ち
その他のイベント
25/10/10 16:19 公開

我が息子78「突然に見える成長だけど・・」 親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。 発達に特性をもつお子さん一人ひとりの成長に合わせて、言語聴覚士や作業療法士、保育士など多職種のスタッフがチームで支援を行っています。 遊びや学びを通して「できた!」という成功体験を積み重ね、子どもたちの可能性を広げていけるよう日々取り組んでいます。また、保護者の方々が安心して子育てに向き合えるよう、相談や交流の場も大切にしています。  感覚過敏とマスクの壁 今日は、私自身が保護者として体験した小さな成長のエピソードをお伝えしたいと思います。 我が息子は知的の遅れと自閉症の特性を持っています。また感覚に敏感さがあり、その影響でマスクをつけることができませんでした。 口や鼻を覆われる感覚に強い抵抗があり、どうしても外してしまうのです。コロナ禍を経験した社会において、マスクは身近な存在になりましたが、我が家にとっては「どうしても難しいもの」のひとつでした。無理に着けさせても逆効果になるのではないかと考え、これまではあえて強制せずに過ごしてきました。  歯医者での出来事 そんな我が息子が、先日歯医者に行ったときのことです。 待合室で私が何気なく「このマスク、試しにつけてみる?」と声をかけると、驚いたことにすんなり装着しました。しかも、その後、帰宅するまでも一度も外すことなく最後までつけていられたのです。 私は心の中で「どうせすぐ外すだろう」と思っていたので、その姿には本当に驚きました。そして同時に「なぜ今回は外さずにいられたのだろう」と考えました。  理解と心の成長 私も同じマスクをしていたことで安心できたのかもしれません。あるいは、先生や衛生士さんを含め、周囲の大人がみんなマスクをしていたことで「ここでは必要なんだ」と自然に感じられたのかもしれません。 さらに思ったのは、我が息子なりに「病院ではマスクをしなければいけない」という意味を理解していたのではないか、ということです。もしそうだとしたら、ただ感覚の壁を越えたのではなく、状況に応じて自分で判断できたということになります。 以前のブログで紹介させていただいた、近藤直子先生がおっしゃられた言葉を思い出しました。 「発達とは、できなかったことができるようになるのではなく、子ども自身が自ら意味を感じた時に主体的に自分らしさを求めて自分自身を変えていくこと。」 まさに今回の我が息子の成長は、近藤直子先生の言葉の通りの出来事だと感じました。  感覚過敏はどこに行ったのか? 同時に、私の中にはこんな素朴な疑問も残りました。 ――あれほど強く出ていた感覚の過敏さは、この時どこへ行ってしまったのだろう? 以前はあんなに嫌がっていたマスクを、この日は平気そうにつけていられた。感覚の敏感さがなくなったわけではないはずです。けれども、そのときの環境や気持ち、周りの雰囲気によって、感覚の過敏さが影を潜める瞬間があるのだと感じました。 「できる・できない」ははっきりとした線引きではなく、ゆらぎの中にあるのかもしれません。その揺れ動きの中で、子ども自身が少しずつ折り合いをつけたり、受け入れたりしていく。今回の出来事は、そんな成長のひとコマだったのだと思います。  成長は突然に見えて… 「子どもの成長は突然やってくる」とよく言われます。 確かに目に見える形として現れるのはある日突然のように思えます。けれども、よくよく思い返してみると、その背後には小さな積み重ねがあったのだろうと思います。 思い出したのは、以前我が息子と読んでいたノンタンの絵本のことです。ノンタンが病院に行く物語の中で、看護婦さんがマスクをしている場面がありました。そのとき我が息子は指をさして「ノンタン、マスク」と言っていたのです。 その時は何気ない一言として受け止めていましたが、今振り返れば、それもひとつの「積み重ね」だったのかもしれません。絵本の中で繰り返し目にし、言葉に出していたことが、今回の「自分もマスクをつけられる」という行動につながったのではないかと思うのです。  親として感じたこと こうした積み重ねは日々の中ではなかなか気づけません。むしろ、その瞬間には「意味があるのかな?」と思うくらい些細なことかもしれません。けれども、子どもは確かに自分なりに吸収し、少しずつ準備を重ねている。今回のマスクの出来事は、その成果が表れた瞬間だったのだと思います。 正直に言えば、私も日々の子育ての中で迷いや葛藤が絶えません。今回のような小さな成長に出会えるまでには、親としての不安や焦りが積み重なっています。けれども、その一瞬があるからこそ「また信じて見守ろう」と思えるのだと思います。  おわりに 子どもの成長は、一気に目に見えるものではありません。けれども、ある日突然訪れる「できた!」の瞬間があります。そしてその裏には、小さな積み重ねが必ずあるのだと、今回改めて気づきました。 我が息子が「ノンタン、マスク」と口にしていたあの日の言葉と、歯医者で実際にマスクを外さずにいられた姿は、私にとって一本の線でつながりました。 今回の体験を通して、私自身も「子どもの力を信じる」ことの大切さを胸に刻みました。 これからも、一人の親として日々の小さな成長をお伝えし、同じように悩みや不安を抱える保護者のみなさまに寄り添っていきたいと思っております。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子78「突然に見える成長だけど・・」 親の気持ち
その他のイベント
25/10/07 10:13 公開

我が息子77「理想と現実の挟間で・・」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。 フォレストキッズ八事教室の代表の森です。 フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。発達に特性をもつお子さん一人ひとりの成長に合わせて、言語聴覚士や作業療法士、保育士など多職種のスタッフがチームで支援を行っています。遊びや学びを通して「できた!」という成功体験を積み重ね、子どもたちの可能性を広げていけるように取り組んでいます。また、保護者の方々の不安や悩みに寄り添いながら、共に歩んでいく場でありたいと考えています。 教室で日々の支援を行う中で感じるのは、子どもたちの小さな挑戦や一歩が、やがて大きな成長につながっていくということです。そして家庭でも同じように、日常の中でのちょっとした関わり方や工夫が、子どもの行動や気持ちを変えていく瞬間があります。 ただ、親としては「子どもの意思を尊重したい」という思いと「どうしても必要なことをしてもらわなければならない現実」との間で揺れ動くことも少なくありません。その葛藤を抱えながら、日々の生活の中で我が息子と向き合っています。今回は、そんな私自身が感じた家庭での出来事を一つご紹介したいと思います。  睡眠と薬をめぐる日常 我が息子は、重度の知的障害と自閉症があり、さらに睡眠障害を抱えています。主治医からは「メラトベル」という薬を処方されていて、毎晩寝る前に服薬を続けています。 すぐに命に関わるものではありませんが、睡眠を上手に取れないことは、我が息子の日中の活動に大きな影響を及ぼします。睡眠不足が続けば、発達にも悪影響を及ぼし、情緒が不安定になってしまうこともあります。そして何より、家族全体の生活リズムにも影響してしまうため、私たちにとって「薬を飲んで眠れること」はとても重要な日課なのです。 ところが、つい先日、普段は比較的スムーズに飲んでいるのに、その日に限って強く抵抗したことがありました。「飲みたくない」と首を振り、泣きながら拒否する気持ちを伝えてきました。その姿に「どうすればいいだろう」と親として迷う瞬間がありました。  交換条件と葛藤 そして私は、母親への強いこだわりを持つ我が息子に、「薬を飲まないとお母さんと一緒に寝られないよ」という交換条件を提示しました。結果的に「お母さんと一緒に寝たい」という気持ちが勝ち、泣きながらではありますが、薬を飲んでくれました。 ただ、このやりとりを振り返ると、心の中には葛藤が残りました。我が息子はまだ自分の意思をうまく言葉で表現できません。だからこそ「本人の意思を大切にしたい」という気持ちが強くあります。それでも、睡眠障害の影響を考えれば「どうしても飲んでもらわなければならない」という現実があります。  支援者の視点からの言葉 この出来事を、フォレストキッズ八事教室の先生に相談しました。先生からは、 「子どもの権利擁護の観点からすれば、交換条件を出す方法は好ましいわけではない」 と教えていただきました。 けれども同時に、 「命を守るための服薬は最優先されるべき。親としての判断は自然なこと」 という言葉もいただきました。 さらに、少し違った視点として、 「交換条件を提示したことで“見通しを持って行動できる”という成長が見えているのかもしれない。それは心の発達の一歩として前向きに捉えてもいいのではないか」 とも言っていただきました。 この言葉に、親としてとても救われました。もちろん「使いすぎには注意が必要」との助言もいただきましたが、我が息子の成長の一面として前向きに考えることができ、少し気持ちが軽くなりました。  本人の意思を守るということ 我が息子は、言葉で気持ちを十分に表現することが難しいです。だからこそ「どうすれば本人の意思を大切にできるか」を常に考えています。時には本人の望みに沿わないことを選ばざるを得ないこともありますが、そこに「納得できる工夫」や「見通しを持てる支え」を少しずつ積み重ねていきたいと考えています。  おわりに 今回の出来事を通して改めて感じたのは、子どもと向き合う毎日は「正解を一つに決められない場面の連続」だということです。本人の思いや意思をできる限り尊重したい気持ちと、家族の生活や健康を守るためにどうしても譲れない現実。その両方を抱えながら、親として試行錯誤を重ねています。 きっと同じような状況に直面しているご家庭も少なくないと思います。その時々で揺れる気持ちや判断の迷いは、決して「親として弱さ」ではなく「子どもを大切に思うからこそ生まれるもの」なのだと、自分に言い聞かせています。 これからも、私自身が日々の生活の中で気づいた小さなエピソードを言葉にしながら、同じ立場の保護者の方と気持ちを分かち合っていければと思います。どうぞ引き続きお読みいただければ幸いです。 ありがとうございました。 ーーーーーーーーーー フォレストキッズ八事教室 📞 TEL:052-846-5672 〈受付時間〉 平日 10:00~18:00 土・祝日 9:00~17:00

フォレストキッズ八事教室/我が息子77「理想と現実の挟間で・・」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/09/27 08:44 公開
電話で聞く場合はこちら:050-3627-0704
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
チェックアイコン

この施設を見ている人におすすめの施設です
まとめて問い合わせしましょう

24時間以内に
10人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-3627-0704

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。