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我が息子84「ピュアな心の強さを感じた」発達障害 親の気持ち

みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。

今回は、重度の知的障害と自閉症の特性をもつ我が息子と、その双子の弟との間で生まれた、心あたたまる出来事がありましたので、そのご報告をさせていただきます。

先日、我が息子の学校の個人懇談会がありました。

妻が担任の先生といろいろお話をする中で、思いがけない成長の報告を受けたそうです。

先生から、「最近は給食で食べられるものが増えてきていますよ。以前は白いご飯が苦手で食べられなかったけれど、最近は少しずつ食べられるようになってきています。」

その言葉を聞いて、妻はとても驚いたと言っていました。家では白いご飯だけでは食べてくれず、焼き魚を混ぜて“お魚ご飯”にしないと口に運んでくれないからです。

だからこそ、「学校で白いご飯を食べている」という話は、親として本当にびっくりするほど大きな成長でした。

その日の夕ご飯、妻はさっそく白いご飯を出してみました。

「学校で食べられるなら、お家でもきっと食べられるはず。」

そんな期待をこめて。

でも現実はそう簡単ではありませんでした。

我が息子は白いご飯を見るなり、まったく口をつけません。お母さんは思わず「本当は食べられるんでしょ?先生から聞いたよ。食べなさい!」と少し強い口調で言ってしまいました。

しかし、我が息子は首を横に振り、大きな声を出して拒否をしました。

学校と家では環境も刺激も違います。学校では頑張れても、家では安心する分、難しくなることもあります。それでも妻の中には「食べられるなら、ここでも頑張ってほしい」という気持ちがあったのかもしれません。

そのやり取りをそばで見ていたのが、双子の弟でした。しばらく黙って様子を見ていた弟は、静かに、でもはっきりとお母さんに言いました。

「お兄ちゃんは、学校では頑張って白いご飯を食べてるんだよ。だから、お家では食べたいものを食べさせてあげたら?」

その言葉にお母さんはハッとしました。

思わず恥ずかしさがこみ上げ、同時に胸の奥がじんわりとあたたかくなったそうです。

学校で頑張っているのなら、家では安心できるものを食べてほしい。それでいいんだと気づかされた瞬間でした。

双子の弟はまだ小学1年生ですが、お兄ちゃんの特性や気持ちを、長い時間をかけて自然と理解してきたのだと思います。

特別な知識があるわけでもなく、発達支援の勉強をしたわけでもない。ただ、毎日一緒に過ごし、兄が困っている姿や頑張っている姿を見てきたからこそ出てきた言葉でした。

「ああ、この子はこんなふうに、誰かを思いやる気持ちが育っていたんだ」

と思うと、胸が熱くなりました。

きょうだい児という立場は、時に複雑です。

兄の存在をどう受け止めたらよいのか、戸惑うこともあるでしょう。それでも、弟の中には確かに「お兄ちゃんを大切に思う気持ち」が根づいていました。

今回の出来事は、白いご飯を食べるかどうかという、ほんの小さな場面かもしれません。でもその裏には、言葉では表せない成長や優しさが詰まっていました。

誰かの頑張りを想像すること。

その人の気持ちに寄り添うこと。

無理に変えようとせず、安心できる形を選んであげること。

弟のひと言には、そのすべてが自然に込められていました。

「お兄ちゃんは学校で頑張ってるんだよ。」そのシンプルな言葉は、兄への理解とやさしさの結晶でした。

子どもの成長は、「できた」「できない」だけでは測れません。

そして、子どもの持つピュアな心から出る言葉はとても力強く、時には大人よりも説得力があり、深く人を包み込む力を持っています。

今回は、双子の弟がそのことを教えてくれました。

これからも、兄弟それぞれの歩みを大切に、あたたかく見守っていきたいと思います。

名古屋市昭和区にあるフォレストキッズ八事教室は、児童発達支援・放課後等デイサービスとして、発達に特性をもつお子さん一人ひとりの個性と成長を大切にしています。

遊びや学びの中で「できた!」という喜びを感じられるよう、言語聴覚士・作業療法士・保育士などの多職種が協働し、日々の支援を行っています。

子どもたちが自分らしく成長できるよう、これからも一歩一歩、丁寧に寄り添ってまいります。

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