みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
名古屋市昭和区にあるフォレストキッズ八事教室は、児童発達支援・放課後等デイサービスとして、発達に特性をもつお子さん一人ひとりの個性と成長を大切にしています。
遊びや学びの中で「できた!」という喜びを感じられるよう、言語聴覚士・作業療法士・保育士などの多職種が協働し、日々の支援を行っています。
先日、知的障害と自閉症の特性を持つ我が息子が「YMCAチャリティーラン」に参加し、その様子から学んだことをお伝えしたいと思います。
「YMCAチャリティーラン」は、障がいのある子どもたちの活動を支えるために毎年開催されています。
普段、YMCAの体操教室に通っていることがご縁で、体操教室のチームの一員としてお誘いをいただきました。
お母さんと一緒に、補助ランナーの方も付き添いながらのランニングでした。
このチャリティーランは、チーム戦でタスキをつなぐ形式。
それぞれが走り終えたあと、次の走者へタスキを託していくリレー方式のレースでした。
我が息子も自分の順番でタスキを受け取り、次の仲間にバトンをつなぐという大切な役割があります。
しかし、レース直前、スタート地点には多くの人だかりと大きな音。
自閉症の特性から、大勢の人や騒音が苦手な我が息子は、その場を離れようとしました。
「これは今日は難しいかな…」
一瞬そんなことがよぎりました。
ところが、次の瞬間、先に走っていたメンバーからタスキを渡され、我が息子の表情が変わりました。
まるでスイッチが入ったかのように、勢いよく走り出したのです。
最初は驚きました。
一人で走るのではなく、お母さんや補助のランナーたちと一緒に走ることが不安を取り除いたのかもしれません。
途中、何度か歩くこともありましたが、それでも足を止めることなく前へ。
そして最後まで見事にゴールラインを越え、次の走者へタスキをしっかりと渡しました。
その瞬間、周りから大きな拍手と歓声が起こりました。
「がんばれー!」
「すごいよ!」
「あと少し!」
それは、ただの応援ではなく、我が息子の一歩一歩を見守る温かなエールでした。
私は、その声に胸が熱くなりました。
走っている我が息子の姿にも感動しましたが、それ以上に嬉しかったのは、
周りの人たちが、彼を自然に応援してくれていたことです。
普段の生活の中では、どうしても周囲との違いが際立ち、我が息子が「特別な存在」として見られる場面もあります。
しかし、このチャリティーランでは、誰もが一緒に走る仲間として見てくれていた。
その場にいたすべての人が、我が息子の挑戦を「共に喜ぶ」存在だったのです。
ゴール後、お母さんは少し息を切らしながらも笑顔で言いました。
「来年もまた参加させてあげたいね。」
我が息子も、達成感に満ちた表情をしていました。
きっと彼の中でも、「走りきれた」「応援してもらえた」という経験が、大きな自信になったのだと思います。
そして今回は、弟の方も別の部門で出場しました。
自分の組の中でしっかりと完走し、最後まで力強く走り抜きました。
兄とはまた違った形で、弟も自分の力を出し切ることができた姿は、本当に頼もしく感じました。
兄弟それぞれのペースで頑張る姿を見られたことが、何よりの喜びでした。
この経験を通して、改めて感じたのは、「人の力」が子どもの成長を後押しするということ。
周囲からの応援や期待が、本人のやる気を引き出すスイッチになることがあります。
どんな小さな「がんばれ」の声も、子どもたちにとっては大きな力になるのです。
我が息子が完走できたのは、決して偶然ではありません。
タスキを受け取った瞬間の集中、最後まで走り抜いた意志、
そして何より、周りからの温かい応援があったからこそだと思います。
私たちフォレストキッズ八事教室でも、日々の支援の中で「温かいまなざしの中で自信を育む時間」をとても大切にしています。
「できたね」「がんばったね」「見てたよ」
そんな声かけが、子どもたちの心の中に小さな光をともしていくのです。
今回のチャリティーランは、我が息子にとって「タスキをつなぐ」だけでなく、
「人とのつながり」を感じられた大切な一日でした。
応援してくれる人がいるからこそ、自分も挑戦できる。
その感覚を、我が息子も少しずつ心の中で育んでいってもらえたらも思います。
これからも、フォレストキッズ八事教室では、子どもたちが自分のペースで、でも確かに成長していけるよう、ひとりひとりの「挑戦する気持ち」を応援していきたいと思います。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
名古屋市昭和区にあるフォレストキッズ八事教室は、児童発達支援・放課後等デイサービスとして、発達に特性をもつお子さん一人ひとりの個性と成長を大切にしています。
遊びや学びの中で「できた!」という喜びを感じられるよう、言語聴覚士・作業療法士・保育士などの多職種が協働し、日々の支援を行っています。
先日、知的障害と自閉症の特性を持つ我が息子が「YMCAチャリティーラン」に参加し、その様子から学んだことをお伝えしたいと思います。
「YMCAチャリティーラン」は、障がいのある子どもたちの活動を支えるために毎年開催されています。
普段、YMCAの体操教室に通っていることがご縁で、体操教室のチームの一員としてお誘いをいただきました。
お母さんと一緒に、補助ランナーの方も付き添いながらのランニングでした。
このチャリティーランは、チーム戦でタスキをつなぐ形式。
それぞれが走り終えたあと、次の走者へタスキを託していくリレー方式のレースでした。
我が息子も自分の順番でタスキを受け取り、次の仲間にバトンをつなぐという大切な役割があります。
しかし、レース直前、スタート地点には多くの人だかりと大きな音。
自閉症の特性から、大勢の人や騒音が苦手な我が息子は、その場を離れようとしました。
「これは今日は難しいかな…」
一瞬そんなことがよぎりました。
ところが、次の瞬間、先に走っていたメンバーからタスキを渡され、我が息子の表情が変わりました。
まるでスイッチが入ったかのように、勢いよく走り出したのです。
最初は驚きました。
一人で走るのではなく、お母さんや補助のランナーたちと一緒に走ることが不安を取り除いたのかもしれません。
途中、何度か歩くこともありましたが、それでも足を止めることなく前へ。
そして最後まで見事にゴールラインを越え、次の走者へタスキをしっかりと渡しました。
その瞬間、周りから大きな拍手と歓声が起こりました。
「がんばれー!」
「すごいよ!」
「あと少し!」
それは、ただの応援ではなく、我が息子の一歩一歩を見守る温かなエールでした。
私は、その声に胸が熱くなりました。
走っている我が息子の姿にも感動しましたが、それ以上に嬉しかったのは、
周りの人たちが、彼を自然に応援してくれていたことです。
普段の生活の中では、どうしても周囲との違いが際立ち、我が息子が「特別な存在」として見られる場面もあります。
しかし、このチャリティーランでは、誰もが一緒に走る仲間として見てくれていた。
その場にいたすべての人が、我が息子の挑戦を「共に喜ぶ」存在だったのです。
ゴール後、お母さんは少し息を切らしながらも笑顔で言いました。
「来年もまた参加させてあげたいね。」
我が息子も、達成感に満ちた表情をしていました。
きっと彼の中でも、「走りきれた」「応援してもらえた」という経験が、大きな自信になったのだと思います。
そして今回は、弟の方も別の部門で出場しました。
自分の組の中でしっかりと完走し、最後まで力強く走り抜きました。
兄とはまた違った形で、弟も自分の力を出し切ることができた姿は、本当に頼もしく感じました。
兄弟それぞれのペースで頑張る姿を見られたことが、何よりの喜びでした。
この経験を通して、改めて感じたのは、「人の力」が子どもの成長を後押しするということ。
周囲からの応援や期待が、本人のやる気を引き出すスイッチになることがあります。
どんな小さな「がんばれ」の声も、子どもたちにとっては大きな力になるのです。
我が息子が完走できたのは、決して偶然ではありません。
タスキを受け取った瞬間の集中、最後まで走り抜いた意志、
そして何より、周りからの温かい応援があったからこそだと思います。
私たちフォレストキッズ八事教室でも、日々の支援の中で「温かいまなざしの中で自信を育む時間」をとても大切にしています。
「できたね」「がんばったね」「見てたよ」
そんな声かけが、子どもたちの心の中に小さな光をともしていくのです。
今回のチャリティーランは、我が息子にとって「タスキをつなぐ」だけでなく、
「人とのつながり」を感じられた大切な一日でした。
応援してくれる人がいるからこそ、自分も挑戦できる。
その感覚を、我が息子も少しずつ心の中で育んでいってもらえたらも思います。
これからも、フォレストキッズ八事教室では、子どもたちが自分のペースで、でも確かに成長していけるよう、ひとりひとりの「挑戦する気持ち」を応援していきたいと思います。
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