みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。
発達に特性をもつお子さん一人ひとりのペースや興味を大切にしながら、言語聴覚士・作業療法士・保育士など、多職種のスタッフがチームで支援を行っています。
遊びや学びを通して「できた!」という成功体験を積み重ね、子どもたちの自己肯定感を育んでいくことを目指しています。
さて今日は、我が家の朝のひとこまを皆さんにお伝えしたいと思います。
重度の知的障害と自閉症の特性がある我が息子。
毎朝の学校への支度は、母親が中心に進めています。
朝の慌ただしい時間の中で、母親が準備したカバンを確認していたときのこと。我が息子はカバンの中を一つひとつ丁寧に見て、「着替え」と「水筒」が入っていることを確かめていました。
私にとっては、その姿がとても印象的でした。
我が息子にとって、カバンの中に“着替え”と“水筒”があることは、「今日も安心して学校へ行ける」ための大切な条件なのです。きっと本人の中で、これさえあれば一日の流れが整うという安心のサインなのでしょう。
一方で、弟のほうは元気に走り回りながら、確認もそこそこに学校へ出発。案の定、忘れ物をして帰ってくることも少なくありません。
兄弟でここまで違うのかと思うと、思わず笑ってしまう反面、特性がある我が子のほうが「自分の中で大事なこと」をきちんと理解し、行動している姿に驚かされました。
一般的には、発達に課題がある子どもの方が生活の段取りや準備が苦手と言われがちです。しかし、我が息子のように「見通しが立たないと不安」「自分の中のルールを守ることで安心できる」といった特性をもつお子さんにとっては、むしろ“確認すること”が大切な支えになるのだと感じました。
親として、これまで「やってあげる」ことが多かった朝の準備も、こうして息子が自分で確認する姿を見せてくれるようになったことに、静かな成長を感じます。
それは、“自立への第一歩”であり、“安心を自分でつくる力”が育ってきた証なのかもしれません。
フォレストキッズ八事教室でも、こうした「本人なりの安心」を大切にしています。
たとえば、活動の始まりには、今日の予定を写真やイラストで示す「スケジュールボード」を使い、見通しを持って過ごせるようにしています。これによって、活動の切り替えがスムーズになり、安心してチャレンジできる子が増えていきます。
また、「こだわり」や「確認行動」も、単なる困りごとではなく、“自分を守るための方法”として受け止めるようにしています。支援者がその背景を理解し、本人の安心の土台を一緒に育てていくことで、少しずつ新しいことにも挑戦できるようになるのです。
朝の忘れ物チェックという一見なんでもない場面の中にも、我が子の成長や心の動きがしっかりと見えていました。
「ちゃんと入ってるかな?」
その確認には、不安や期待、そして自分でできたという誇らしさが詰まっていたように思います。
日常の中にある小さな変化を見逃さず、子どもたちが自分のペースで安心して歩んでいけるように――
家庭でも、教室でも、その気づきを大切にしていきたいと思います。
フォレストキッズ八事教室では、子どもたち一人ひとりの「安心のかたち」を一緒に見つけ、育んでいけるよう支援しています。
そして保護者の皆さまの声に寄り添いながら、日々の小さな成長を一緒に喜べる場所でありたいと思っています。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所です。
発達に特性をもつお子さん一人ひとりのペースや興味を大切にしながら、言語聴覚士・作業療法士・保育士など、多職種のスタッフがチームで支援を行っています。
遊びや学びを通して「できた!」という成功体験を積み重ね、子どもたちの自己肯定感を育んでいくことを目指しています。
さて今日は、我が家の朝のひとこまを皆さんにお伝えしたいと思います。
重度の知的障害と自閉症の特性がある我が息子。
毎朝の学校への支度は、母親が中心に進めています。
朝の慌ただしい時間の中で、母親が準備したカバンを確認していたときのこと。我が息子はカバンの中を一つひとつ丁寧に見て、「着替え」と「水筒」が入っていることを確かめていました。
私にとっては、その姿がとても印象的でした。
我が息子にとって、カバンの中に“着替え”と“水筒”があることは、「今日も安心して学校へ行ける」ための大切な条件なのです。きっと本人の中で、これさえあれば一日の流れが整うという安心のサインなのでしょう。
一方で、弟のほうは元気に走り回りながら、確認もそこそこに学校へ出発。案の定、忘れ物をして帰ってくることも少なくありません。
兄弟でここまで違うのかと思うと、思わず笑ってしまう反面、特性がある我が子のほうが「自分の中で大事なこと」をきちんと理解し、行動している姿に驚かされました。
一般的には、発達に課題がある子どもの方が生活の段取りや準備が苦手と言われがちです。しかし、我が息子のように「見通しが立たないと不安」「自分の中のルールを守ることで安心できる」といった特性をもつお子さんにとっては、むしろ“確認すること”が大切な支えになるのだと感じました。
親として、これまで「やってあげる」ことが多かった朝の準備も、こうして息子が自分で確認する姿を見せてくれるようになったことに、静かな成長を感じます。
それは、“自立への第一歩”であり、“安心を自分でつくる力”が育ってきた証なのかもしれません。
フォレストキッズ八事教室でも、こうした「本人なりの安心」を大切にしています。
たとえば、活動の始まりには、今日の予定を写真やイラストで示す「スケジュールボード」を使い、見通しを持って過ごせるようにしています。これによって、活動の切り替えがスムーズになり、安心してチャレンジできる子が増えていきます。
また、「こだわり」や「確認行動」も、単なる困りごとではなく、“自分を守るための方法”として受け止めるようにしています。支援者がその背景を理解し、本人の安心の土台を一緒に育てていくことで、少しずつ新しいことにも挑戦できるようになるのです。
朝の忘れ物チェックという一見なんでもない場面の中にも、我が子の成長や心の動きがしっかりと見えていました。
「ちゃんと入ってるかな?」
その確認には、不安や期待、そして自分でできたという誇らしさが詰まっていたように思います。
日常の中にある小さな変化を見逃さず、子どもたちが自分のペースで安心して歩んでいけるように――
家庭でも、教室でも、その気づきを大切にしていきたいと思います。
フォレストキッズ八事教室では、子どもたち一人ひとりの「安心のかたち」を一緒に見つけ、育んでいけるよう支援しています。
そして保護者の皆さまの声に寄り添いながら、日々の小さな成長を一緒に喜べる場所でありたいと思っています。
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