みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある、発達に特性をもつお子さんの“できること”をひとつずつ増やしていく、児童発達支援・放課後等デイサービスです。
言語聴覚士や作業療法士、保育士など専門スタッフが協力し合い、遊びや学びを通して「できた!」の笑顔が広がる時間を大切にしています。
今日は、先月の休日に知的障害と自閉症の特性を持つ我が息子と一緒に出かけた公園での出来事についてお話ししたいと思います。
その公園はもう何度も訪れている場所です。
なので我が息子は公園の地形や遊具の配置をすっかり覚えています。
遊ぶ順番も、彼の中で決まった「遊びのルーティン」があります。
最初は、小さな池のそばに立ち、小石を池の中へ投げ入れます。水面に広がる波紋の形や、光の揺らぎをじっと見つめながら、しばらくその変化を楽しむ姿が印象的です。彼にとっては、これは立派な“観察遊び”。音や形の違いを感じ取りながら、自然の法則を肌で学んでいるようでした。
次はブランコです。保育園時代、体が小さかった頃には、先生が後ろから押してくれていました。その名残りなのか、最近は私に
「おーしーて!」と
言うようになりました。
我が息子が知っている単語の中から絞り出し、しっかりと声に出して「押して」と伝えてくる姿に、言葉の成長を感じます。遊びの中では、言葉の表出が自然と増えるものですね。
楽しいという気持ちが、言葉を引き出してくれるのだと思います。
ブランコが終わると、長い柵の上を歩く「綱渡りごっこ」。手をつないで一歩ずつ慎重に進むその表情は真剣そのもの。バランスを取りながらも、どこか嬉しそうに笑っています。まさに、遊びの中で体幹を鍛え、平衡感覚を磨いている瞬間です。
そして、いつもならそのまま林の中のお散歩コースへ向かうのですが、秋も深くなり寒くなってきているのにもかかわらず、林の中は藪蚊が多く、泣く泣く引き返すことに。
納得がいかず、ぐずり始めた我が息子の様子を見て、今日はここまでかなと思っていたその時、ふと地面に目を向けると、たくさんのドングリが落ちていました。
その瞬間、我が息子の表情がパッと明るくなり、気持ちはすぐに切り替わりました。「ドングリころころ」の歌を口ずさみながら、夢中でドングリを拾い始めました。
そしてしばらくすると、ドングリを足で踏みつけて遊び出したのです。変わった遊び方だなと思って見ていると、実は理由がありました。足で殻を割って、中身を器用に取り出していたのです。
なるほど、観察と実験が融合した遊びだったのですね。子どもの発想にはいつも驚かされます。
さらにその先で、小さなアリの行列を見つけました。地面にしゃがみ込み、じっと観察しながら「おさんぽクンクン」という歌を歌い始めました。
「ありさん、ぎょうれつ…🎵」
大人の目では気づかないほど小さな世界にも、彼は敏感に反応します。じっと見つめ、耳を澄まし、全身で世界を感じ取っているようでした。気づけば、地面に寝そべってアリの行列を観察していて、おかげで洋服には鳥のフンまでついてしまいましたが、そんなことも笑ってしまうくらい、何か尊いものを感じました。
こうして振り返ると、一見何気ない「公園でのひととき」に、我が息子にとって成長のタネがいくつも転がっていることに気づかされます。
遊びの中には、発見があり、工夫があり、そして感動があります。楽しいと感じるからこそ、心が動き、学びが深まっていくのだと思いました。
私たちフォレストキッズ八事教室でも、子どもたち一人ひとりの「遊びの中にある学び」を大切にしています。子どもたちの「できた!」という小さな一歩を見逃さず、その瞬間をともに喜び合う。そんな日々の積み重ねこそが、子どもたちの未来につながると信じています。
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フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
フォレストキッズ八事教室は、名古屋市昭和区にある、発達に特性をもつお子さんの“できること”をひとつずつ増やしていく、児童発達支援・放課後等デイサービスです。
言語聴覚士や作業療法士、保育士など専門スタッフが協力し合い、遊びや学びを通して「できた!」の笑顔が広がる時間を大切にしています。
今日は、先月の休日に知的障害と自閉症の特性を持つ我が息子と一緒に出かけた公園での出来事についてお話ししたいと思います。
その公園はもう何度も訪れている場所です。
なので我が息子は公園の地形や遊具の配置をすっかり覚えています。
遊ぶ順番も、彼の中で決まった「遊びのルーティン」があります。
最初は、小さな池のそばに立ち、小石を池の中へ投げ入れます。水面に広がる波紋の形や、光の揺らぎをじっと見つめながら、しばらくその変化を楽しむ姿が印象的です。彼にとっては、これは立派な“観察遊び”。音や形の違いを感じ取りながら、自然の法則を肌で学んでいるようでした。
次はブランコです。保育園時代、体が小さかった頃には、先生が後ろから押してくれていました。その名残りなのか、最近は私に
「おーしーて!」と
言うようになりました。
我が息子が知っている単語の中から絞り出し、しっかりと声に出して「押して」と伝えてくる姿に、言葉の成長を感じます。遊びの中では、言葉の表出が自然と増えるものですね。
楽しいという気持ちが、言葉を引き出してくれるのだと思います。
ブランコが終わると、長い柵の上を歩く「綱渡りごっこ」。手をつないで一歩ずつ慎重に進むその表情は真剣そのもの。バランスを取りながらも、どこか嬉しそうに笑っています。まさに、遊びの中で体幹を鍛え、平衡感覚を磨いている瞬間です。
そして、いつもならそのまま林の中のお散歩コースへ向かうのですが、秋も深くなり寒くなってきているのにもかかわらず、林の中は藪蚊が多く、泣く泣く引き返すことに。
納得がいかず、ぐずり始めた我が息子の様子を見て、今日はここまでかなと思っていたその時、ふと地面に目を向けると、たくさんのドングリが落ちていました。
その瞬間、我が息子の表情がパッと明るくなり、気持ちはすぐに切り替わりました。「ドングリころころ」の歌を口ずさみながら、夢中でドングリを拾い始めました。
そしてしばらくすると、ドングリを足で踏みつけて遊び出したのです。変わった遊び方だなと思って見ていると、実は理由がありました。足で殻を割って、中身を器用に取り出していたのです。
なるほど、観察と実験が融合した遊びだったのですね。子どもの発想にはいつも驚かされます。
さらにその先で、小さなアリの行列を見つけました。地面にしゃがみ込み、じっと観察しながら「おさんぽクンクン」という歌を歌い始めました。
「ありさん、ぎょうれつ…🎵」
大人の目では気づかないほど小さな世界にも、彼は敏感に反応します。じっと見つめ、耳を澄まし、全身で世界を感じ取っているようでした。気づけば、地面に寝そべってアリの行列を観察していて、おかげで洋服には鳥のフンまでついてしまいましたが、そんなことも笑ってしまうくらい、何か尊いものを感じました。
こうして振り返ると、一見何気ない「公園でのひととき」に、我が息子にとって成長のタネがいくつも転がっていることに気づかされます。
遊びの中には、発見があり、工夫があり、そして感動があります。楽しいと感じるからこそ、心が動き、学びが深まっていくのだと思いました。
私たちフォレストキッズ八事教室でも、子どもたち一人ひとりの「遊びの中にある学び」を大切にしています。子どもたちの「できた!」という小さな一歩を見逃さず、その瞬間をともに喜び合う。そんな日々の積み重ねこそが、子どもたちの未来につながると信じています。
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