みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
今日のブログでは、先日双子の息子たちとおばあちゃんのお家の庭で遊んでいたときに二人の様子を見て感じた出来事があったのでそのご報告をさせていただきます。
ある日の午後、おばあちゃんのお家の庭で二人がそれぞれ面白そうな木の枝を拾って遊びはじめました。
木の枝を見つけて遊ぶ姿はよくある光景で、最初のうちは「まあ、よくある遊びだな」と少し離れて眺めていました。しかし、ふと二人の様子を見てみると、同じ木の枝でも、遊び方がまったく違うことに気づいたのです。
弟は、枝を剣のように振り回し、戦いごっこのような世界に入り込んでいました。風を切る音が気持ちいいのか、時折「えいっ!」と声を上げながら、全身を使って想像の世界を楽しんでいる様子でした。
一方で、知的障害を伴う自閉症の兄は、拾った木の枝を足で踏み折って遊んでいました。
ボキッ、ボキッ、と響く音と、足に伝わる感覚が心地よいのか、何度も繰り返しては満足そうに笑っています。同じ遊びをしているようで、実はそれぞれの興味や感覚の世界がまったく違う。その姿に改めてハッとさせられました。
さらに面白かったのは、このあとです。兄が折った枝を、弟が拾い集めて、今度は地面に絵を描きはじめたのです。折れた枝は、弟にとっては「描くためのえんぴつ」。兄にとっては「折ると気持ちいい素材」。そして最後には兄が折った枝を投げて、飛び方を楽しむ遊びへと発展していました。
同じ素材なのに、こんなにも遊び方が違う。
そして、それぞれの遊びがつながって、また新しい遊びが生まれていく。
子どもたちの「遊びの天才ぶり」を目の前にして、私はしばらく立ち止まり、深く考え込んでしまいました。
知的障害を伴う自閉症の特性を持つ兄には、大人が「こう遊ぶものだよ」と意図を持っておもちゃを渡しても、その通りに遊ばないことがあります。以前は「せっかく用意したのに…」と残念な気持ちになることもありました。でも、今回の二人を見て気づいたのです。
大人が持つ“こう遊んでほしい”という意図は、もしかしたら大人の都合でしかないのでは?
子どもたちは、できないのではなく、別の可能性を探しているだけなのでは?
意図したとおりに遊ばないことを「できない」と捉えるのではなく、
「この子は今、どう感じているんだろう?」
「どんな世界をつくって遊んでいるんだろう?」
と、子ども自身の視点で見ていくことの大切さを教えてもらいました。
そしてあらためて思いました。
子どもは、遊びから自分の力で可能性を広げていく存在だということを。
木の枝ひとつであれだけ世界を広げられるのだから、日々の生活でも、きっと無限の成長の種が転がっているはずです。
フォレストキッズ八事教室では、お子さまが持つ力や視点を尊重し、小さな“できた!”や“楽しい!”を一緒に積み重ねスモールステップで自尊感情を育む支援を心がけています。
今回、双子の息子たちが見せてくれた遊びの姿は、まさにその理念そのもの。
木の枝から生まれた小さな発見が、私にとって大きな学びになりました。
これからも、子どもたちが自分らしく可能性を広げていけるようにご家庭でも、教室でも、そして地域の中でも、そっと背中を押していける場所でありたいと感じた一日でした。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
今日のブログでは、先日双子の息子たちとおばあちゃんのお家の庭で遊んでいたときに二人の様子を見て感じた出来事があったのでそのご報告をさせていただきます。
ある日の午後、おばあちゃんのお家の庭で二人がそれぞれ面白そうな木の枝を拾って遊びはじめました。
木の枝を見つけて遊ぶ姿はよくある光景で、最初のうちは「まあ、よくある遊びだな」と少し離れて眺めていました。しかし、ふと二人の様子を見てみると、同じ木の枝でも、遊び方がまったく違うことに気づいたのです。
弟は、枝を剣のように振り回し、戦いごっこのような世界に入り込んでいました。風を切る音が気持ちいいのか、時折「えいっ!」と声を上げながら、全身を使って想像の世界を楽しんでいる様子でした。
一方で、知的障害を伴う自閉症の兄は、拾った木の枝を足で踏み折って遊んでいました。
ボキッ、ボキッ、と響く音と、足に伝わる感覚が心地よいのか、何度も繰り返しては満足そうに笑っています。同じ遊びをしているようで、実はそれぞれの興味や感覚の世界がまったく違う。その姿に改めてハッとさせられました。
さらに面白かったのは、このあとです。兄が折った枝を、弟が拾い集めて、今度は地面に絵を描きはじめたのです。折れた枝は、弟にとっては「描くためのえんぴつ」。兄にとっては「折ると気持ちいい素材」。そして最後には兄が折った枝を投げて、飛び方を楽しむ遊びへと発展していました。
同じ素材なのに、こんなにも遊び方が違う。
そして、それぞれの遊びがつながって、また新しい遊びが生まれていく。
子どもたちの「遊びの天才ぶり」を目の前にして、私はしばらく立ち止まり、深く考え込んでしまいました。
知的障害を伴う自閉症の特性を持つ兄には、大人が「こう遊ぶものだよ」と意図を持っておもちゃを渡しても、その通りに遊ばないことがあります。以前は「せっかく用意したのに…」と残念な気持ちになることもありました。でも、今回の二人を見て気づいたのです。
大人が持つ“こう遊んでほしい”という意図は、もしかしたら大人の都合でしかないのでは?
子どもたちは、できないのではなく、別の可能性を探しているだけなのでは?
意図したとおりに遊ばないことを「できない」と捉えるのではなく、
「この子は今、どう感じているんだろう?」
「どんな世界をつくって遊んでいるんだろう?」
と、子ども自身の視点で見ていくことの大切さを教えてもらいました。
そしてあらためて思いました。
子どもは、遊びから自分の力で可能性を広げていく存在だということを。
木の枝ひとつであれだけ世界を広げられるのだから、日々の生活でも、きっと無限の成長の種が転がっているはずです。
フォレストキッズ八事教室では、お子さまが持つ力や視点を尊重し、小さな“できた!”や“楽しい!”を一緒に積み重ねスモールステップで自尊感情を育む支援を心がけています。
今回、双子の息子たちが見せてくれた遊びの姿は、まさにその理念そのもの。
木の枝から生まれた小さな発見が、私にとって大きな学びになりました。
これからも、子どもたちが自分らしく可能性を広げていけるようにご家庭でも、教室でも、そして地域の中でも、そっと背中を押していける場所でありたいと感じた一日でした。
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